全国の史跡名勝天然記念物
全国の史跡名勝天然記念物を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
西表島の仲間川中流左岸に広がる国指定天然記念物「ウブンドルのヤエヤマヤシ群落」。約1.5ヘクタールに約1,769本もの八重山列島固有種ヤエヤマヤシが立ち並ぶ、世界に三カ所しかない希少な原生植物群落をご紹介します。
沖縄県那覇市首里に位置する円覚寺跡は、1494年に第二尚氏第三代・尚真王が父尚円王の菩提を弔うために創建した、琉球王国における臨済宗の総本山の遺構です。鎌倉の円覚寺を範に禅宗七堂伽藍を整えた壮麗な王家の祈りの場でしたが、沖縄戦で伽藍のほとんどを失いました。戦火を生きのびた放生橋(国指定重要文化財)の精緻な石彫、復元された総門、そして令和5年に復元された三門が、往時の格式を今に伝えています。1972年、沖縄の本土復帰と同日に国の史跡に指定された首里散策の要所です。
沖縄県南大東島の中央にあるカルスト湖・大池の北岸には、本来は海岸の汽水域に育つはずのマングローブ植物・オヒルギが内陸の淡水湿地に群生しています。隆起珊瑚礁からなる島の生い立ちを物語る、世界的にも珍しい内陸封鎖型マングローブとして、1975年に国の天然記念物に指定されました。木道を歩きながら、太平洋の絶海の孤島が育んだ唯一無二の生態系を間近に体感できます。
沖縄県うるま市の世界遺産「勝連城跡」を訪ねる旅。曲線美の城壁、太平洋を望む大パノラマ、海外貿易で繁栄をもたらした15世紀の按司・阿麻和利の物語をご紹介します。
沖縄県石垣市にある国指定史跡「川平貝塚」は、1904年に鳥居龍蔵博士が踏査し沖縄県初の遺跡調査となった、先島諸島先史研究の草創の地です。仲間森と獅子森の二つの丘に14〜16世紀の外耳土器や中国製陶磁器が眠り、八重山独自の文化と大陸との交流を今に伝えます。
沖縄県糸満市に広がる「喜屋武海岸及び荒崎海岸」は、平成24年に国の名勝及び天然記念物に指定された海岸景勝地です。高さ約30メートルの琉球石灰岩の断崖、波の侵食が生み出したサーフベンチ、伝説の巨岩カサカンジャー、そして海波の影響度に応じて変化する植生の帯状分布が織りなす独特の景観は、本島最南端の地に静謐な感動をもたらします。沖縄戦跡国定公園にも含まれ、自然の雄大さと歴史の記憶を併せ味わえる場所です。
沖縄県伊江島の国指定史跡・具志原貝塚は、九州産弥生式土器が沖縄で初めて発見された遺跡。ゴホウラ貝の加工品や5千年前の土器が出土し、古代の海上交易と貝器文化を今に伝えます。
うるま市・伊計島の中央に広がる縄文時代晩期の集落跡。1978年の発掘調査で23棟の竪穴住居跡が見つかり、琉球石灰岩の石垣を壁とする独特な構造が復元されている。1986年に国史跡に指定された沖縄県初の復元集落遺跡。
宮古島の東端から海へ約2km突き出した名勝。琉球石灰岩の海食崖と発達した珊瑚礁、テンノウメ群落を含む固有の風衝植物群落が広がる。先端には登れる平安名埼灯台が立ち、東シナ海と太平洋を同時に望める。2007年に国の名勝に指定された。
沖縄県南大東村に位置する国指定天然記念物「南大東島東海岸植物群落」。ボロジノニシキソウをはじめ、世界でもごく限られた地域にしか分布しない希少な亜熱帯植物が群生する珊瑚石灰岩の海岸で、学術的にも貴重な自然遺産を体験できます。
沖縄県宮古島の南東海岸、湧水ティダガーが約3,600年かけて作り上げた、長さ約70mに及ぶ国内最大の野外石灰華段丘。300余のリムストーンプールが棚田状に連なり、平成28年に国の天然記念物に指定された。
石垣市大川の宮良殿内庭園は、1819年に八重山頭職に任じられた松茂氏八代・宮良当演の屋敷に、首里の庭師・城間親雲上が作庭した枯山水。琉球石灰岩で築く五つの築山が北から南へ低く並ぶ、国指定の名勝である。
沖縄県読谷村渡具知の海岸砂丘にある国指定史跡。1977年の発掘で県内初の箱式石棺墓7基と人骨17体、弥生式土器や磨製石斧が出土し、二千年余前の九州弥生文化との海上交流を裏付けた沖縄考古学屈指の重要遺跡。
沖縄本島西海岸の標高約90mの琉球石灰岩台地に築かれた14〜15世紀のグスク。琉球統一の立役者・護佐丸最初の居城と伝わり、2008年に国の史跡に指定された。野面積みの石垣の一部と1740年建立の先祖墓碑が残る。
岩手県遠野市にある国指定史跡「綾織新田遺跡」は、約6,000年前の縄文時代前期前半に営まれた拠点的集落跡です。中央広場を囲んで放射状に配置された17棟の大型竪穴住居や、国内有数の出土数を誇る滑石製ケツ状耳飾り50点、大木式土器のまとまった出土により、縄文社会の発展を解き明かす鍵として高く評価されています。本記事では、遺跡の歴史的価値と魅力、関連施設「遠野まちなか・ドキ・土器館」での見学情報、周辺観光まで、丁寧にご案内します。
詩人・童話作家の宮沢賢治が愛し、作品の源泉となった岩手県内7か所の名勝を巡る旅。鞍掛山、七つ森、狼森、釜淵の滝、イギリス海岸、五輪峠、種山ヶ原を訪ねれば、『銀河鉄道の夜』や『風の又三郎』の世界が広がります。
岩手県岩泉町の龍泉洞(岩泉湧窟)は日本三大鍾乳洞のひとつ。1938年に「岩泉湧窟及びコウモリ」として国の天然記念物に指定されました。「ドラゴンブルー」と称される透明度の高い地底湖と、5種類のコウモリが共存する神秘の鍾乳洞をご紹介します。
岩手県二戸郡一戸町と岩手郡岩手町の山林に残る、江戸時代の五街道の一つ・奥州街道。延長約8.86kmの未舗装区間と4か所の一里塚が原形をとどめ、平成22年に五街道として初めて道そのものが国の史跡に指定されました。浪打峠の天然記念物「交叉層」や明治天皇巡幸の名残も合わせて、約24kmの古道ハイキングがお楽しみいただけます。
岩手県奥州市の胆沢扇状地に眠る国指定史跡・大清水上遺跡。中央広場を囲み62棟の大型竪穴住居が放射状に並ぶ縄文時代前期後葉の環状集落は、縄文中期に普遍化する集落形態の祖型として極めて貴重です。胆沢ダム建設で発見・保存された5,000年前の里の物語をご案内します。
岩手県大船渡市赤崎町に広がる国指定史跡「大洞貝塚」は、縄文時代晩期(約3,000~2,200年前)の漁師ムラの遺跡です。大正14年の東北帝国大学による発掘調査で出土した土器から大洞B式・BC式・C1式・C2式・A式・A'式の編年が設定され、東北から北海道南部に至る縄文晩期土器研究の標識遺跡として、平成13年に国の史跡に指定されました。リアス式の大船渡湾を望む丘に立ち、三陸の縄文文化の奥深さに触れる旅へご案内します。