島根県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 島根県島根県に所在する重要文化財。
明治36年(1903年)初点灯の出雲日御碕灯台は塔高43.65mで、石造灯台では国内最高。設計は逓信省の石橋絢彦、外壁を切石、内壁を煉瓦とする二重壁が特徴で、2022年に重要文化財へ。163段を登れば日本海が広がる。
雲樹寺四脚門(大門)は島根県安来市の参道に立つ室町前期の門で、明治37年に指定された県内最初期の重要文化財。文政3年の火災で伽藍の大半が焼けたなか難を逃れ、禅宗様の木組みを今日に残す。
神魂神社末社貴布祢稲荷両神社本殿は、国宝本殿のすぐ左に建つ天正11年(1583年)の重要文化財。奇数間を原則とする神社建築で二間社流造をとるのは、貴布祢社と稲荷社の二社を一棟に収めたためである。
島根県松江市の有澤家山荘に建つ菅田庵及び向月亭は、寛政4年頃に松江藩七代藩主・松平不昧の指図で建てられた重要文化財の茶室。幅約42センチの中板を入れた一畳台目の席と、建仁寺垣を抜けて開ける庭が見どころ。
島根県出雲市の旧大社駅本屋は、大正13年に出雲大社参詣の表玄関として建てられた木造平屋の駅舎で、国の重要文化財。約5年の保存修理を終え、令和8年4月に公開を再開した。折上格天井の待合室と厨子形の出札室が見どころ。
島根県安来市の清水寺本堂(根本堂)は、明徳4年に建てられた桁行七間・梁間七間のこけら葺仏堂で、明治37年に国の指定を受けた重要文化財。戦国期の兵火で山内にただ一棟だけ焼け残った堂であり、境内の拝観は無料。
島根県益田市に鎮座する染羽天石勝神社本殿は、天正11年(1583年)に益田氏により再建された安土桃山時代の神社建築の傑作です。三間社流造・檜皮葺の朱塗り社殿には、精緻な蟇股彫刻や透彫手挾など桃山建築の粋が凝縮されており、昭和4年に国の重要文化財に指定されました。神亀2年(725年)創建の由緒ある式内社で、境内の巨大な注連岩は太古の磐座信仰を今に伝えています。
島根県隠岐諸島・西ノ島の焼火山中腹に鎮座する焼火神社は、天然の岩窟に半ば埋もれるように建つ荘厳な社殿で知られています。享保17年(1732年)に大坂で木造りされ現地で組み立てられた本殿をはじめ、通殿・拝殿からなる複合社殿は隠岐最古の神社建築として平成4年に国の重要文化財に指定されました。古来より航海安全の神として日本海沿岸一帯に広く信仰を集め、歌川広重や葛飾北斎の版画にも描かれた名社です。
島根県吉賀町注連川にある江戸後期の農家。桁行7.6メートル、梁間6.0メートルの入母屋造茅葺で、比較的小規模な一般農家の形態を示す。近世民家の少ない石見地方で古式を伝える遺例として、昭和44年に重要文化財に指定された。
島根県雲南市吉田町に残る重要文化財の農家、堀江家住宅。江戸中期の建立で、登り梁を架け渡して大広間を柱なく抜いた木組みと、保存のよい土間が見どころです。たたら製鉄の里に建つ、寄棟造の茅葺の主屋を紹介します。
島根県益田市にある萬福寺本堂は、応安7年(1374年)の建立と伝わる重要文化財。桁行七間・梁間七間の大規模な寄棟造で、鎌倉時代の様式を色濃く残す貴重な遺構です。背後には画聖・雪舟が築いた名園が広がり、中世益田氏の文化の粋を伝えています。
島根県隠岐諸島・島後の北西部に鎮座する隠岐国一宮、水若酢神社。寛政7年(1795年)に再建された本殿は、隠岐諸島でしか見られない独自の建築様式「隠岐造」を伝える貴重な遺構として、平成4年に国の重要文化財に指定されました。茅葺の切妻大屋根、樹齢300年のクロマツ並木、隠岐古典相撲の土俵、2年に一度の祭礼風流など、千年以上の歴史と離島ならではの文化が息づくこの古社の魅力を、訪問情報とともにご紹介いたします。