全国の登録有形文化財
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1941年創業の沖縄最古のホテルに残る1961年築の旅館棟。花ブロックの考案者・仲座久雄が設計した鉄筋コンクリート造3階建ての建物で、2024年に国の登録有形文化財に登録されました。沖縄建築の原点ともいえる花ブロックや庇、バルコニーの意匠が60年以上の時を超えて美しく残り、現在も宿泊して体感できる稀有な文化財建造物です。
1949年頃に建設された沖縄ホテルレンガ棟は、戦後の資材不足のなか島内各地から集められたレンガで造られた希少な建造物です。花ブロックの考案者・仲座久雄が設計し、2024年に登録有形文化財に登録されました。沖縄観光の父・宮里定三が再建したホテルの原点として、戦後沖縄の建築史と観光史を今に伝えています。
沖縄本島北西の伊是名島から移築された明治後期の民家。居住棟うふやと台所とんぐわを別棟とする分棟型の古い形式を残す登録有形文化財である。貫木屋の軸組や深い雨端も見どころで、現在は琉球藍の染め工房として公開されている。
旧具志頭村仲座から移築された明治後期の主屋で、城下町の古民家でも最大級の規模をもつ。整った沖縄民家の平面を残す登録有形文化財である。沖縄戦を越えて残り、一番座前の柱には砲弾の傷跡が今も見える。現在は紅型の工房として公開。
首里石嶺町にあった明治後期の民家で、那覇の御殿を解体した資材を用いて建てられたと伝わる。裏座を持たず東面に廊下を通す異例の間取りが特徴の登録有形文化財である。柱には戦中戦後の痕跡が残り、現在は紙すきの工房として公開されている。
琉球石灰岩の切石で築かれた、沖縄独特の便所兼豚小屋フール。子豚用の隔壁の開口や床の勾配などに、往時の使い方がうかがえる。衛生行政で姿を消した慣習を残し、再現することが容易でないものとして登録された貴重な一基である。
沖縄・黒島の神山家住宅を四周ほぼ囲うサンゴ石灰岩の石垣。明治42年(1909年)築、延長87.4メートルの野面積で、門部の切石や出隅の大石など、道からの見え方に配慮した積み方を見せる登録有形文化財です。
沖縄・黒島の神山家住宅、屋敷地南西隅に残る掘り抜き井戸。明治42年(1909年)築、深さ約4.2メートルで、サンゴ石灰岩を凹板形に削った三枚の井戸枠が、水に乏しい離島の暮らしを映す登録有形文化財です。
沖縄・黒島の東筋集落に建つ神山家住宅主屋。大正元年(1912年)築の木造平屋建で、低く抑えた軒と赤瓦の寄棟屋根をもち、仏壇と床の間を備えた八畳の一番座を中心とする、離島の古い民家形式を残す登録有形文化財です。
沖縄・黒島の神山家住宅、屋敷前の道路に南面して建つ小さな鉄筋コンクリート造の水タンク。昭和13年(1938年)築で、主屋屋根の雨水を竹樋で集め、濾過して蓄えた、乾いた離島の水の知恵を映す登録有形文化財です。
旧国頭農学校玄関は、沖縄県名護市の県立北部農林高等学校構内に建つ明治35年建築の登録有形文化財です。唐破風造の吹放ち玄関で正面柱間は3.6メートル、琉球赤瓦を葺いた沖縄でも数少ない明治期の貴重な遺構となっています。
旧國場家住宅主屋は、沖縄県恩納村の琉球村園内に建つ昭和5年建築の登録有形文化財です。赤い琉球瓦の入母屋造で一番座から三番座が並ぶ伝統形式ですが、一番座正面の玄関庇とガラス戸建具に近代の要素が表れています。
沖縄本島の東360キロ、隆起サンゴ礁の北大東島。琉球石灰岩を布積みにした凹形平面の事務所は、東洋製糖の燐鉱事業の拠点だった。2005年登録の有形文化財で、現在はりんこう交流館として島の歴史を紹介する展示と居酒屋を備える。
北大東島の港地区に残る、正面約11メートルの石造の浴場跡。燐鉱で働く人びとと島の住民が湯を浴びた共同浴場で、大小2槽のコンクリート浴槽とボイラー室の跡が今も読み取れる。2007年登録の有形文化財である。
川のない北大東島で、約500平方メートルのモルタル敷きの斜面に降った雨水を集め、2槽の掘り込みタンクへと導いて下阪浴場へ供給した集水施設。水の乏しい離島の暮らしの知恵を示す2007年登録の有形文化財。
北大東島の社員浴場へ水を送った円形の石造の貯水槽。深さ2.5メートル、内径8.9メートルで、外壁を琉球石灰岩の布積み、内壁をモルタル塗で築く。上に載る高架タンクの基部も残る2007年登録の有形文化財。
北大東島の旧会社集落に建つ、延べ面積約51平方メートルの鉄筋コンクリート造の浴場。浅く湾曲した欠円アーチ形のスラブ屋根と、それぞれ入口の異なる3室が特徴。離島の近代建築を示す2007年登録の有形文化財。
沖縄県八重山郡与那国町に残る国登録有形文化財「東迎家住宅イチタライ」。日本最西端の島・与那国の伝統的屋敷構えに息づく石造水利施設を、その歴史背景とともに紹介します。
沖縄県与那国町にある東迎家住宅水タンクは、国の登録有形文化財に登録された鉄筋コンクリート造の雨水貯水槽です。八重山の伝統的住宅と一体となった水インフラの歴史的価値と見どころをご紹介します。
1935年に「移民の父」當山久三の功績を記念して建てられた沖縄県金武町の鉄筋コンクリート造建築物。沖縄を代表する建築家・大城龍太郎の設計による逆梁構造や丸窓などモダンなデザインが特徴で、沖縄戦を生き延びた貴重な戦前建築として2021年に国登録有形文化財に登録されました。現在は移民資料を展示する記念館として公開されています。