長野県の登録有形文化財
長野県 · 登録有形文化財
長野銘醸の敷地東寄りに南面して建つ事務所は、大正五年の木造二階建。正面に切妻破風の式台を構え、二階は鼠漆喰と欅の一枚板で飾る近代和風建築。一階の直営店では姨捨正宗など純米酒を求められる。
長野銘醸の酒蔵東方に建つ貯蔵蔵は、江戸末期の土蔵造平屋建。登梁形式の小屋組で背の高い一室を実現し、外観は二層に見せる。たたき土間に清酒のタンクを並べ、作業庭の景観を形づくる一棟である。
長野銘醸の敷地北辺に建つ長屋門は、江戸末期の土蔵造二階建。旧北国西脇往還に開き、西半を門、東半をかつて門番の詰めた居室とする。隣の土蔵とともに、通り沿いの歴史的な街並みを保つ一棟である。
長野県千曲市の善光寺街道沿いに建つ日本聖公会中部教区稲荷山諸聖徒教会は、1933年竣工の鉄筋コンクリート造教会で、2023年に国の登録有形文化財に登録されました。カナダ人宣教師J.G.ウォーラー師の伝道に始まる歴史と、バットレス風柱形や半円アーチ窓が特徴的な建築の魅力を紹介します。
長野市篠ノ井に佇む日本クレーン協会長野支部博物館は、明治26年(1893年)に北安曇郡池田町に建設された旧池田警察署庁舎を移築した国登録有形文化財です。寄棟造の玄関ポーチやレースのように繊細なバージ・ボード装飾など、擬洋風建築の魅力が凝縮された木造2階建ての洋風建築をご紹介します。
長野県飯山市の寺町に佇む飯山復活教会は、1932年にカナダ人宣教師ウォーラー司祭が設計した木造教会堂。ゴシック風の尖塔アーチと畳敷きの内部が融合する登録有形文化財の魅力と見どころ、アクセス情報をご紹介します。
長野県岡谷市にある国登録有形文化財、日本聖公会中部教区岡谷聖バルナバ教会をご紹介。1928年にカナダ聖公会の宣教師が製糸工場の工女たちのために建てた、畳敷きの礼拝堂や社寺風装飾が特徴の木造教会堂です。
長野県松本市にある日本聖公会松本聖十字教会は、明治43年(1910年)にカナダ人宣教師ケネディらが建てた国登録有形文化財の木造教会です。シザートラスの美しい天井構造や尖頭アーチ、印象的な鐘塔など、ゴシック様式と和の意匠が融合した貴重な近代建築の見どころをご紹介します。
長野県野沢温泉村に建つ野沢温泉ロッヂは、ル・コルビュジエの直弟子・吉阪隆正+U研究室の設計により1969年に竣工した木造3階建てのドーム型建築です。正六角形の平面を積み上げたどんぐり型の外観と緑の鉄板外壁が特徴で、中央にらせん階段を配し客室を放射状に配置する独創的な構造を持ちます。豪雪地帯に適応した自然落雪の形状や、登山家でもあった吉阪の思想が凝縮された名建築として、国登録有形文化財に登録答申されました。現在も宿泊施設として営業しており、文化財に泊まる貴重な体験ができます。
長野市松代町に佇む野中家住宅主屋は、真田家十万石の城下町に建つ江戸後期の旧武家住宅。郡奉行を務めた長谷川家の屋敷として始まり、2006年に国の登録有形文化財に登録されました。
長野市松代町にある梅翁院本堂は、松代藩初代藩主・真田信之の側室、玉川右京の菩提寺として寛文12年(1672年)に創建された曹洞宗寺院の中心建築。弘化4年(1847年)の善光寺地震で被災後、文久元年(1861年)に再建された木造平屋建・寄棟造・六間取方丈型の本堂は、近世曹洞宗本堂の典型的様相をよく伝えており、山門とともに平成26年に国登録有形文化財に登録された。鯉に乗る珍しい魚濫観音像や童謡「見てござる」の歌碑でも知られる。
別所温泉の旅館花屋に建つ約1間半四方の小さな水車小屋。木造平屋・寄棟茅葺で西壁に水車を付け、水に強い栗材の柱を用いる。明治前期の建物を昭和56年に現在地へ移築し、田園風の景を添える。
帳場の東に建つ大正期の土蔵造二階建。桁行6間・梁間2間半、切妻桟瓦葺で、1階を倉庫、2階は小屋組の梁を室内に見せた客室とする。縦長窓を等間隔に並べ、旅館の正面側で表構えを形づくる蔵である。
帳場の西に建つ大正5年築の大浴室。桁行6間・梁間5間半の木造平屋・寄棟桟瓦葺で、北に脱衣室の下屋を、南に女子浴室を張り出す。屋根に換気の越屋根を上げ、温泉宿の中心的な施設をなす湯殿である。
五〇番棟の西に接続する大正9年頃の木造二階建。桁行10間・梁間5間、切妻桟瓦葺で、1階に大小の客室を配し、2階に格天井と鏡天井を組み合わせた広間を設け、両妻を漆喰で塗り込める大きな棟である。
帳場の南に隣接する大正期の木造二階建(昭和24年増築)。桁行15間半・梁間4間半、寄棟桟瓦葺で1階を厨房、2階を広間とする。南北に廊下、東西に床構えを設け、格天井の優れた広間空間をなす。
大浴室の西に建つ大正7年築の離れ。桁行4間半・梁間4間半の木造平屋・入母屋桟瓦葺で、前室付きの8畳座敷に温泉浴室を添えた客室2室を並べる。外の庭と一体の、落ち着いた質の高い客室空間をなす。
奥棟の南に建つ大正9年頃の木造平屋。桁行8間・梁間5間半、寄棟桟瓦葺で、広縁付き座敷に書院の床構えを備え、続き間座敷とする客室2室を並べ、いずれにも温泉浴室を添える。質・規模とも優れる棟である。
南渡廊下の西寄りから本館へ延びる昭和前期の渡り廊下。長さ22m・幅1mの木造・切妻・銅板葺で、丸太柱に梁を架け束立てする形式と、むくり梁に棟木を架ける形式を用いる。数寄屋風の簡素な造りである。
敷地中央の北方に建つ大正7年築の木造二階建。桁行13間半・梁間6間半、入母屋桟瓦葺で、1・2階とも8畳間を中心に前室を付けた客室を配し、全室に広縁を設ける。床構え等に優れた大工技術を用いる。