加田家住宅主屋とは

加田家住宅主屋は、和歌山県和歌山市薮ノ丁にある昭和4年(1929年)上棟の木造平屋建の住宅で、平成19年(2007年)に国の登録有形文化財に登録された。読みは「かだけじゅうたくしゅおく」。

加田家住宅主屋は敷地の中央に建ち、規模は東西20m、南北23m、建築面積266㎡ある。屋根は桟瓦葺。和歌山市の説明によると、棟梁の谷口亀三郎が補佐の岡藤次郎とともに建てた。

加田家住宅主屋が登録有形文化財になった理由

加田家住宅主屋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録有形文化財に登録された。登録番号は30-0103で、屋敷の9件のうち最初の番号にあたる。

文化庁の解説が評価するのは外観の工夫である。玄関まわりと屋根の重なりに変化をもたせ、平屋の大きな住宅を単調に見せない。2年後に建てられた茶室や露地の建物は、加田家住宅主屋の後方に広がる庭を挟んで配置されている。

加田家住宅主屋の見どころ

まず目を向けたいのは正面中央の大玄関である。加田家住宅主屋の玄関には入母屋造の妻飾が3か所に現れ、破風が重なり合って奥行きのある表情をつくる。軒の下にはさらに下屋の屋根が重ねられ、屋根の段が上下にも前後にも分かれている。

庭の側では、客間などの座敷が雁行形、つまり斜めにずれながら並ぶ。それぞれの部屋が庭に向かって角を張り出し、外周には縁が廻る。どの座敷からも庭の眺めが少しずつ変わるように組まれた平面である。

外観の写真は文化庁のデータベースと和歌山市の文化財サイトで見られる。市のサイトには、玄関と、庭から見た加田家住宅主屋の写真が載っている。

加田家住宅主屋の見学

加田家住宅主屋は個人の住まいで、内部は公開されていない。表門と塀が道路との間にあるため、道からどこまで主屋が見えるかは確認できていない。敷地への立ち入りは控えたい。屋敷全体の成り立ちと行き方は、加田家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q加田家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A昭和4年(1929年)の上棟です。和歌山市によると、棟梁は谷口亀三郎、補佐は岡藤次郎でした。
Q加田家住宅主屋の大きさはどのくらいですか?
A東西20m、南北23mの木造平屋建で、建築面積は266㎡です。
Q加田家住宅主屋の外観の特徴は何ですか?
A正面中央の大玄関に入母屋の妻飾を3か所見せ、軒下に下屋の屋根を重ねて、屋根に変化をつけています。
Q加田家住宅主屋の座敷はどのように並んでいますか?
A客間などの座敷が庭園に面して雁行形に並び、外まわりに縁が廻っています。
Q加田家住宅主屋の中は見学できますか?
A個人の住宅のため内部は公開されていません。敷地にも立ち入らないようにしてください。

基本情報

名称加田家住宅主屋
所在地和歌山県和歌山市薮ノ丁6
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成19年(2007年)登録
員数1棟
寸法建築面積266㎡(東西20m、南北23m)
所有者個人
公開状況非公開(個人住宅)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)加田家住宅主屋
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00006154
わかやまの文化財(和歌山県教育庁文化遺産課)加田家住宅
https://wakayama-bunkazai.jp/bunkazai/bunkazai-spot-341/
和歌山市の文化財 加田家住宅(主屋、土蔵、腰掛待合、茶室、露地門、社、鳥居、表門及び塀)
https://wakayamacity-bunkazai.jp/shitei/537/

最終更新日: 2026.10.01