広島県・昭和
Shōwa広島県 の昭和時代(1926 – 1989)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
広島市中区幟町の世界平和記念聖堂。原爆犠牲者を弔い世界平和を祈る場として村野藤吾が設計し、昭和29年8月6日に献堂された全長57メートルの三廊式聖堂で、高さ45メートルの鐘塔と手作りのモルタル煉瓦の外壁をもつ。
宮島・厳島神社の背後を流れる紅葉谷川にある重要文化財。昭和20年の枕崎台風の土石流からの復旧で、巨石を割らず野面のまま組んだ堰堤や床固が紅葉谷公園に溶け込みます。戦後の土木施設として全国初の指定です。
東広島市西条の太田家住宅茶室棟は、主屋と離れを渡り廊下で結ぶ昭和前期の茶室建築。6畳と4畳半の2室はともに数寄屋風で西の面に床を備え、4畳半の茶室は網代天井に掛込天井を組み合わせる。見学方法も紹介する。
東広島市西条の太田家住宅離れは、敷地北西の隅に建つ昭和前期の離れ座敷。庭に向けてガラス戸を開き、東の座敷は大ぶりの床の左右に床脇と書院を備える。良材を用いて端正にまとめた内外のつくりと見学方法を紹介する。
東広島市西条の太田家住宅南土蔵は、昭和前期の2階建て土蔵。漆喰の壁に海鼠壁の腰を回し、街道を向く南の妻面では上下で付け方の違う庇と梁の端の小庇が意匠を見せる。旧西国街道から外観を眺めるときの見方を紹介する。
東広島市西条の太田家住宅門及び塀は、敷地北面に開く薬医門と総延長33メートルの塀からなる昭和前期の工作物。女梁の絵様、竪板張りの外塀、下地窓を飾る内塀を、北側の道から眺めるときの見方とあわせて紹介する。
東広島市白市の大藤家住宅主屋は、昭和4年ごろの旧酒造家の店舗兼住宅。入母屋造妻入の2階建で東正面を出桁造とし、ガラス窓の並ぶ通り土間と雨戸だけの廊下をもつ2階座敷が開放的。2022年に登録有形文化財に登録。
東広島市白市の大藤家住宅釜場は、焼酎とみりんを造った大藤家の昭和4年ごろの作業棟。切妻造平入の平屋で、土間に酒粕切場・釜場・薪置場が東から並び、醸造用の半地下の釜場とキングポストトラスの小屋組が今も残る。
東広島市白市の大藤家住宅離座敷は、主屋と2階建の渡廊下で結ばれた昭和4年ごろの離れ。1階に事務室と作業場、2階に東西の続き間座敷を置き、西室に床・違棚・付書院を備える。4棟で唯一「造形の規範」として登録された。
広島県東広島市の西条酒蔵通りに北面して建つ岡田家住宅主屋は、昭和前期の酒問屋の商家。入母屋造妻入の正面に幅広い出格子を構え、黒タイル貼の二階は両端に袖卯建を設ける。令和3年に国の登録有形文化財となった。内部は非公開。
岡田家住宅土蔵は、広島県東広島市の主屋の南に西面して建つ昭和前期の蔵。一間幅の蔵前に入母屋屋根をかけて格天井を張り、外壁は軒先まで漆喰で塗り込め、腰をモルタル洗出しとする。令和3年に国の登録有形文化財となった。
広島県神石高原町小野の旧小野尋常小学校校舎。昭和4年(1929年)の木造平屋建で、東西に長い平面の北に片廊下、南に教室を並べ、中央に玄関、西端に昇降口を設ける。県内でも数少ない木造校舎で、公民館として使われる。
広島県東広島市黒瀬町の金光酒造の井戸小屋。昭和前期の木造平屋建の切妻造で、四隅に柱を立て、南面だけを白漆喰の真壁として他を吹き放しとする。中央の石の井桁の井戸が、酒造りに欠かせない水を今も供給している。
広島県東広島市黒瀬町の金光酒造の煙突。昭和前期の煉瓦造で、一辺約1.5メートルの正方形の基部をイギリス積みとし、高さは約12メートル。頂部を持ち出しの帯で飾り、遠方からも見える地域のシンボルとなっている。
広島県東広島市黒瀬町の金光酒造の門及び塀。主屋から東に延びる昭和前期の全長7.6メートルの構えで、中央に一間の薬医門を置き、両側に腕木で桁を受ける瓦葺の塀を付ける。庭を仕切り、造り酒屋の表構えをつくっている。
店舗兼主屋の西に接続する昭和28年(1953年)頃の接客棟。南に重森三玲作の庭が開き、広縁がその眺めを縁取る。東西続きと南北続きの座敷は数寄屋意匠の座敷飾と天井を備え、建築と庭園が一体の空間として計画された。
東広島市西条本町、賀茂鶴酒造の本社事務所の東、二号蔵の前に建つ昭和前期の木造平屋の研究棟。寄棟造桟瓦葺に下見板張の外壁、東西2室それぞれの扉口に起り破風をかけ、酒造業の近代化を示す建物と評価されている。
東広島市西条本町、賀茂鶴酒造二号蔵の東方にある八号蔵に付属する昭和前期の煉瓦造の煙突。高さ16.9メートルのイギリス積で、四周に補強鉄骨を巻いて梯子を設け、上部の三方の面に「賀茂鶴」の文字を掲げている。
日本画家・児玉希望が東京・千駄木の自宅に構えた昭和前期の画室を、平成17年に賀茂鶴酒造の迎賓館「蓬莱庵」へ移築した木造平屋。座敷15畳と次の間12畳、3畳の畳床をもつ上質な造りで、一般には公開されていない。
東広島市西条本町、旧本陣の隣に建つ賀茂鶴酒造の本社事務所。蔵元によれば昭和2年(1927年)の木造2階建の洋館で、寄棟造妻入の瓦屋根に下見板張の外壁、密に並ぶ上下窓をもつ。いまも事務所として使われる。