北海道・明治
Meiji北海道 の明治時代(1868 – 1912)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
旧西岡水源池取水塔は札幌市豊平区の西岡公園内に立つ明治42年建設の取水施設。内径1.5m高6.6mの煉瓦造基礎に六角形の木造胴体が載る。設計は井上二郎。平成13年登録有形文化財。無料で常時外観を見学でき、内部は非公開。
天龍坑で資材を運ぶ斜坑の入口を固めた煉瓦造の坑口。五枚厚の壁に幅約四メートルの半円アーチを開き、付柱と軒蛇腹を備え、「天龍坑」と刻んだ扁額を掲げる。一九〇〇年に築かれ、二〇〇六年に登録有形文化財となった。
坑夫を乗せた人車が出入りした天龍坑の斜坑の入口を固める煉瓦坑口。幅十一メートルの正面に半円アーチを開き、円錐形の要石や付柱、張り出す翼壁を備える。一九〇〇年に築かれ、二〇〇六年に登録有形文化財となった。
北海道夕張市の地下に延びる180mの煉瓦造アーチ坑道。1939年に皇族見学用として整備された天龍坑の補助坑道で、本物の石炭層に触れられる国内唯一の歩いて入れる炭鉱坑道。2006年登録有形文化財。
北海道石狩市八幡町高岡に建つ明治44年築の木造二階建の米倉。外壁は下見板張。中央に独立柱を立てて棟木を支え、一階南端は穀物用に三室へ仕切る。令和6年に隣の石倉とともに登録有形文化財となった。内部は非公開。
北海道小樽市桜一丁目の銀鱗荘旧本館は、余市の大網元猪俣安之丞が明治後期に建て昭和十三年に平磯岬へ移した鰊漁家建築。二間半の神棚を据えた六間取り広間が残り、令和五年に国の登録有形文化財となった。宿泊できる鰊御殿として知られる。
北海道小樽市桜一丁目のグリル銀鱗荘は、鰊の一時保管に使われた建物を昭和十六年に移築し水産記念館へ改めたもの。漆喰塗の壁に虫籠窓風の開口を並べ、令和五年に国の登録有形文化財となった。現在はフランス料理店として営業する。
函館市船見町の高龍寺開山堂は明治30年(1897年)ごろの煉瓦造の堂で、外壁を漆喰で白く仕上げた境内最古の建物。歴代住職や五百羅漢を祀り「羅漢堂」とも呼ばれる。平成24年(2012年)登録の有形文化財。
函館市船見町の高龍寺山門及び袖塀は明治43年(1910年)ごろの八脚門と総延長29メートルの袖塀。5代篠田宗吉が棟梁を務め、獅子・龍・鳳凰など207とされる彫刻が施される。歩道から常に見られる登録有形文化財。
函館市船見町の高龍寺防火塀は明治43年(1910年)の煉瓦塀で、総延長154メートル。東面は高さ約7メートルのイギリス積、北面西側はフランス積とし、厚さ60センチで大火から境内を守った。登録有形文化財。
函館市船見町の高龍寺本堂は明治32年(1899年)の建築で、桁行9間・梁間8間、入母屋造の大きな本堂。直径約42センチのケヤキ丸柱39本が支える9室の堂内は受処に申し出て拝観でき、平成24年に登録有形文化財となった。
小林家住宅主屋は北海道栗山町の小林酒造の敷地内に建つ明治34年(1901年)の木造2階建の住宅で、登録有形文化財。入母屋造に下見板張りの外観で、室内の造作は丁寧。蔵元の生家として案内付きで公開されている。
小林酒造一番蔵は北海道栗山町の小林酒造の敷地中央に建つ明治33年(1900年)築、大正7年(1918年)増築の煉瓦造平屋の蔵で、登録有形文化財。酒造所で最大の蔵で、軒蛇腹に小さな歯形のデンティルを並べる。
小林酒造五番蔵は北海道栗山町の小林酒造で四番蔵の西に建つ明治33年(1900年)の木骨石造2階建の蔵で、登録有形文化財。登録された蔵で最も小さく、壁を廻る腰蛇腹と片馬踏み目地の石積みが重厚な外観をつくる。
小林酒造蒸米場は北海道栗山町の小林酒造で一番蔵の西に建つ明治33年(1900年)の煉瓦造平屋の作業場で、登録有形文化財。酒造りに使う米を蒸す棟で、石の基礎と四隅の柱形、北の妻面に付く煉瓦の煙突が特徴である。
小林酒造四番蔵は北海道栗山町の小林酒造で北に並ぶ蔵の中ほどに建つ明治33年(1900年)の木骨石造2階建の蔵で、登録有形文化財。片馬踏み目地の石積みに軒蛇腹や螻羽まで石を用い、いかにも重厚な外観を見せている。
小林酒造六番蔵は北海道栗山町の小林酒造で五番蔵の西に建つ明治33年(1900年)の木骨石造平屋建の蔵で、登録有形文化財。明治の石蔵3棟のうち唯一の平屋で、軒下の高い位置に窓を開き、重厚な石積みを見せる。
森町鷲ノ木町にある明治35年築の民家で、平成19年に登録有形文化財となった。桁行18メートル、梁間11メートルの木造平屋一部2階建。正面はせがい造の深い軒と桁行全長の小庇、出格子を備え、渡島地方の網元民家の特徴を示す。
正行寺鐘楼は北海道厚岸郡厚岸町の正行寺にある明治41年(1908年)の鐘楼で、登録有形文化財。本堂の北西に建つ入母屋造・銅板葺の方一間の吹放ちで、四方転びの柱や蟇股、格天井をもち、明治期の伽藍の景観を伝える。
日本基督教団札幌教会(旧札幌美以教会堂)は札幌市中央区北1条東1丁目に建つ明治37年(1904年)の教会堂で、登録有形文化財。木造の教会堂の焼失後、防火のため木造の骨組みに石を張って建てた。ロマネスク風の外観にゴシック風の細部を見せる。