用語集
Glossaryこのサイトで使う建築・宗教・文化財の専門用語をまとめています。
あ
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洗い出し
あらいだし
モルタルに種石を混ぜて塗り、硬化前に表面を洗って石の粒を露出させる仕上げ。近代の外装に広く用いられた。
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イギリス積
いぎりすづみ
長手だけの段と小口だけの段を交互に積む煉瓦の積み方。壁の厚み方向に煉瓦を貫かせて強度を得る。
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打込接
うちこみはぎ
石を荒く割り、接合面を叩き締めて隙間を減らして積む石垣。野面積と切込接の中間にあたる。
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内転び
うちころび
柱を垂直ではなく内側へわずかに傾けて立てること。上部が狭まることで安定して見え、鳥居や鐘楼に用いられる。
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江戸切
えどきり
切石の表面の縁を細く削り落とし、中央を粗く残す石の仕上げ。坑門や石塀の要所に用いられ、記録では江戸切仕上げと書かれる。
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大壁
おおかべ
柱や梁などの軸部を壁の中に塗り込めたり覆い隠したりして、外から見せない壁の造り方。柱を見せる真壁と対になり、土蔵や防火を重んじる建物に多い。
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一木造
いちぼくづくり
木彫像の頭部と体幹部の中心を一本の材から彫り出す技法。腕や膝などを別材で矧いでも、中心部が一材であれば一木造と呼ぶ。平安時代前期の木彫像に多い。
か
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火焔型土器
かえんがたどき
縄文時代中期に新潟県の信濃川流域を中心につくられた深鉢形の土器。口縁に燃え上がる炎のような大きな突起を四つ付け、器面を隆線の渦巻文などで飾る。
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掻落し
かきおとし
モルタルなどを塗り、硬化する前に表面を剣山状の道具で掻き落として、粗くざらついた質感に仕上げる外壁の左官技法。近代の洋風建築に多い。
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神楽つくり
かぐらづくり
一階から二階まで通す通柱を使わず、各階ごとの管柱だけで二階建とする構造。平屋の住宅に二階を増築するようなときに用いられる。
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掛子塗
かけごぬり
土蔵の扉や窓の枠と戸の合わせ目を、漆喰で段状に何重にも塗り重ねて仕上げる左官技法。扉を閉めると段がかみ合い、火や煙の侵入を防ぐ。
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懸造
かけづくり
崖や斜面、水辺などに建物を張り出させ、長い柱を立てて床を支える構法。京都の清水寺本堂の舞台が代表例で、舞台造とも呼ぶ。
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空積
からづみ
モルタルなどの接合材を用いず、石を噛み合わせるだけで積む工法。水を通すため、堰堤や護岸に用いられる。
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亀甲積
きっこうづみ
石の面を六角形に近い形に整え、亀の甲羅や蜂の巣のような模様になるように組み合わせて積む石垣の積み方。手間がかかるため、目立つ隅部や正面などに用いられる。
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切込接
きりこみはぎ
石の面を精密に切りそろえ、目地がほとんど見えないほど密着させて積む石垣。石垣の加工度で最も高い。
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キングポストトラス
きんぐぽすととらす
中央に一本の束を立て、両側に斜材を配して三角形に組む洋小屋。梁間の大きな空間を柱なしで架け渡せる。
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クイーンポストトラス
くいーんぽすととらす
陸梁の上に二本の束を立て、その頂部を水平材でつないだ洋小屋のトラス。中央に一本の真束を立てるキングポストトラスより広い梁間に向く。対束トラスとも呼ぶ。
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組子
くみこ
障子や欄間、格子戸などの建具で、細い桟を縦横や斜めに組み合わせてつくる骨組みと、それによって幾何学的な文様を表す技法。
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鏝絵
こてえ
漆喰を鏝で盛り上げて描く浮彫の絵。土蔵の妻面など目立つ位置に施され、左官の名が記録に残る例もある。
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小屋組
こやぐみ
柱や壁の上に梁・束・母屋・棟木などを組み、屋根の重さを受けて軸部へ伝える骨組み。日本の伝統的な和小屋と、トラスを用いる洋小屋に大別される。
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解体修理
かいたいしゅうり
建物を部材ごとに解体し、傷んだ部分を直して組み直す修理。工事中に墨書や銘が見つかり、建築年代が判明することがある。
さ
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算木積
さんぎづみ
石垣の出隅で、細長い石の長辺と短辺を上下で互い違いに組む積み方。隅を固めて崩れを防ぐ。
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下見板張
したみいたばり
板を横に重ねて張る外壁の仕上げ。板を押さえる簓子桟を付けたものを簓子下見といい、和風にも洋風にも用いられる。
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四半敷
しはんじき
正方形の瓦や石を、目地が建物の壁に対して斜め45度になるように並べて敷く敷き方。禅宗寺院の堂内の床や、土間、玄関の床に用いられる。
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酒母
しゅぼ
清酒づくりで、もろみを発酵させるための酵母を大量に培養したもの。酛とも呼ばれ、麹・蒸米・水に酵母を加えて育て、酒母室や酒母蔵で仕込む。
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素木造
しらきづくり
木部に塗装を施さず、木地のまま仕上げること。神社建築で用いられ、木目と材の質がそのまま意匠になる。
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真壁
しんかべ
柱を壁の外に見せる仕上げ。柱を塗り込める大壁と対をなし、土蔵造との違いを示す語として記録に現れる。
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漆箔
しっぱく
漆を接着剤にして金箔を押し、仏像や建物の表面を金色に仕上げる技法。木彫像では下地の上に漆を塗って箔を置き、記録では「漆箔仕上げ」と記される。
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透彫
すかしぼり
板を彫り抜いて背後が透けるようにした彫刻。欄間や桟唐戸に用いられ、光と風を通しながら模様をつくる。
た
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太鼓壁
たいこかべ
壁を二重に構え、その間に土や竹筒を詰めて鉄砲玉を止める防弾壁。櫓の外周に用いられる。
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たたら
たたら
砂鉄を木炭で精錬して鉄をつくる日本の伝統的な製鉄法と、その精錬場。また、炉に風を送る足踏み式の大型の送風装置(鞴)もたたらと呼ぶ。
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竪板張
たていたばり
板を縦方向に並べて張る外壁や塀の張り方。継ぎ目に細い目板を打って隙間をふさぐものが多い。横板を重ねる下見板張と対になる。
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谷積
たにづみ
石を斜めに傾け、下の段の石のあいだにできる谷へ上の石を落とし込んで積む石積。横目地が通らずひし形の目地になり、近代の間知石積や堰堤・擁壁に多い。
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壇上積基壇
だんじょうづみきだん
切石を組んで箱形につくる基壇の形式。最下部の地覆石の上に束石と羽目石を立て、上端を葛石で押さえる。格式の高い仏堂や塔、石塔の基壇に用いられる。
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トラス
とらす
部材を三角形の組み合わせで構成し、荷重を部材の引張と圧縮に分けて受ける骨組み。中間に柱を立てずに広い間隔を渡せ、屋根の小屋組や橋に用いられる。
な
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長手積
ながてづみ
煉瓦の長い面だけを表に見せて積む方法。隧道の覆工アーチのように曲面を築く部分で用いられる。
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海鼠壁
なまこかべ
平瓦を壁面に貼り、目地を漆喰で半円形に盛り上げて仕上げる工法。雨がかりの強い壁の下部によく用いられる。
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布積
ぬのづみ
石の高さをそろえ、横目地を水平に通して積む石垣。整った壁面になり、堰堤や屋敷の石垣に広く用いられる。
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練積
ねりづみ
石やコンクリートブロックを積むとき、目地や裏込めにモルタルやコンクリートを用いて一体に固める積み方。空積と対になり、砂防堰堤や護岸、擁壁に多い。
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野面積
のづらづみ
自然石をほとんど加工せずに積む石垣。石の面がそろわず隙間が大きいため、間に小石を詰めて安定させる。
は
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羽目板張
はめいたばり
板を重ねずに側面を突き合わせて平らに張る壁や塀の張り方。縦に張るものを竪羽目板張という。板を羽重ねにする下見板張と区別される。
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ハーフティンバー
はーふてぃんばー
柱や梁、筋かいなどの木の骨組みを外壁の表にあらわし、そのあいだを漆喰や煉瓦で埋める西洋の木造の構法とその意匠。日本では妻壁などの装飾として用いられることが多い。
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曳屋
ひきや
建物を解体せずに持ち上げ、そのまま別の位置へ動かす工法。記録では年代欄や解説文に移動の経緯として現れる。
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ビシャン叩
びしゃんたたき
先端に細かな角錐の刃を並べた槌(ビシャン)で石の表面を叩き、細かな刻み目を一面に付けて仕上げる方法。表面が均一なざらつきとなり、滑りにくく落ち着いた表情になる。
ま
や
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矢筈積
やはずづみ
石やタイルを斜めに向き合わせ、矢羽根状の模様をつくって積む工法。石垣のほか近代建築の腰壁にも用いられる。
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大和張
やまとばり
板を一枚おきに表と裏にずらし、端を少し重ねて張る張り方。塀や腰板、天井などに用い、目隠しと通風を兼ねたり、表裏どちらから見ても整った面となる。
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洋小屋
ようごや
トラスを用いて屋根を支える西洋式の小屋組。水平の陸梁と斜めの合掌などを三角形に組み、中間の柱なしで広い梁間を渡す。在来の和小屋と対になる語。
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寄木造
よせぎづくり
木彫像の頭部と体幹部を二つ以上の材から造り、矧ぎ合わせて一体に仕上げる技法。内刳りを徹底でき大きな像に向くため、平安時代後期以降の木彫像の主流となった。
ら
わ
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和小屋
わごや
梁の上に束を立てて母屋を受ける、日本の伝統的な小屋組。洋小屋のトラスと区別して記録される。