北海道・大正
Taishō北海道 の大正時代(1912 – 1926)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
大通公園の西端に建つ旧札幌控訴院庁舎は、大正15年(1926年)竣工の札幌軟石による裁判所建築。現存最大級の軟石庁舎として2020年に国の重要文化財に指定され、現在は札幌市資料館として無料公開されています。
大正5年(1916年)竣工の煉瓦造聖堂。正教会輔祭の河村伊蔵が設計し、白漆喰の壁に緑青銅板の屋根と六つのクーポルが載る。昭和58年に重要文化財指定、聖障と正門も附指定。拝観献金は大人200円、冬期は休止。
北海道帯広市の旧双葉幼稚園園舎は大正11年築の木造園舎。正方形平面の中央に八角形の遊戯室を据え、高窓とドーム屋根が八方から光を導く。平成29年指定の重要文化財で、十勝管内では初。公開は夏季の土日祝のみ。
遺愛学院謝恩館は、北海道函館市杉並町に建つ大正11年築の木造2階建。焼過煉瓦の基礎に立ち、胴蛇腹と引違いの連窓が水平線を強調する。平成17年に国の登録有形文化財に登録された。現役校のため外観のみ見学できる。
札幌市中央区南6条西、すすきのの遠藤家住宅の南辺に開く大正8年(1919年)頃の表門。間口2.5mの一間薬医門で、屋根面と化粧垂木にゆるい起りをつけた切妻造の桟瓦葺。潜戸付の袖塀で石塀につながり、2014年登録。
札幌市中央区南6条西の遠藤家住宅で、敷地東辺の北寄りに建つ大正8年(1919年)頃の札幌軟石の蔵。南石蔵と同形式で桁行9.1mと長く、軒に鉢巻と軒蛇腹を回し、隅を丸く縁取った窓に鉄格子を入れる。2014年登録。
札幌市中央区南6条西、すすきのの遠藤家住宅で主屋の北西に接続する大正8年(1919年)頃の煉瓦造2階建の蔵。焼過煉瓦のイギリス積、両妻のブロークンペディメント、歯飾りのコーニスを備え、2014年に登録。
札幌市中央区南6条西、すすきのに建つ材木商遠藤家の大正8年(1919年)頃の主屋。入母屋造の玄関の西に洋風の応接室を置き、六間取系の座敷と離れ座敷を雁行させる。煉瓦の北壁は外塀を兼ね、2014年に登録。
札幌市中央区南6条西、すすきのの遠藤家住宅を四方から囲む大正8年(1919年)頃の塀。総延長161m、東南西は瘤出し仕上げの札幌軟石を高さ違いの段で交互に積み、北面は煉瓦造で主屋の北壁を取り込む。2014年登録。
札幌市中央区南6条西の遠藤家住宅で、敷地東辺の南寄りに建つ大正8年(1919年)頃の札幌軟石の蔵。東の石塀をそのまま外壁とし、石の持送りで片流れの屋根を支える。南にムロとして使った地下室が付き、2014年登録。
旭川市宮下通、上川倉庫群の正面中央に立つ大正2年(1913年)の木造2階建の洋館。下見板張の外壁に煉瓦の煙突を添え、正面の妻面をペディメント状に造って半円アーチ窓を開く。倉庫群でただ1棟の木造建築である。
旭川市宮下通、上川倉庫群の敷地中央に立つ大正2年(1913年)の木骨煉瓦造倉庫。倉庫群で最も大きく最後に建てられ、両妻に歯飾り付き蛇腹の三角ペディメントを掲げる。いまは館内で大雪地ビール館が営業している。
旧国鉄富内線富内駅構内線路は北海道むかわ町穂別富内にある大正12年(1923年)の駅構内の線路で、登録有形文化財。ホームに平行する長さ380メートルの複線で、敷設時のベルギー製レールや転用されたドイツ製・アメリカ製のレールが残る。
旧国鉄富内線富内駅舎は北海道むかわ町穂別富内にある大正12年(1923年)の木造平屋の駅舎で、登録有形文化財。待合室・事務室・畳敷の宿直室を連ねる標準的な駅本屋で、改札の左手に転轍機操作所を張り出す。
旧国鉄富内線富内駅プラットフォームは北海道むかわ町穂別富内にある大正12年(1923年)の石造のホームで、登録有形文化財。駅舎の背面に長さ75メートルほど延びる石積2段のホームで、両端を斜路とし、廃線後も地元が保存してきた。
北海道むかわ町穂別の旧中村平八郎家住宅主屋は、平成13年登録の登録有形文化財。石油を掘り当てた穂別開拓の先駆者が自家の牧場から伐り出した材で建てた大正期の和洋折衷邸宅で、平成16年に博物館隣地へ移設復元され、中村記念館として夏季公開される。
北海道江別市二条の旧北陸銀行江別支店は、大正8年に十二銀行の営業所として建てられた石造2階建。建築面積57平方メートルの小さな建物で、江別に初めて置かれた金融機関の姿を伝える。平成14年に国の登録有形文化財となった。
札幌市中央区に残る大正15年築の石塀。総延長77メートル、北塀は六段積で高さ2.1メートル、南塀は八段積で2.7メートル。江戸切仕上げの軟石が街区の景観をつくる。主屋・蔵・表門とともに平成22年に登録有形文化財となった。
函館市船見町の高龍寺金毘羅堂は大正6年(1917年)の建築で、金毘羅尊天など三尊を祀る航海安全の堂。丁字形の平面に軒唐破風と千鳥破風を重ね、棟梁澤田吉平による境内屈指の装飾的な建物。国の登録有形文化財。
函館市船見町の高龍寺鐘楼は大正11年(1922年)の建築で、銅板葺の方1間、禅宗様に二手先の組物をもつ。戦時中に供出された梵鐘は昭和29年(1954年)に再鋳され、今も朝6時と夜9時に撞かれる。登録有形文化財。