和歌山県・室町
Muromachi和歌山県 の室町時代(1336 – 1573)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
和歌山市の紀三井寺境内に建つ護国院多宝塔は、文安6年(1449年)に再建された国指定重要文化財の三間多宝塔です。五智如来を安置し、室町中期の建築様式を今に伝える名建築の魅力と見どころをご紹介します。
和歌山県和歌山市の紀三井寺に建つ護国院楼門は、永正6年(1509年)に建立された国指定重要文化財の楼門建築です。室町時代から桃山時代の様式を伝える朱塗りの二階建て門は、西国三十三所第2番札所への荘厳な入口として参詣者を迎えます。
和歌山県有田川町に建つ白岩丹生神社本殿は、棟札から永禄3年(1560年)建立とされる一間社春日造の重要文化財。蟇股や欄間に牡丹や松を彫り、極彩色の痕跡が残る。棟札12枚とともに昭和30年に指定された。
和歌山県海南市にある長保寺大門は、1388年建立の国宝楼門。本堂・多宝塔・大門の三棟が国宝に指定された、法隆寺と並ぶ日本唯一の寺院です。建築の魅力、歴史、アクセス情報を詳しく紹介します。
和歌山県海南市に佇む国宝・長保寺多宝塔は、正平12年(1357年)建立の純和様建築。均整の取れた優美な姿と精緻な蟇股の彫刻が見どころです。紀州徳川家の菩提寺としての歴史や周辺情報もご紹介します。
和歌山県紀の川市の山あいに建つ鞆淵八幡神社本殿は、寛正3年(1462年)再建の三間社流造。前室を備える形式は県内唯一で、蟇股や手挟の彫刻に京都系の意匠を残す。石清水八幡宮の別宮として創建され、境内には国宝の神輿も残る。
和歌山県九度山町に鎮座する丹生官省符神社本殿は、弘法大師空海が816年に創建した神社の本殿三棟で、国の重要文化財およびユネスコ世界遺産の構成資産です。永正14年(1517年)と天文10年(1541年)に再建された一間社春日造・檜皮葺の社殿は、極彩色の装飾が美しく、室町時代後期の神社建築を良好な状態で伝えています。高野山町石道の登山口に位置し、古来より高野山巡礼の出発点として信仰を集めてきました。
和歌山県岩出市の根来寺大塔は、天文16年(1547年)に67年の歳月をかけて完成した日本最大の木造多宝塔。高さ約37メートルを誇り、国宝に指定された多宝塔のなかで唯一普段から内部に入って参拝できる、真言密教の壮大な世界観を体感できる貴重な建造物です。
和歌山県有田川町に建つ法音寺本堂は、屋根裏の棟札から康正3年(1457)の建立とわかる室町中期の仏堂。桁行三間・梁間三間、寄棟造の茅葺き屋根をもち、大正6年に国の保護を受けた重要文化財で、本尊の阿弥陀如来坐像なども伝わる。
和歌山県広川町の法蔵寺鐘楼は、室町中期の唐様建築。鐘楼には珍しい寄棟造の屋根をもち、もとは湯浅の勝楽寺から広八幡神社を経て現在地へ移された。安政の津波の際に村へ危機を告げた鐘の物語も伝わる重要文化財。
和歌山県橋本市の利生護国寺本堂は、南北朝時代の天授年間(1375~1381年ごろ)に再建された一重寄棟造の仏堂。朱塗りの柱と緑の連子窓が残り、桁行五間・梁間四間の中世本堂として昭和40年に重要文化財に指定された。
高野山の入口に建つ西南院が所蔵する重要文化財。四天王とその軍勢を統べる護国の忿怒尊・大元帥明王を描く掛幅。秘法ゆえ遺品が少なく貴重で、文化庁は中国・元時代の作と記録する。常時公開ではなく、高野山霊宝館で管理される。
金剛峯寺が所蔵する重要文化財。中国元時代に描かれ、海を越えて高野山に伝わった請来仏画である。寺伝は薬師如来と呼ぶが、明確な持物を欠くため、国の指定名称は単に如来像とする。和様とは異なる大陸の作風が見どころ。
和歌山県かつらぎ町に伝わる高野枡は、応永3年(1396)の年紀と高野山三沙汰人の刻銘をもつ年貢収納枡。官省符荘の検注に際して定められた金伏枡で、製作年が判明する現存最古の判枡として中世量制史に重要な位置を占める。
高野山奥之院の経蔵に納められた高麗版一切経。版本6027帖と写本258帖、計6285帖の朝鮮渡来の仏典群で、慶長4年(1599年)に石田三成が亡き母の菩提を弔って奉納した。回転式の輪蔵とともに戦国末の祈りの跡をとどめる。
和歌山県新宮市の熊野速玉大社に伝わる国宝・古神宝類。皇室や足利義満の奉納と伝わり、明徳元年(1390年)頃の蒔絵手箱や彩絵檜扇など内容品を含め約1200点が残る。中世の宮廷の装いと暮らしを今に残す貴重な一群。
室町時代に因幡国で活動した刀工景長による太刀で、細直刃を焼く。享保6年、八代将軍徳川吉宗が祖父頼宣の五十回忌に紀伊国内の神社へ納めた一口で、和歌山県有田市の須佐神社に社宝として伝わる。糸巻太刀拵を附す。
高野山真言宗総本山金剛峯寺に伝わる室町時代の銅鐘。釈迦の誕生日にあたる永正元年卯月八日の鋳造銘と、約六十八年後の元亀三年に加えられた追銘の二つの年号をもつ重要文化財で、金石資料としても貴重。現在は高野山霊宝館で入れ替え展示される。
根来寺の大伝法堂に並ぶ丈六の三尊像。金剛界大日如来を中尊に、金剛薩埵と尊勝仏頂を配する。覚鑁の創案による組み合わせの唯一の遺品で、室町時代の作。豊臣秀吉の根来攻めの戦禍を免れ、平成6年に重要文化財に指定された。
世界遺産丹生都比売神社に伝わる室町時代の神輿二基。屋根に鳳凰、軒先に燕を配し、黒漆塗の胴に紅地蓮華唐草紋の金襴の帷帳を垂らす。中世には紀の川を下り和歌浦へ渡御する浜降りの神事に用いられた重要文化財である。