宮崎県の登録有形文化財
宮崎県 · 登録有形文化財
宮崎県日向市の細島半島東端、日向岬の断崖に立つ「細島灯台」は、高さ11メートルの白い円筒形コンクリート灯台です。1910年に初代が設置されながら12日後に焼失、1941年に現在の姿へと再建された数奇な歴史をもち、2019年に国の登録有形文化財に登録されました。半円アーチの出入口や三角形の持送りなど昭和期の意匠が評価され、2017年には宮崎県内で初めて「恋する灯台」にも選ばれています。馬ヶ背の柱状節理や願いが叶うクルスの海とあわせて、太平洋の絶景を満喫できる日向観光のハイライトです。
宮崎県日南市油津に佇む満尾書店は、昭和4年(1929年)頃に建てられた木造瓦葺2階建の擬洋風建築(看板建築)です。関東・関西で流行した昭和初期の典型的な商家建築が九州南端にまで波及したことを示す貴重な遺構として、2006年に国の登録有形文化財に登録されました。堀川運河や油津赤レンガ館とともに、マグロ景気で栄えた港町の面影を伝えます。
宮崎県庁舎本館は、昭和7年(1932年)に竣工した鉄筋コンクリート造3階地下1階建のネオ・ゴシック様式建築です。現役の都道府県庁舎本館としては全国で4番目に古く、九州では現存最古を誇ります。設計は置塩章、施工は大林組。広島県呉市倉橋島産の御影石「議院石」、宮崎県五ヶ瀬町産の化石入り大理石、矢羽模様の丸窓ステンドグラスなど、地元の資源と昭和初期建築の粋を集めた名建築で、平成29年に国の登録有形文化財に登録されました。毎月第1日曜日には無料の見学ツアーも開催されています。
宮崎県宮崎市の宮崎神宮石柵は明治40年(1907)の工作物。玉垣から北へ延び神殿域を囲み、船塚古墳の石垣に至る総延長約235メートル。石に見せた人造石で築く、神社境界の早い一例として登録有形文化財に登録された。
宮崎県宮崎市の宮崎神宮御料屋は明治40年(1907)の建築。幣殿の東方に渡廊で繋がり、西の神饌所と対をなす。切妻を正面に見せる二棟が左右対称の端正な正面をかたちづくる、伊東忠太設計の登録有形文化財である。
宮崎県宮崎市の宮崎神宮神饌所は明治40年(1907)の建築。幣殿の西方に渡廊で繋がり、神饌を調え納める一室からなる。基壇上に円柱を建て連子窓を設けた実用の建築で、神饌所の好例として登録有形文化財に登録された。
宮崎県宮崎市の宮崎神宮神殿は明治40年(1907)の建築。船塚古墳を背に南面し、切妻造妻入に千木・堅魚木を掲げる。伊勢の神明造に連なる簡素な意匠が評価され、造形の規範として登録有形文化財に登録された。