全国の登録有形文化財
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佐賀市本庄町の庄野家住宅金蔵は、佐賀城本丸の御蔵を移築した江戸末期の土蔵造二階建。腰高の竪板張と漆喰塗の外壁、曲線状の揚塗による軒裏を残し、令和4年(2022年)に国の登録有形文化財となった佐賀城の遺構である。
佐賀県武雄市の如蘭塾迎賓館は、含章閣とも呼ばれる昭和18年(1943年)頃の木造平屋建。北の玄関ホールから洋間・御居間・次の間・寝室が一列に並び、御船山の四季を描いた襖絵が残る。遠藤新の設計と伝わる。
佐賀県武雄市の如蘭塾塾舎及び寄宿舎は、旧満州の女子留学生のための塾の主要施設。教室の並ぶ塾舎と寄宿舎がL字に取り付き、角に凝灰岩の柱2本が立つ。遠藤新の設計と伝わり、事前に連絡すれば内部も見学できる。
有田町大樽の陶山神社鳥居は、高さ3.7メートルの磁器製明神鳥居で、呉須による唐草文が全面を覆う。登録有形文化財と重要文化財の制度上の違い、再現が容易でないという登録基準、参道を横切る佐世保線の踏切までを扱う。
佐賀県嬉野市塩田町、杉光陶器店主屋の後方に建つ江戸時代末期の土蔵。切妻造、瓦葺、建築面積89平方メートル。切石積の土台に縦板貼りの外壁を載せる。敷地の背後はかつて塩田川に面し、河川から物資が出入りしたと伝わる。
佐賀県嬉野市塩田町、杉光陶器店主屋の北側に建つ江戸時代末期の土蔵。切妻造妻入、瓦葺、建築面積69平方メートル。明治末から大正初めにかけ地元出資の銀行店舗として使われ、街道に面した正面には改造時の煉瓦壁が残る。
佐賀県嬉野市塩田町、重要伝統的建造物群保存地区の塩田津に建つ江戸時代末期の大型町家。木造三階建、瓦葺、建築面積258平方メートル。入母屋造妻入の居蔵造で、平成10年に国の登録有形文化財となった。現在も陶磁器店とカフェとして使われている。
佐賀県武雄市の杉森家住宅主屋は明治24年築の木造二階建。旧診療所と旧製薬所が側面で接続し、診療所は一階が診察室、二階が病室であった。正面にはアーチ状の破風板を付けたポーチが張り出す。平成21年登録の非公開の個人住宅。
佐賀県武雄市の杉森家住宅二階門は明治24年築。桁行15メートルの長屋形式で、中央の通路上のみを櫓状に突き上げる。両妻には家紋「三星一文字」を大きく据える。乗馬戴帽で潜る高さと伝わり、平成21年に登録された。
佐賀県多久市の西渓公園に建つ寒鶯亭は、炭鉱主高取伊好が寄贈した大正13年(1924年)の木造の公会堂。16畳3室の四周に縁を回し入母屋の大屋根を架ける。設計は杵島炭鉱の技師で、今も貸し施設として使われている。
竹屋は佐賀県唐津市中町にある大正12年築の木造三階建で、平成10年に国の登録有形文化財となった。二階に六畳の客室三室、三階に十畳二室を配し、階段廻りや欄間、床棚に凝った造作を残す。蒸さない地焼きの鰻を供し、現在も営業を続ける。
佐賀県鹿島市の肥前浜宿、中島酒造場の仕込蔵の東に建つ明治中期の麹室。建築面積37平方メートルの土蔵造平屋建で、腰の煉瓦張り、仕込蔵側だけのモルタル仕上げと戸口、仕込蔵と一続きの瓦葺の庇が特徴となっている。
佐賀県鹿島市の肥前浜宿、中島酒造場の主屋の背後に建つ明治中期の仕込蔵。土蔵造2階建の南北棟2棟を、間の壁を撤去して1つの空間とし、西棟の南北両端には煉瓦造の煙突が今も残る。建築面積は409平方メートル。
佐賀県鹿島市の肥前浜宿に建つ中島酒造場主屋は、明治18年建築の木造2階建の塗家造。入母屋造で妻入の店舗、2階正面の木格子と漆喰塗の戸袋、屋根の鳥衾が見どころで、店舗は営業時間中に入って酒の試飲ができる。
佐賀県鹿島市の肥前浜宿、多良往還を挟んで中島酒造場主屋の向かいに建つ明治中期の土蔵。南北棟2棟と東西棟1棟が連続する土蔵造平屋建で、建築面積は203平方メートル。南の妻の戸口と庇は街道からよく見える。
佐賀県鹿島市の肥前浜宿、中島酒造場の仕込蔵の西に建つ明治後期の貯蔵蔵。桁行6間・梁間6間の土蔵造2階建で、白漆喰の壁の西面の腰を煉瓦貼とし、一部を鉄板で覆う。浜川の側から見た景観の一要素とされている。
佐賀県太良町伊福、中野家住宅の門柱から延びる明治42年頃の石垣。東へ北に直角に折れる30メートルと、西へ庭園を囲う67メートル、総延長97メートル。切石を2段に積み、上に塀を載せるため上端を平らにしている。
佐賀県太良町伊福、中野家住宅の北の崖に設けた明治後期の煉瓦造の貯水槽。槽径約3メートル、深さ約6メートルで、幅2.4メートル・高さ1.7メートルのアーチ門を開く。屋敷で最大の貯水槽で、給水の起点となった。
佐賀県太良町伊福、中野家住宅の北の崖の東寄りに残る明治後期の煉瓦造の貯水槽。槽径約1.5メートルで、上の取水口と技法や意匠が共通し、保存状態も良い。文化庁の記載には寸法が2通りあり、本文で両方を併記。
佐賀県太良町伊福の中野家住宅主屋は明治42年の建築で、大正期に増築。主屋棟・座敷棟・納戸棟を廊下で結び、虹梁や蟇股で飾った式台玄関と、椅子座に合わせ腰高のトコを設けた座敷を持つ。個人の住宅のため非公開。