加田家住宅塀とは

加田家住宅塀は、和歌山県和歌山市薮ノ丁にある昭和時代初期の煉瓦造の塀で、平成19年(2007年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「かだけじゅうたくへい」。

加田家住宅塀は敷地の西面にあり、表門の左右に延びる。高さ2m、総延長31mで、煉瓦で積んだ壁の上を桟瓦葺の屋根で覆っている。

加田家住宅塀が登録有形文化財になった理由

加田家住宅塀は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録有形文化財に登録された。登録番号は30-0111で、屋敷の9件のうち最後の番号である。

文化庁の解説が注目するのは、内と外で仕上げを使い分けている点である。道路に向けた面は重厚に、屋敷の内側に向けた面は落ち着いた仕上げにしており、1枚の塀が2つの顔をもつ。

加田家住宅塀の見どころ

外側の面には、地元で採れる青石(緑泥片岩)が貼られている。緑がかった板状の石を並べて石積のように見せており、内部の煉瓦は外からは見えない。

足もとの基部には御影石を貼り、上の青石との間で色と質感を切り替えている。通りに沿って31mにわたって続く石の面が、屋敷の西側を引き締めている。

内側はモルタルを塗り、刷毛で筋目をつける刷毛引きで仕上げている。外が石の重さを見せるのに対し、内は平らで控えめな面になる。加田家住宅塀の内側は公開されていないため、内外の違いは文化庁のデータベースの写真で確かめたい。

加田家住宅塀の見学

加田家住宅塀は西側の道路に面しているため、外側の青石の面は道から見ることができる。塀の内側と敷地は個人の住宅のため公開されていない。塀に触れたり、寄りかかったりしないようにしたい。屋敷全体の行き方は加田家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q加田家住宅塀の大きさは?
A高さ2m、総延長31mで、表門の左右に延びています。
Q加田家住宅塀は何でできていますか?
A煉瓦造で、屋根は桟瓦葺です。外側に青石(緑泥片岩)、基部に御影石を貼っています。
Q加田家住宅塀の内側と外側はどう違いますか?
A外側は青石貼りの石積風で重厚に、内側はモルタル塗りの刷毛引きで落ち着いた仕上げにしています。
Q加田家住宅塀に使われている青石とは何ですか?
A地元で採れる緑泥片岩で、緑がかった板状の石です。
Q加田家住宅塀は道から見られますか?
A西側の道路に面しているため、外側の面は道から見られます。内側は公開されていません。

基本情報

名称加田家住宅塀
所在地和歌山県和歌山市薮ノ丁6
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成19年(2007年)登録
員数1棟
寸法高さ2m、総延長31m
所有者個人
公開状況非公開(個人住宅)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)加田家住宅塀
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00006214
わかやまの文化財(和歌山県教育庁文化遺産課)加田家住宅
https://wakayama-bunkazai.jp/bunkazai/bunkazai-spot-341/
和歌山市の文化財 加田家住宅(主屋、土蔵、腰掛待合、茶室、露地門、社、鳥居、表門及び塀)
https://wakayamacity-bunkazai.jp/shitei/537/

最終更新日: 2026.10.01