和歌山県・江戸
Edo和歌山県 の江戸時代(1603 – 1868)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
和歌山県海南市で棕櫚や薬種を商った山本勝之助商店の主屋。江戸末期の居室部に、明治三十九年、高欄付きの縁をめぐらす三階建ての座敷部を増築した。黒漆喰の真壁と段違いの瓦屋根が、街道沿いの景観を特徴づけている。
橋本市の真言律宗の古刹、地元で「大寺」と呼ばれる利生護国寺。重要文化財の本堂前に立つ江戸中期の四脚門は、柱間3.6メートルと大きく建ちが高い。中世以来の寺観をしのばせる、2019年登録の登録有形文化財である。
楞厳寺の境内を段状に造成する江戸末期の石段と石垣。地元の流紋岩を用い、基部は野面積、前庭より上は切石積とし、東と南に入口を開く。東に二四段・南に二〇段の石段が南へ折れる。本堂とともに山里の寺院景観を構成する登録有形文化財。
色川地区大野の高台に建つ臨済宗妙心寺派の本堂。安政4年(1857年)の建立で、向拝も組物もない質実な外観をもち、方丈形式の間取りに長押付の貫を一木で造る堅牢な仕口を見せる。石段及び石垣とともに山里の景観をつくる登録有形文化財。
高野山の入口に建つ西南院が所蔵する重要文化財。四天王とその軍勢を統べる護国の忿怒尊・大元帥明王を描く掛幅。秘法ゆえ遺品が少なく貴重で、文化庁は中国・元時代の作と記録する。常時公開ではなく、高野山霊宝館で管理される。
金剛峯寺が所蔵する重要文化財。中国元時代に描かれ、海を越えて高野山に伝わった請来仏画である。寺伝は薬師如来と呼ぶが、明確な持物を欠くため、国の指定名称は単に如来像とする。和様とは異なる大陸の作風が見どころ。
和歌山県高野山の遍照光院に伝わる、江戸時代中期の文人画を代表する画家・池大雅による襖絵十面。昭和27年(1952年)に国宝に指定された、日本南画の最高峰の一つです。山中の庵に集う高士を描く《山亭雅会図》四面を含み、大雅芸術の円熟期を象徴する稀有な大画面作品。創建千二百年を超える高野山の名刹に今もなお伝えられています。