静岡県の登録有形文化財
静岡県 · 登録有形文化財
臨済宗方広寺派の宗務総長が執務する、切妻造・桟瓦葺の平屋建である。渡廊下で大庫裡に接続し、知客寮とともに大本山の寺務空間を構成する。明治中期の建築で、令和元年に国の登録有形文化財となった。
開山堂北面に接続し、開祖無文元選をまつる宝形造・銅板葺の小堂である。尾垂木付二手先の詰組や虹梁の絵様彫刻など上質な意匠をもつ。明治中期の建築で、令和元年に国の登録有形文化財となった。
本堂前広場の東に建つ方一間・袴腰付の鐘楼である。玉石積の基壇の上に据わり、吹き放しの上層に廻した縁を二手先の腰組が支える。大正11年頃の建築で、令和元年に国の登録有形文化財となった。
行在所の東方、崖下に南面して建つ坐禅の堂である。四半敷の土間に達磨像をまつり、両側に畳敷の高床を設ける。花頭窓や桟唐戸に禅宗様が表れる。昭和8年の建築で、令和元年に国の登録有形文化財となった。
参道入口に南面する一間高麗門である。扉を備えず左右に矩折れの袖塀を付し、良材を用いた丁寧なつくりで格調ある門前景観を整える。明治中期の建築で、令和元年に国の登録有形文化財となった。
本堂東に西面して建つ、建築面積513㎡の長大な庫裡である。正面中央の唐破風玄関と左右の入母屋突出部が豪壮な表構えをつくる。北は展示室、南は事務室とする。大正前期の建築で、令和元年に登録された。
本堂西面に接続する賓客用の玄関である。向唐破風・本瓦葺に桟唐戸を構え、虹梁上の蟇股に菊花紋を付す。開山を皇子とする寺の由緒を映す。大正4年の建築で、令和元年に国の登録有形文化財となった。
開山堂正面の石垣上に南面して建つ四脚門である。前後に軒唐破風を付した銅板葺で、冠木上の蟇股に菊花紋をあしらう。皇子を開山とする寺の格を示す。明治40年の建築で、令和元年に登録された。
拝殿に接続し、鎮守・半僧坊大権現をまつる入母屋造の堂である。建ちの低い構成と深い軒が特徴で、明治14年の大火を免れ半僧坊信仰の広がりの起点となった。明治21年の建築で、令和元年に登録された。
静岡県三島市にある三嶋暦師の館は、日本最古の仮名文字暦「三嶋暦」を五十代にわたり製造した河合家の旧宅を活用した博物館です。安政地震後に関所建築を移築した国登録有形文化財の建物で、版木や暦資料の展示のほか、無料の印刷体験も楽しめます。
静岡県小山町の鮎沢川に架かる森村橋は、1906年(明治39年)に富士紡績の物資輸送用トロッコ橋として誕生した、橋長39メートルの鋼製トラス橋です。日本人技術者・秋元繁松が設計し東京石川島造船所が製作した、邦人設計の初期トラス橋として中部地方最古の遺構。2005年に国の登録有形文化財に登録され、2020年の修復事業は土木学会田中賞を受賞しました。
静岡県熱海市桃山町に佇む陽明館は、昭和14年(1939年)に製紙系財閥の別荘として建てられた木造二階建の数寄屋造り建築です。縁高欄を附した楼閣風の二階や和洋折衷の意匠が特徴で、2019年に国の登録有形文化財に登録されました。初島や伊豆大島を望む絶景と繊細な職人技が息づく、熱海の近代別荘文化を伝える貴重な建築遺産です。
静岡県伊東市の松川河畔に建つ旅館いな葉は、大正末期に建てられた木造3階建ての旅館建築で、1998年に国の登録有形文化財に登録されました。「油差し」と呼ばれる独特な望楼や、欅の床板、53畳の大広間、文福茶釜の湯口など見どころが多く、現在は「ケイズハウス伊東温泉」として宿泊体験が可能です。