江戸
Edo江戸時代(1603 – 1868)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
国立公文書館が所蔵する重要文化財。漂流してロシアに渡った大黒屋光太夫の見聞を蘭学者桂川甫周が編んだ書で、衣服や器物を描いた図、銅版図を手写した地図を含む。全体がデジタルアーカイブで無料公開されている。
享保15年に仏門へ入り東雨と号した土屋安親が、晩年に銘した鐔。素銅地の左に干網、右に群千鳥を透彫で抜き、自ら創始したと伝わる金の摺付象嵌で景を引き締める。昭和28年指定の重要文化財で、現在は東京の個人蔵。
永青文庫が伝える細川家文書。平成25年指定の二百六十六通は信長文書約58通や本能寺の変後の明智・秀吉文書を含む。令和7年に九千三百四十六通が追加され、計九千六百十二通の重要文化財となった。肥後熊本藩主細川家伝来の一級史料群。
東京国立博物館が蔵する南宋の禅僧・北磵居簡の墨蹟一幅。紹定2年(1229)、蘇州承天寺の万仏閣に登った折の偈頌で、痩硬の筆致が際立つ。記録上もっとも早く茶掛けに用いられた墨蹟とされる。昭和31年指定の重要文化財。
東京・白金台の荏原畠山美術館に所蔵される重要文化財「割高台茶碗」。十文字に断ち割られた高台が放つ大胆な造形美と、近代数寄者・畠山即翁が見出した破格の魅力を、朝鮮王朝時代16世紀の高麗茶碗の歴史とともにご紹介します。
東京都世田谷区の五島美術館が所蔵する国宝「紙本墨画六祖挟担図」は、中国・南宋時代(13世紀)に描かれた禅画の名品です。画面左下の「直翁」の印で知られるこの一幅は、禅宗第六祖・慧能が『金剛経』の読誦に聴き入る瞬間を、淡墨の中に濃墨を点じる罔両画様式で描き出しています。偃谿黄聞の賛が制作時期を示す貴重な作例で、1952年に国宝指定されました。拝観情報と見どころを詳しく紹介します。
東京・南青山の根津美術館が所蔵する国宝「紙本墨画漁村夕照図〈伝牧谿筆〉」は、13世紀の南宋時代に描かれたとされる水墨画の最高峰。瀟湘八景図の一図で、足利義満の鑑蔵印「道有」を捺す東山御物。夕陽の三条の光と湿潤な大気を墨だけで描き出した、数年に一度しか公開されない幻の名品です。
神山町下分栗生野の粟飯原家住宅は、鮎喰川上流左岸の山裾に建つ宝永7年建築の民家。附指定の棟札が建築年代を示す。二間取りや三間取りが通例だった時代の六間取り平面は地方最古とされ、昭和51年に重要文化財に指定された。
徳島市一宮町の一宮神社本殿は、寛永7年建築の三間社流造。正面に千鳥破風、向拝に向唐破風を重ね、要所の彫刻を極彩色で仕上げる。明治の神仏分離まで四国八十八箇所第十三番札所であり、平成5年に重要文化財に指定された。
切幡寺大塔は徳島県阿波市市場町切幡の切幡寺にある元和4年(1618年)の二重塔で、重要文化財。大阪の住吉大社神宮寺の西塔を明治初年に移築したもので、初重方五間・二重方三間の平面と形態は全国で唯一。塔の歴史を考えるうえで重要な遺構。
丈六寺観音堂は徳島市丈六町の丈六寺にある慶安元年(1648年)の観音堂で、重要文化財。桁行三間・梁間四間の堂に、二重の寄棟造・本瓦葺の屋根を架ける。棟札6枚もあわせて指定されている。丈六寺には本堂・三門・経蔵を含め重要文化財が4件ある。
丈六寺経蔵(旧僧堂)は徳島市丈六町の丈六寺にある寛永21年(1644年)の建物で、重要文化財。もとは僧堂で、桁行五間・梁間三間の寄棟造・本瓦葺に八角輪蔵が付く。棟札5枚もあわせて指定されている。平成10年に丈六寺4件目の重要文化財となった。
丈六寺本堂(元方丈)は徳島市丈六町の丈六寺にある寛永6年(1629年)の建物で、重要文化財。もとは方丈で、桁行18.7メートル・梁間11.8メートルの入母屋造・本瓦葺。棟札5枚もあわせて指定されている。丈六寺には重要文化財が4件ある。
徳島県美馬市木屋平、穴吹川上流の山中に建つ江戸前期の民家。桁行22.2メートル、寄棟造茅葺の大規模な建物で、県内最古の民家として昭和51年に重要文化財に指定された。大嘗祭に麁服を調進してきた三木家の住まいである。
徳島県美馬市美馬町の安楽寺山門は、宝暦6年に建てられた三間三戸二階二重門。上重は禅宗様の三手先詰組、下重は斗を用いない特異な組物で、扉上部の中備には鬼面を飾る。平成21年に登録有形文化財に登録された。
徳島県板野郡上板町、四国八十八ヶ所第6番札所の安楽寺方丈は、江戸時代後期に建てられた木造平屋建の座敷。周囲を本瓦葺とする入母屋造茅葺で、上段の間は藩主の座所と伝わる。平成21年に登録有形文化財に登録された。
大泉堂は徳島県つるぎ町貞光にある江戸時代中期の堂で、登録有形文化財。端四国八十八箇所霊場の第十三番札所で、桁行4.0メートルの宝形造・本瓦葺の三間堂とし、三方を吹き放ちとする。縁のない簡易なつくりながら重厚な雰囲気を見せる。
皆瀬堂は徳島県つるぎ町貞光にある文化13年(1816年)の堂で、登録有形文化財。端四国八十八箇所霊場の第三十四番札所で、宝形造・桟瓦葺の三間堂の北面に仏間を設け、南と東を吹き放ちとして縁を付ける。簡易なつくりが地域の信仰を伝える。
徳島県美馬市の鎌村家住宅主屋は、天保10年(1839年)に建てられたつし2階の住宅。妻壁まで漆喰で塗り込めた大壁と本瓦葺の二段の屋根をもち、屋敷の中心となる建物として、2007年に登録有形文化財に登録された。
徳島県美馬市の鎌村家住宅中庭土塀は、江戸時代末期の瓦葺の土塀で延長16メートル。屋敷を囲んでいた土塀の名残の一つだが、文化庁の公開データベースでは解説欄が東井戸と同じ文面になっており、塀の細部は確かめられない。