全国の登録有形文化財
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洞松寺水路石垣及び石橋は岡山県矢掛町の洞松寺山門前にある明治後期の水路と石橋。割石乱積の石垣が総延長33m、幅2.8mの石橋は反りをつけた花崗岩の桁石を並べる。禅院の結界を示し、2011年に国の登録。
洞松寺禅堂及び接賓は岡山県矢掛町の洞松寺に天保9年(1838年)に建った一棟。桁行27m、中央の露地で北半を単の並ぶ禅堂、南半を来訪僧の宿所の接賓に分ける。江戸末期の禅堂形式を伝え、2011年に登録された。
洞松寺二ノ門は岡山県矢掛町の洞松寺山門から北へ250mの参道に建つ江戸末期の表門。切妻造本瓦葺で、側面上部の壁の内側を浅い仏壇とし、軒先まで漆喰で塗り込める特異な形式。2011年に国の登録有形文化財。
洞松寺方丈及び書院は、岡山県矢掛町の洞松寺境内南西に宝暦3年(1753年)に建てられた接客の建物。方丈に床の間付きの座敷・茶室・20畳の広間、書院に式台と大きな床を備える。2011年に国の登録有形文化財。
岡山県矢掛町の洞松寺本堂は元禄10年(1697年)建立の曹洞宗本堂。桁行19m・梁間15m、町内最大規模で、六間取方丈形式の内部に折上天井と円柱・花頭形の枠を備える。2011年に国の登録有形文化財に登録。
洞松寺門及び土塀は岡山県矢掛町の洞松寺にある明治前期の門と土塀。書院月泉院を囲む土塀と山門両側の土塀で総延長75m、漆喰で仕上げ、月泉院の西面に舞良戸を吊った小さな棟門を開く。2011年に国の登録文化財。
岡山県新見市上熊谷の戸田家住宅主屋は、鬼瓦の銘から天明6年頃と伝わる庄屋屋敷。長大な石垣の上に建ち、海鼠壁のつし二階と式台玄関を備える。令和4年に国の登録有形文化財となった。個人所有のため内部は非公開。
岡山県和気町の永井家住宅主屋は、大正5年築の木造2階建洋館。歯科診療所兼住宅として建てられ、東南隅の角塔とドイツ下見板張が目を引く。平成12年登録の登録有形文化財だが個人所有のため、見学は公道からの外観のみとなる。
岡山県瀬戸内市の仲﨑家住宅主屋は大正6年頃の木造2階建。棟梁東原左之吉が約十年をかけて建てた地主宅で、備前福岡の集落景観の核をなす。現在は仲﨑邸として開館日を設けて公開されており、入館料500円にはカフェが含まれる。
岡山県笠岡市神島、長鋪家住宅の主屋南に建つ内蔵。建築面積29平方メートルの木造二階建で、出隅と二階腰に海鼠壁を用いる。一階土間の東辺には穀倉が残る。2024年3月登録、庄屋の身代を収めてきた重厚な土蔵。
岡山県笠岡市神島、長鋪家住宅の座敷南西に建つ内門。東面する一間一戸の薬医門で、大斗肘木が男梁を受け、笈形付大瓶束が棟木を支える。間口1.3メートル。大正前期の建築とされ、2024年3月に登録有形文化財となった。
岡山県笠岡市神島の丘に建つ長鋪家住宅主屋。江戸末期の農家に大正期の客座敷が重ねられ、西寄りは入母屋造本瓦葺で錣葺風の輪郭をつくる。南庭側の軒は二軒。2024年3月登録、廻船と塩田で栄えた庄屋屋敷の中心を読む。
瀬戸内海の長島に建つ国立で最初のハンセン病療養所、長島愛生園。昭和5年竣工の園長官舎は、洋館に応接間と客座敷を設けた木造平屋で、和洋館を併設した昭和初期の住宅の好例として、2019年に登録有形文化財となった。
長島愛生園の中心に建つ旧事務本館は、丸い車寄せや大ぶりのパラペットに表現主義をうかがわせる鉄筋コンクリート造。2003年に長島愛生園歴史館となり、ハンセン病隔離の歴史を伝える拠点として2019年に登録有形文化財となった。
長島愛生園の北岸、収容桟橋のすぐ前に建つ旧収容所は、新規入園者が島で最初に入った鉄筋コンクリート造平屋。検査や消毒を受け約1週間留め置かれた場で、消毒風呂が今も残る。2019年に登録有形文化財となった。
長島愛生園の旧洗濯場は、旧浴場の隣に建つ鉄筋コンクリート造平屋。数千人規模の寝具や衣類を患者作業で洗った場で、洗濯場までコンクリートで築く点に内務省直轄事業の特別さがうかがえる。2019年に登録有形文化財となった。
長島愛生園の旧日出浴場は、裏山の東裾に建つ鉄筋コンクリート造平屋。天井に湯気抜きとトップライトを設け、戦前には珍しく温水シャワーを備える。男湯と女湯を分けた配置に当園の特別さがうかがえ、2019年に登録有形文化財となった。
中山神社拝殿は岡山県津山市一宮にある大正11年(1922年)の入母屋造・檜皮葺の拝殿で、登録有形文化財。江川三郎八の設計で、正面に唐破風の向拝を付け、吹寄垂木や格天井、直線的な舟肘木に江川の作風が表れる。
中山神社幣殿は岡山県津山市一宮にある大正11年(1922年)の切妻造・檜皮葺の幣殿で、登録有形文化財。拝殿と同じく江川三郎八の設計で、3間分の柱間を成の高い頭貫で一つに飛ばし、吹寄垂木の船底天井をもつ。
岡山県高梁市の西江家住宅隠居座敷は、主屋の背後に建つ明治初期の木造2階建。1階は茶室風の小部屋、2階は10畳2室で、東西を大きく開く。9棟で唯一「造形の規範」の基準により2003年に登録有形文化財となった。