天竜浜名湖鉄道金指駅高架貯水槽とは

天竜浜名湖鉄道金指駅高架貯水槽は、静岡県浜松市浜名区の天竜浜名湖鉄道の金指駅の構内にある昭和13年(1938年)頃の鉄筋コンクリート造の高架貯水槽で、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「てんりゅうはまなこてつどうかなさしえきこうかちょすいそう」。

文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造で、面積13平方メートル。登録番号は22-0153である。

4本の脚に載る円形の水槽

金指駅高架貯水槽はプラットホームの西北にある鉄筋コンクリート造の貯水槽である(文化庁)。0.5メートル角の柱4本を、足元で4メートル四方に内側へ傾けて立て、外径4メートルの円形の水槽を支える。中央にはバルブ付きの鉄管を下ろす。

天竜浜名湖鉄道によれば、容量は約18トンで、水槽の頂部を円形にしている点が特徴である。基礎部には揚水ポンプが付けられていた跡が残る。製作時期を示す資料はないが、金指駅が昭和13年(1938年)4月に開業した時には完成していたと考えられている。

登録有形文化財としての価値

天竜浜名湖鉄道金指駅高架貯水槽は、登録基準のうち「国土の歴史的景観に寄与しているもの」にあたるとして登録された(文化庁)。文化庁は、力強い外観をもつ構造物としている。蒸気機関車への給水施設として、天竜二俣駅の運転区とともに残る数少ない例である(天竜浜名湖鉄道)。

見どころ

内側に傾く4本の柱と、頂部を丸く仕上げた円形の水槽、中央に下りる鉄管が見どころである(文化庁、天竜浜名湖鉄道)。

見学について

金指駅は駅員のいる駅で、駅の窓口の営業時間は平日が午前7時15分から午後4時15分、土日祝日が午前9時から午後4時15分である(天竜浜名湖鉄道)。龍潭寺などの観光地への玄関口でもある(天竜浜名湖鉄道)。乗車券や転車台の見学ツアーの案内は天竜浜名湖鉄道のページにまとめてある。線路や鉄道の敷地には立ち入らないこと。

文化庁の記録の所在地にある浜松市北区は、令和6年(2024年)1月1日の行政区再編で浜名区になった(浜松市)。町名と番地は変わっていない。

Q&A

Q天竜浜名湖鉄道金指駅高架貯水槽はいつ造られましたか?
A昭和13年(1938年)頃です(文化庁)。
Q天竜浜名湖鉄道金指駅高架貯水槽はどこにありますか?
A浜松市浜名区(旧北区)引佐町金指の金指駅、ホームの西北にあります(文化庁、浜松市)。
Q天竜浜名湖鉄道金指駅高架貯水槽の見どころは?
A内側に傾いた4本の柱と、頂部を丸くした円形の水槽です(文化庁、天竜浜名湖鉄道)。
Q天竜浜名湖鉄道金指駅高架貯水槽は見学できますか?
A金指駅の構内にあり、駅を利用する際に外から見ることができます(天竜浜名湖鉄道)。
Q天竜浜名湖鉄道金指駅高架貯水槽が登録有形文化財になったのはいつですか?
A平成23年(2011年)1月26日です(文化庁)。

基本情報

名称天竜浜名湖鉄道金指駅高架貯水槽(てんりゅうはまなこてつどうかなさしえきこうかちょすいそう)
所在地静岡県浜松市北区引佐町金指字東金指1033-2
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成23年(2011年)1月26日登録
員数1基
寸法鉄筋コンクリート造、面積13㎡
所有者天竜浜名湖鉄道株式会社
公開状況金指駅構内(外観のみ)

参考文献

天竜浜名湖鉄道金指駅高架貯水槽(国指定文化財等データベース)
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008469
文化財を巡る(天竜浜名湖鉄道)
https://www.tenhama.co.jp/spot/bunkazai/
金指駅(天竜浜名湖鉄道)
https://www.tenhama.co.jp/about/station/kanasashi/
行政区の再編について(浜松市)
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/kikaku/kuseido/index.html

最終更新日: 2026.10.14