蘆田家住宅便所とは
蘆田家住宅便所は、兵庫県丹波市青垣町東芦田にある昭和時代初期の木造平屋建の便所で、平成18年(2006年)に国の登録有形文化財に登録された。文化庁の解説はこれを「上雪隠(かみせっちん)」と呼ぶ。
上雪隠は、一般に客や家の主人が使う上等の便所を指す呼び名である。蘆田家住宅便所は主屋の北側に建ち、規模は桁行2.2m、梁間1.1m、建築面積2.3㎡。切妻造、桟瓦葺の小さな建物である。
蘆田家住宅便所が登録有形文化財になった理由
蘆田家住宅便所は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録有形文化財に登録された。登録番号は28-0243である。
文化庁の解説は、蘆田家住宅便所にかつての外便所の形式がよく残っている点を貴重としている。主屋や物置と同じ日に登録されたことで、農家の屋敷の構成が便所まで含めて記録された。
蘆田家住宅便所の見どころ
蘆田家住宅便所は2.2m×1.1mの中に、小便所と大便所の2室を南北に並べている。南の小便所は開き戸、北の大便所は引き戸で、戸の形式を使い分けている。
窓はどちらの室も東側に付く。西側には縁を設けており、縁から2つの戸に向かう造りになっている。わずか2.3㎡の小屋ながら、戸と窓と縁が整然と割り付けられており、上雪隠と呼ばれるだけの丁寧さがうかがえる。
蘆田家住宅便所の見学
蘆田家住宅便所の内部は公開されておらず、見学の案内も見当たらない。主屋の北側は住まいの裏手にあたるので、案内のない場所へは立ち入らないようにしたい。
2つの戸の違いや東側の窓の様子は、文化庁のデータベースに載る写真で確かめられる。屋敷への行き方は蘆田家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 蘆田家住宅便所はいつ建てられましたか?
- 昭和時代初期です。蘆田家住宅便所は平成18年(2006年)に登録有形文化財に登録されました。
- 蘆田家住宅便所の「上雪隠」とは何ですか?
- 文化庁の解説が用いる呼び名で、一般に客や家の主人が使う上等の便所を指します。
- 蘆田家住宅便所の大きさは?
- 桁行2.2m、梁間1.1m、建築面積2.3㎡の木造平屋建です。
- 蘆田家住宅便所の内部はどうなっていますか?
- 南に小便所、北に大便所の2室があり、小便所は開き戸、大便所は引き戸です。どちらも東側に窓があり、西側に縁が付きます。
- 蘆田家住宅便所は見学できますか?
- 内部は公開されていません。外観や建具の様子は文化庁のデータベースの写真で確認できます。
基本情報
| 名称 | 蘆田家住宅便所 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県丹波市青垣町東芦田981 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物) |
| 指定年 | 平成18年(2006年)登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 桁行2.2m、梁間1.1m、建築面積2.3㎡ |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開 |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)蘆田家住宅便所
- https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00005333
- 丹波市 国指定・選択・登録文化財
- https://www.city.tamba.lg.jp/soshiki/shakaikyoikubunkazaika/gyomuannai/7/1/1650.html
最終更新日: 2026.10.01