天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽とは
天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽は、静岡県浜松市天竜区の天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅の構内にある昭和15年(1940年)頃の鉄筋コンクリート造の高架貯水槽で、平成23年(2011年)1月26日に国の登録有形文化財(建造物)となった(文化庁)。読みは「てんりゅうはまなこてつどううんてんくこうかちょすいそう」。
文化庁の記録では、鉄筋コンクリート造で、面積28平方メートル。登録番号は22-0166である。
蒸気機関車に水を送った貯水槽
運転区高架貯水槽は揚水機室の東約20メートルにあり、6本のコンクリート造の脚の上に、外径6メートル、容量70トンのコンクリート造の貯水槽を載せる(文化庁)。脚の内側にはポンプや配管の一部が残る。
天竜浜名湖鉄道によれば、全体の高さは地面から11.6メートルある。製作時期を示す資料はないが、昭和15年(1940年)当時の古写真に写っており、開業に間に合うように造られたことがわかる。脚部の高さ3.94メートルまでのコンクリートの増し打ちは、昭和19年(1944年)の東南海地震のあとの補強と伝えられる。
登録有形文化財としての価値
天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽は、登録基準のうち「国土の歴史的景観に寄与しているもの」にあたるとして登録された(文化庁)。文化庁は、揚水機室と一体で、昭和前期の鉄道施設の一端を物語るものとしている。
見どころ
6本の脚に載る円形の貯水槽と、脚の内側に残るポンプや配管、地震後に増し打ちされた脚部のコンクリートが見どころである(文化庁、天竜浜名湖鉄道)。
見学について
天竜二俣駅の構内にあり、ふだんは立ち入れない。天竜浜名湖鉄道は昼間の転車台ツアーを行っており、浜松市天竜区の令和3年(2021年)の記事では、駅員の案内で転車台や扇形車庫、運転区の建物を約40分かけて回る「転車台&鉄道歴史館見学ツアー」が毎日開かれていた。乗車券や転車台の見学ツアーの案内は天竜浜名湖鉄道のページにまとめてある。線路や鉄道の敷地には立ち入らないこと。
Q&A
- 天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽はいつ造られましたか?
- 昭和15年(1940年)頃です(文化庁)。
- 天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽はどこにありますか?
- 天竜二俣駅の構内、揚水機室の東約20メートルにあります(文化庁)。
- 天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽の見どころは?
- 6本の脚に載る容量70トンの円形の貯水槽です(文化庁)。
- 天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽は見学できますか?
- ふだんは立ち入れませんが、天竜二俣駅の転車台見学ツアーで案内されます(天竜浜名湖鉄道、浜松市天竜区)。
- 天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽が登録有形文化財になったのはいつですか?
- 平成23年(2011年)1月26日です(文化庁)。
基本情報
| 名称 | 天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽(てんりゅうはまなこてつどううんてんくこうかちょすいそう) |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県浜松市天竜区二俣町阿蔵字坂下230-2 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成23年(2011年)1月26日登録 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | 鉄筋コンクリート造、面積28㎡ |
| 所有者 | 天竜浜名湖鉄道株式会社 |
| 公開状況 | 天竜二俣駅構内(見学ツアー時に公開) |
参考文献
- 天竜浜名湖鉄道運転区高架貯水槽(国指定文化財等データベース)
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00008482
- 文化財を巡る(天竜浜名湖鉄道)
- https://www.tenhama.co.jp/spot/bunkazai/
- 天竜二俣駅(天竜浜名湖鉄道)
- https://www.tenhama.co.jp/about/station/tenryufutamata/
- 天竜二俣駅にて転車台の見学ツアー(浜松市天竜区)
- https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/tn-shinko/dekigoto/r0730_dekigoto.html
最終更新日: 2026.10.14