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長野県の重 要 文 化 財

Important Cultural Property of 長野県

長野県に所在する重要文化財。

206 長野県
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刀〈無銘長谷部〉
長野県 南北朝 重要文化財
刀〈無銘長谷部〉

長野県の個人が所蔵する重要文化財の刀。南北朝時代の長谷部派の作と極められた無銘の一口で、刃長70センチ、湾れに互の目が交じる刃文と、表裏を貫く棒樋を備える。へし切長谷部で名高い一派の確かな作例である。

紙本著色三十六歌仙切〈(中務)/佐竹家伝来〉
長野県 鎌倉 重要文化財
紙本著色三十六歌仙切〈(中務)/佐竹家伝来〉

長野県諏訪市のサンリツ服部美術館が所蔵する重要文化財「紙本著色三十六歌仙切〈(中務)/佐竹家伝来〉」は、鎌倉時代13世紀に制作された「佐竹本三十六歌仙絵」の断簡の一葉です。平安時代中期の女流歌人・中務の姿を描いたこの一幅は、伝・藤原信実の筆と伝わる似絵の精華であり、母・伊勢譲りの繊細な歌風を伝える代表歌「うぐひすの 声なかりせば 雪消えぬ 山里いかで 春を知らまし」が、伝・後京極良経の流麗な仮名で添えられています。大正8年(1919年)の「絵巻切断」事件を経て今に伝わる王朝美術の至宝を、諏訪湖畔の静かな美術館でご覧いただけます。

光前寺弁天堂
長野県 桃山 重要文化財
光前寺弁天堂

長野県駒ヶ根市の天台宗古刹・光前寺の境内、池中の小島に佇む桁行一間の弁天堂。1576年(天正4年)に建立された方一間入母屋造の小堂で、光前寺に現存する最古の建造物として国の重要文化財に指定されています。室町時代の手法を残す簡素ながら凛とした遺構を、中央アルプスの大自然と霊犬・早太郎伝説とともにご紹介します。

国分寺三重塔
長野県 室町中期 重要文化財
国分寺三重塔

長野県上田市の国分寺三重塔は、室町時代中期に建立された国指定重要文化財。全国の旧国分寺に残る塔としては最も古く、和様を基調に禅宗様を取り入れた優美な建築美と、聖武天皇の国分寺建立の詔から続く1300年近い歴史を今に伝えます。

小菅神社奥社本殿
長野県 室町後期 重要文化財
小菅神社奥社本殿

長野県飯山市の小菅山中腹、標高約840メートルの岩窟に寄り添うように建つ小菅神社奥社本殿は、室町時代後期(天文年間)の懸造社殿で、国の重要文化財に指定されています。修験道の遺構として全国的にも貴重な一棟で、戸隠・飯縄と並ぶ「信州三大修験霊場」の中枢として、上杉謙信ゆかりの伝承や永正5年銘の附属宮殿2基など、見どころが豊富に残されています。

小松家住宅(長野県塩尻市片丘)
長野県 江戸中期 重要文化財
小松家住宅(長野県塩尻市片丘)

長野県塩尻市片丘の小松家住宅は、18世紀初頭までに建てられたと伝わる東日本屈指の古民家です。土座と板間一室という素朴な間取りは近世農家建築の祖型を示すとされ、昭和48年に国の重要文化財に指定されました。茅葺き寄棟造りの大屋根と、300年前の名主の暮らしを今に伝える貴重な建築をご紹介します。

坂戸橋
長野県 昭和 重要文化財
坂戸橋

長野県中川村の天竜川に架かる坂戸橋は、昭和8年(1933年)に完成した鉄筋コンクリート造単アーチ橋で、令和2年に国の重要文化財に指定されました。支間70mは戦前期道路橋として現存最大、桜の名所としても親しまれる近代土木遺産の魅力をご紹介します。

真山家住宅(長野県北佐久郡望月町)
長野県 江戸後期 重要文化財
真山家住宅(長野県北佐久郡望月町)

長野県佐久市の中山道望月宿に佇む真山家住宅は、明和3年(1766年)に再建された旅籠兼問屋の建物で、主屋と土蔵の2棟が国の重要文化財に指定されています。出桁造りの優美な外観や白漆喰の壁、格子戸の意匠が江戸時代の宿場町の風情を今に伝えます。

佐野神社本殿
長野県 桃山 重要文化財
佐野神社本殿

長野県下高井郡山ノ内町の斜面集落に鎮まる佐野神社本殿は、天正20年(1592)に宮大工・宮崎杢丞が手がけた一間社流造・栃葺の小さな社殿です。弁柄・丹・墨で塗り分けられた柱や松竹梅の装飾など、桃山時代の鮮烈な彩色を今に伝え、県下で最も華やかな彩色本殿として昭和30年に国の重要文化財に指定されました。地獄谷野猿公苑や渋温泉・志賀高原といった山ノ内町の観光拠点と合わせて、桃山文化の息吹を感じる旅の一場面としてお薦めします。

嶋﨑家住宅(長野県塩尻市片丘)
長野県 江戸中期 重要文化財
嶋﨑家住宅(長野県塩尻市片丘)

長野県塩尻市片丘に建つ嶋﨑家住宅は、享保年間(1716〜1735年)に建てられた本棟造の最古級の民家。昭和48年に国の重要文化財へ指定された。座敷三部屋を収めるため一室を外へ張り出した平面と、座敷欄間の彫りに見どころがある。

釈尊寺観音堂宮殿
長野県 鎌倉前期 重要文化財
釈尊寺観音堂宮殿

長野県小諸市の布引山釈尊寺にある観音堂宮殿は、正嘉2年(1258年)に建立された鎌倉時代前期の仏殿形厨子です。断崖の岩屋内に安置されていたため火災を免れ、現存唯一の鎌倉時代の梅鉢懸魚を伝える学術的価値の高い建造物として国の重要文化財に指定されています。

浄光寺薬師堂
長野県 室町中期 重要文化財
浄光寺薬師堂

長野県小布施町の雁田山麓に建つ浄光寺薬師堂は、応永15年(1408年)建立の室町時代初期の仏堂で、国の重要文化財に指定されています。入母屋造・茅葺の優美な姿と、自然石の神秘的な石段、堂内の貴重な仏像群が見どころです。

定勝寺庫裏
長野県 江戸前期 重要文化財
定勝寺庫裏

長野県木曽郡大桑村の須原宿に建つ定勝寺の庫裏は、承応3年(1654年)に建立された江戸前期の禅寺台所建築で、国の重要文化財に指定されています。桁行21.9メートルに及ぶ堂々たる規模と、自然の曲線を生かした太い梁が交差する豪壮な吹き抜け空間が見どころ。本堂・山門と並ぶ三棟そろった重要文化財として、木曽路屈指の古刹の風格を今に伝えています。

定勝寺山門
長野県 江戸中期 重要文化財
定勝寺山門

長野県大桑村の定勝寺山門は、万治4年(1661年)建立の四脚門。切妻造・檜皮葺の簡素ながら豪壮な姿で、本堂・庫裏とともに国の重要文化財に指定されている。中山道須原宿に建ち、日本最古のそば切り記録を伝える古刹の入口を飾る。

定勝寺本堂
長野県 江戸前期 重要文化財
定勝寺本堂

長野県大桑村の須原宿に建つ臨済宗の古刹、定勝寺。木曽三大寺で最も古く、桁行19mの本堂は江戸前期の建立で、昭和27年に庫裏・山門とともに重要文化財へ指定された。天正2年の仏殿修理記録には現存最古のそば切りの記述が残る。

常楽寺多宝塔
長野県 鎌倉後期 重要文化財
常楽寺多宝塔

長野県上田市別所、北向観音の本坊・常楽寺に立つ石造の多宝塔。総高2.74メートルの安山岩製で、弘長2年(1262年)の銘をもつ。石造多宝塔で重要文化財に指定されているのは全国で二基のみで、鎌倉期の優品とされる。

盛蓮寺観音堂
長野県 室町後期 重要文化財
盛蓮寺観音堂

長野県大町市にある盛蓮寺観音堂は、室町後期に建てられた重要文化財。柱幅の約7.5分の1という大面取りの角柱や舟肘木に鎌倉の古い技法を残し、松本盆地最古の寺院建築に数えられる和様と禅宗様の折衷建築です。

白髯神社本殿
長野県 桃山 重要文化財
白髯神社本殿

長野市鬼無里の祖山に建つ白髯神社本殿は、桃山時代の一間社流造である。室町期の様式を残すことから昭和34年に重要文化財に指定された。現在は鞘堂に納められて通常は非公開、遷都伝説の残る山里に静かに建っている。

新海三社神社三重塔
長野県 室町後期 重要文化財
新海三社神社三重塔

長野県佐久市の新海三社神社の境内に立つ三重塔。永正12年(1515年)建立、こけら葺・全高約20メートルの重要文化財で、和様に禅宗様を交える造り。明治の神仏分離の際、塔ではなく倉と称して破却を免れた一基。

新海三社神社東本社
長野県 室町後期 重要文化財
新海三社神社東本社

拝殿の裏に並ぶ三棟の本殿のうち、最も小さく簡素な東本社だけが国の重要文化財に指定されている。室町後期の一間社流造で、木鼻の笹の薄肉彫りなどの造作が建立年代を裏づける。佐久の地を開いた祖神、興波岐命を祀る一棟である。