栃木県・大正
Taishō栃木県 の大正時代(1912 – 1926)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
栃木県日光市と群馬県みどり市の境のわたらせ渓谷鐵道笠松トンネル。大正元年に築かれた延長362メートルの単線トンネルで、旧足尾鉄道で最長。石積の側壁に4枚厚の煉瓦のアーチを架け、内部に6か所の退避所を設ける。
栃木県栃木市嘉右衛門町、旧日光例幣使街道に面する商家敷地の奥に建つ大正13年建築の主屋。桁行4間梁間2間半、入母屋造の木造2階建で、2階南面の縁側に全面ガラス戸を建て込む。平成16年に登録有形文化財となった。
栃木県栃木市嘉右衛門町、旧日光例幣使街道に東面して建つ大正13年建築の木造2階建店舗。隣地に接する北側の妻壁を凝灰岩の石積とし、屋根の上まで立ち上げて卯建風とする。平成16年に登録有形文化財となった。
稲荷川第三砂防堰堤は大正10年(1921年)に日光市の稲荷川に築かれた登録有形文化財。堤長76メートルの直線の堤体に幅3.3メートルの広い天端を持ち、大きな転石の衝撃に備えた初期の堰堤の形をよく示す。
稲荷川第十砂防堰堤は大正12年(1923年)に日光市の稲荷川に築かれ、昭和期に増築された登録有形文化財。中流域の狭い谷の出口に立ち、厳しい自然条件のなかで手直しを重ねて機能を保ってきた砂防の歴史を示す。
稲荷川第二砂防堰堤は大正9年(1920年)に日光市の稲荷川に築かれた登録有形文化財。流失した第一堰堤の反省から練積とし、丸みのある台形の水通しと8か所の水抜きを備える、蒲式と呼ばれる堰堤群の最古の1基。
稲荷川第四砂防堰堤は大正10年(1921年)に日光市の稲荷川に築かれた登録有形文化財。堤高3.6メートルと7基で最も低く、上流面を垂直、下流面を4分とし、上流の第二・第三堰堤と段をなす谷の景観をつくる。
稲荷川第六砂防堰堤は大正11年(1922年)に日光市の稲荷川に築かれた登録有形文化財。大谷川との合流点から約2.8キロ上流、安山岩の岩盤に据えた低い練積堰堤で、川の勾配を9.9%から5.4%に緩める。
栃木県小山市乙女の小川家住宅肥料蔵は、大正2年(1913年)に肥料問屋「車屋」小川家が商品の肥料を納めるために建てた土蔵。3室に大戸口を開き、倉庫には珍しい洋風のキングポストトラスを用いる。一部は資料展示室。
栃木県宇都宮市の小野口家住宅石塀は、大正中期に築かれた大谷石積みの塀。延長174メートルで屋敷の南辺以外を囲み、長屋門や蔵をつなぐ。切石4段の基礎に笠石を載せ、西辺の最上段には小窓が並ぶ。2006年登録。
栃木県宇都宮市の小野口家住宅旧乾燥小屋は、長屋門を移した大正中期に建てられた大谷石積みの平屋建。もとは葉煙草の乾燥に使われた。収納口を敷地の内側に向け、長屋門に続いて屋敷正面に石の並びをつくっている。
加登屋旅館本館は栃木県那須塩原市板室の板室温泉に建つ大正8年(1919年)ごろの木造3階建の旅館で、登録有形文化財。2・3階に6畳間の客室を並べ、東の正面に木製の手摺を張り出して、湯治場としての温泉街の情緒を見せる。
栃木県鹿沼市睦町の鹿沼市文化活動交流館石蔵(旧帝国繊維石蔵)は大正初期の石造平屋建倉庫。下段に深岩石、上部に大谷石を積み、キングポストトラスが桁行約55メートルの無柱空間を支える。南妻壁に丸に麻の社章を刻む。平成26年登録。
唐沢山城の二の丸跡に建つ唐澤山神社神楽殿。大正4年(1915)竣工。入母屋造妻入銅板葺で、三方に切目縁と擬宝珠高欄を巡らす。内部は奥に神棚を備えた舞台と後座に分かれ、祭礼の際に神楽が奉納される、境内の景観を形づくる社殿である。
唐沢山城の三の丸西方、四ツ目堀に架かる唐澤山神社神橋。大正13年(1924)築の鉄筋コンクリート単桁橋で、切石積の橋台に緩いアーチの桁を架け、御影石の擬宝珠欄干をまとう。近代の構法が石橋の姿で歴史的景観に調和した小さな橋である。
饗茶庵花蓮店舗(旧安生家住宅主屋)は栃木県鹿沼市上材木町にある大正5年(1916年)の和洋折衷の住宅の主屋で、登録有形文化財。寄棟造の正面に切妻造の玄関を付け、北に石造風の外壁の洋室、南に座敷を配する。現在はスポーツジムに使われる。
好古壱番館(旧安達呉服店店舗)は栃木市万町にある大正12年(1923年)の呉服商の店舗で、登録有形文化財。蔵造の町並みに点在する洋風建築の一つで、銅板葺のマンサード屋根に屋根窓を設け、柱や扁平アーチを石張りで石造風に仕上げる。
杉田酒造大正蔵は、栃木県小山市上泉の杉田酒造に大正3年(1914年)頃に新築された土蔵造2階建の蔵です。丸太の桁梁を束で二重に組んだ梯子状の小屋組がほぼ創建時のまま残り、2階は連絡路で隣の仕込蔵とつながっています。
高木会館は栃木県那須塩原市本町にある大正7年(1918年)の石造2階建の建物で、登録有形文化財。黒磯で初めての銀行の本店として建てられ、正面を芦野石、ほかを大谷石とし、櫛形風のペディメントを備える町並みのシンボルである。
栃木県足利市、田沼家の屋敷地北西隅に建つ稲荷社。大正15年の建立で、流造の一間社を入母屋造・銅板葺の欅材の覆屋に納める。棟札から棟梁穐山兼吉が判明する小社で、2006年に登録有形文化財となった。個人住宅のため非公開。