蘆田家住宅主屋とは

蘆田家住宅主屋は、兵庫県丹波市青垣町東芦田にある江戸時代後期の茅葺2階建の農家で、平成18年(2006年)に国の登録有形文化財に登録された。昭和時代初期に増築を受けている。

蘆田家住宅主屋は、西を正面とする敷地の中央からやや東に寄って、西向きに建つ。規模は桁行7間半、梁間5間で、建築面積は179㎡。木造2階建で、屋根は入母屋造の茅葺とし、まわりに回した下屋を瓦で葺く。現在はカフェ「genten」の店舗として使われている。

蘆田家住宅主屋が登録有形文化財になった理由

蘆田家住宅主屋は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録有形文化財に登録された。登録番号は28-0241で、同じ日に登録された屋敷の5件の筆頭にあたる。丹波市の国登録文化財の一覧でも、この主屋が1番目に載る。

文化庁の解説が貴重だとするのは、茅葺で2階建てという大形の養蚕農家であることだ。茅の大屋根の下に2階の居室までを収めた蘆田家住宅主屋は、養蚕を営みながら庄屋もつとめたと伝わる家の構えを、そのまま今に残している。

蘆田家住宅主屋の見どころ

まず屋根を見たい。蘆田家住宅主屋は入母屋の大屋根を茅で葺き、その裾をぐるりと瓦葺の下屋が取り巻く。茅の厚い屋根と瓦の低い屋根が上下に重なり、横から見ると屋根が二段になっている。

間取りは南の端を土間とし、1階に和室7室、2階に和室2室を設ける。南東の角には書斎が付属し、その南に物置が続く。SATURDAY TAMBAによると、店内には座敷とテーブル席のほか、庭を見渡す縁側の席が設けられている。

文化庁のデータベースは蘆田家住宅主屋の年代を「江戸後期/昭和初期増築」と記すが、どの部分を増築したかは解説に示されていない。座敷に上がったら、柱や梁の古び方の違いにも目を向けてみたい。

蘆田家住宅主屋の見学

蘆田家住宅主屋はカフェ「genten」として営業しており、営業時間中は店の客として中に入れる。SATURDAY TAMBAの令和6年(2024年)の記事では、昼の営業が午前11時から午後3時まで、定休日は水曜とされている(2026年10月1日確認)。変わることがあるため、訪ねる前に店へ確かめたい。

座敷や土間を撮影するときは、ほかの客と店の人に配慮し、ひとこと断ってからにしたい。茅葺の大屋根と瓦の下屋の重なりは、西の正面側から眺めるとよくわかる。屋敷への行き方は蘆田家住宅のページにまとめてある。

Q&A

Q蘆田家住宅主屋はいつ建てられましたか?
A江戸時代後期に建てられ、昭和時代初期に増築されています。蘆田家住宅主屋は平成18年(2006年)に登録有形文化財に登録されました。
Q蘆田家住宅主屋の中に入れますか?
Aカフェ「genten」として営業しているため、営業時間中は客として入れます。営業は午前11時から午後3時、水曜定休と案内されています(2026年10月1日確認)。
Q蘆田家住宅主屋の屋根はどんな造りですか?
A入母屋造の茅葺で、まわりに回した下屋を瓦で葺いています。
Q蘆田家住宅主屋の間取りは?
A南の端が土間で、1階に和室7室、2階に和室2室があり、南東に書斎が付属します。
Q蘆田家住宅主屋はなぜ登録有形文化財になったのですか?
A茅葺2階建ての大形の養蚕農家として貴重とされ、「国土の歴史的景観に寄与しているもの」として登録されました。

基本情報

名称蘆田家住宅主屋
所在地兵庫県丹波市青垣町東芦田981
指定区分登録有形文化財(建造物)
指定年平成18年(2006年)登録
員数1棟
寸法建築面積179㎡
所有者個人
公開状況カフェの営業時間中は客として内部に入れる

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)蘆田家住宅主屋
https://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails/101/00005331
丹波市 国指定・選択・登録文化財
https://www.city.tamba.lg.jp/soshiki/shakaikyoikubunkazaika/gyomuannai/7/1/1650.html
SATURDAY TAMBA(土曜は丹波市に)秋の味覚「丹波栗」のモンブランクッキーシュー 古民家cafe genten(2024年10月18日)
https://saturdaytamba.com/gourmet/210
SATURDAY TAMBA(土曜は丹波市に)ゆったり流れるランチタイムを丹波で過ごそう!(2022年9月27日)
https://saturdaytamba.com/spot/160

最終更新日: 2026.10.01