石川県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 石川県石川県に所在する重要文化財。
江沼神社長流亭は石川県加賀市大聖寺八間道の江沼神社にある宝永6年(1709年)の建物で、重要文化財。大聖寺藩3代藩主の前田利直が休息所として川のほとりに建てたとされ、こけら葺の寄棟造。藩主たちが茶や肘掛窓からの釣りを楽しんだという。
加賀藩四代藩主・前田光高が寛永20年(1643年)に曽祖父徳川家康をまつって金沢城北ノ丸に建てた朱塗りの東照宮。本殿と拝殿を別棟に分けた現存最初期の例とされ、金沢城関連では現存最古の建造物。国の重要文化財。
石川県金沢市の金沢城三十間長屋は、江戸末期に火薬庫として再建された長さ約四十八メートルの二重二階多聞櫓。明治14年の火災を免れた三棟の一つで、昭和32年に重要文化財に指定された。四月から十一月の土日に内部公開。
旧石川県第二中学校本館は金沢市飛梅町にある明治32年(1899年)の洋風木造校舎で、国の重要文化財。石川県技師の山口孝吉の設計で、H字形の平面に尖塔とペディメントを飾る。現在は金沢くらしの博物館として公開されている。
總持寺祖院の重要文化財16棟は、1661年の白山社本殿から1934年の山門まで、江戸の堂と大正・昭和の再興伽藍が混在する。大祖堂・仏殿・回廊の造りと、令和6年の能登半島地震後の3期に分けた修理計画を紹介する。
金沢市広坂に建つ旧第四高等中学校本館は、明治24年(1891年)完成の赤煉瓦造二階建。フランスで学んだ山口半六らが設計し、白煉瓦や釉薬煉瓦の線が壁面に変化を与える。昭和44年に重要文化財へ指定された四高の本館。
金沢市長坂町の大乗寺に建つ仏殿は、元禄15年(1702年)に上棟された曹洞宗の中心堂。禅宗様を基調に和様・黄檗様を取り合わせた点が評価され、昭和58年に重要文化財に指定された。境内は無料で拝観でき、日曜には坐禅会も開かれている。
時国家住宅(石川県輪島市町野町)は、いわゆる下時国家の江戸時代中期の民家で、昭和38年に重要文化財に指定された。桁行24.2メートルの入母屋造、茅葺の住宅で、能登地方の民家として格式の高い代表例である。
白山神社本殿は石川県珠洲市宝立町春日野にある室町時代後期の三間社流造の本殿で、重要文化財。能登半島の先端近くに建ち、意匠・材料・工法とも優秀で、日本海側の中世の建築様式の流れを知るうえで重要な遺構とされる。
藤津比古神社本殿は石川県七尾市中島町藤瀬にある室町時代の三間社流造の本殿で、重要文化財。こけら葺の古風な様式を残し、中世の建築が少ない北陸では重要なものとされる。附として棟札2枚と棟札残欠もあわせて指定されている。
松尾神社本殿は石川県志賀町町居にある永禄2年(1559年)頃の一間社流造の本殿で、重要文化財。覆屋に入り、庇を除いてほぼ建立当初の姿を残す。若狭を除く北陸地方で中世にさかのぼる数少ない遺構の一つとされる。能登半島地震後の状況は未確認。
妙成寺経堂は石川県羽咋市滝谷町の妙成寺に建つ寛文10年(1670年)の経堂で、国の重要文化財。桁行五間・梁間三間の寄棟造・桟瓦葺の堂で、妙成寺の重要文化財10棟のうち年代の明らかな最も新しい建物である。
妙成寺庫裏は石川県羽咋市滝谷町の妙成寺に建つ江戸時代前期の庫裏で、昭和40年(1965年)に国の重要文化財に追加指定された。正面を切妻造、背面を入母屋造とする妻入・こけら葺の、規模の大きな建物である。
妙成寺五重塔は石川県羽咋市滝谷町の妙成寺の丘に建つ元和4年(1618年)の五重塔で、国の重要文化財。加賀藩お抱えの大工・山上善右衛門の一門の仕事とされ、北陸唯一の五重塔として寺のシンボルになっている。
妙成寺三光堂は石川県羽咋市滝谷町の妙成寺で本堂の向かって左に建つ江戸時代前期の仏堂で、国の重要文化財。本堂・祖師堂と同じ五間四方・入母屋造・こけら葺で、三つの堂が横一列に並ぶ独特の配置をつくっている。
妙成寺三十番神堂は石川県羽咋市滝谷町の妙成寺に建つ慶長19年(1614年)の社殿で、国の重要文化財。法華経を守護する三十番神をまつり、三間社流造の正面の軒に唐破風を付けたこけら葺の江戸時代初期の建物である。
妙成寺書院は石川県羽咋市滝谷町の妙成寺に建つ万治2年(1659年)の書院で、国の重要文化財。桁行15メートル、梁間14メートルの寄棟造・こけら葺で、県の名勝の庭園とともに書院造の建物の美しさに定評がある。
妙成寺鐘楼は石川県羽咋市滝谷町の妙成寺に建つ寛永年間(1624〜1643年)頃の袴腰付きの鐘楼で、国の重要文化財。上層は桁行三間・梁間二間で、こけら葺の入母屋屋根を載せる、江戸時代初期の端正な建物である。
妙成寺祖師堂は石川県羽咋市滝谷町の妙成寺で本堂の向かって右に建つ慶長年間(1596〜1615年)頃の祖師堂で、国の重要文化財。本堂と同じ五間四方・入母屋造・こけら葺で、三つの堂が横一列に並ぶ配置の一翼をなす。
妙成寺二王門は石川県羽咋市滝谷町の妙成寺の参道に建つ寛永2年(1625年)の三間一戸の楼門で、国の重要文化財。入母屋造・桟瓦葺の二層の門で、市指定文化財の木造二王像を左右に収める江戸時代初期の門である。