奈良県・明治
Meiji奈良県 の明治時代(1868 – 1912)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
南宋の宮廷画家・李迪が描いた国宝「帰牧図(騎牛)」。雪道を行く牛と牧童を色紙ほどの絹に精緻に表した双幅の名品で、奈良市の大和文華館が所蔵する。両幅に潜む隠し落款や、東山御物と伝わる伝来の歴史も見どころ。
奈良市登大路町の旧帝国奈良博物館本館は、宮内省内匠寮技師の片山東熊が設計し明治27年に竣工した煉瓦造建築。昭和44年に重要文化財に指定された。仏像館として公開中だが令和8年9月14日から改修休館に入る。
明治35年(1902年)竣工、関野貞の設計による近代和風建築。宇治の平等院鳳凰堂をなぞった左右対称の外観に、和風の細部と洋風の構造、イスラム風の窓を併せ持つ。奈良公園に立ち、現在は奈良国立博物館が管理する重要文化財。
上田家住宅客門及び塀は、かつて主屋の南西にあった離座敷のための門と塀である。明治前期の一間腕木門で、垂木に反りを付けた軒と簓子下見板張の塀を備える。奈良県吉野町山口に所在し、2025年に国の登録有形文化財となった。
奈良県斑鳩町龍田の太田酒造で最大の建物。石積基礎に載り、敷地西辺に長大な壁面を見せる明治初期の仕込蔵で、南妻面で南大蔵に接続する。醸造がつくり出した歴史的景観への寄与が登録の理由である。
奈良県斑鳩町龍田の太田酒造の明治初期の大きな醸造蔵。居住区画と北西の醸造区画をつなぐ位置に建ち、東長屋と西大蔵に接する。連なる蔵が龍田の醸造の町並みを形づくるうえで中心的な役割を担う。
奈良市鵲町の岡田家住宅主屋は、明治前期に助産婦の住居として建てられた町家。右手の通り土間に沿ってミセノマ、ブツマ、ザシキを一列に並べ、建ちの低い古式を残す。平成26年登録の有形文化財で、内部は非公開。
奈良県橿原市小槻町の岡橋家住宅瀬戸物蔵は明治20年頃の建築で、建築面積24平方メートルと敷地内の蔵七棟で最小。置屋根形式の本瓦葺で腰を海鼠壁とし、東面の戸口に銅板葺の庇を付す。令和2年登録の非公開建造物。
奈良県大和郡山市の旧街道沿いに建つ葉本家住宅主屋は、明治初期の両替商の町屋として国登録有形文化財に登録されています。出格子や虫籠窓が調和した端正な外観と、名指物師・川崎幽玄の祖父による精緻な建具や欄間が見どころです。
南宋の周必大が編んだ欧陽脩の文集を版行した宋刊本の国宝。鎌倉の金沢文庫に伝来し、ほぼ完本の39冊が天理図書館に残る。後世の定本となった南宋版の校訂の精度と、海を渡った一書のたどった数奇な来歴を見つめる。
奈良・天理大学附属天理図書館が所蔵する国宝「宋版劉夢得文集」。唐の詩人・劉禹錫(字は夢得)の詩文を収めたこの宋代刊本は、栄西禅師が宋から請来し、建仁寺に伝わり、足利義満も鑑賞したと伝えられる稀覯書。中国と日本の文化交流の結晶ともいえる逸品をご紹介します。