奈良県の国 宝
National Treasures of 奈良県奈良県に所在する国宝。
興福寺金堂鎮壇具は、奈良市の興福寺が所蔵する、中金堂の基壇から出土した奈良時代の鎮壇具で、昭和33年に国宝に指定された。明治17年に見つかった銀製鍍金唐花文鋺や銀鋺、水晶玉類などからなる。
奈良県天理市・石上神宮に伝わる国宝・七支刀の魅力を紹介。4世紀に百済から倭王に贈られた金象嵌銘文を持つ鉄剣の歴史的価値、見どころ、アクセス情報、周辺の山の辺の道の散策ガイドまで詳しく解説します。
東大寺金堂鎭壇具は、奈良の東大寺が所蔵する大仏殿の須弥壇から出土した奈良時代の鎮壇具で、昭和32年に国宝に指定された。明治の修理工事で大仏の蓮華座の周りから見つかった銀製鍍金狩猟文小壺や大刀、挂甲などからなる。
仏足石は、奈良市の薬師寺が所蔵する奈良時代の仏足石で、昭和27年に国宝に指定された。天平勝宝5年(753年)の年紀をもち、上面に仏足を線刻し、四側面に銘を刻む。
奈良・薬師寺の大講堂に安置された国宝・仏足跡歌碑は、約770年頃に制作された日本最古級の歌碑です。釈迦の足跡を讃える21首の歌が万葉仮名で刻まれ、奈良時代の信仰と日本語の原点を今に伝えています。日本最古の仏足石とともに、仏教伝来の壮大な歴史を体感できる貴重な文化財です。
法華経(久能寺経)は、鳥羽上皇と待賢門院璋子を中心に結縁書写された平安時代の装飾経4巻で、平成29年に国宝に指定された。平家納経を約四半世紀さかのぼる、まとまった装飾法華経の遺品として最古のものである。
国宝「一字蓮台法華経〈普賢勧発品〉」は、経文の一字ごとに蓮の台座と金の円光を描き添えた、平安時代後期を代表する華麗な装飾経です。金銀箔・野毛・砂子をちりばめた料紙と、吹抜屋台で法要を描いた見返し絵が美しく、1952年に国宝指定。奈良市学園前の大和文華館(近鉄グループホールディングス所蔵)に伝わります。
南宋の宮廷画家・李迪が描いた国宝「帰牧図(騎牛)」。雪道を行く牛と牧童を色紙ほどの絹に精緻に表した双幅の名品で、奈良市の大和文華館が所蔵する。両幅に潜む隠し落款や、東山御物と伝わる伝来の歴史も見どころ。
国宝「紙本金地著色風俗図」、通称松浦屏風は、金地に等身大の遊女18人を描いた江戸前期の屏風一双。22領の小袖やカルタ、ロザリオの描写、平戸松浦家伝来の経緯、奈良・大和文華館での鑑賞のポイントを紹介する。
奈良国立博物館に伝わる国宝《牛皮華鬘》は、京都・東寺旧蔵の平安時代11世紀の仏具。牛皮を透彫し、表裏に彩色と截金を施した団扇形の荘厳具で、迦陵頻伽や宝相華唐草をあらわします。ほぼ原形を留める13枚が一括で伝わり、団扇形の革製華鬘としては日本最古の遺例です。
奈良市の平城宮跡から出土した木簡3,184点は、2017年、木簡として史上初の国宝に指定されました。編纂された史書では知り得ない奈良時代の行政・経済・日常生活を伝える同時代史料として、世界遺産「古都奈良の文化財」構成資産の地下から蘇った古代日本の肉声を、平城宮跡資料館でご体感ください。
宇陀市菟田野の宇太水分神社本殿は、第一殿の棟木に元応2年(1320年)の上棟銘が残る国宝3棟。同じ大きさの一間社隅木入春日造が並び、出組の組物や各面の彫刻入り蟇股で飾られる。第二殿の室町期の改修や瑞垣内拝観も紹介。
榮山寺八角堂は奈良県五條市小島町の榮山寺にある奈良時代の八角円堂で、国宝。藤原仲麻呂が亡き父の武智麻呂のため天平宝字4〜8年ごろに建てたと推定され、法隆寺夢殿とともに奈良時代の八角円堂の貴重な遺構。内陣に優れた彩色画が残る。
奈良市忍辱山町の圓成寺本堂の東、石垣の上に並ぶ同形同寸の鎮守社2棟。春日造の最古の遺構とされ、昭和28年(1953年)に国宝に指定された。寺は1228年に春日社の旧社殿を拝領したと伝え、修理の棟札6枚も附として残る。
海竜王寺五重小塔は奈良市法華寺町の海竜王寺にある奈良時代の五重小塔で、国宝。もと西金堂の内に安置され、組物や軒廻りが薬師寺東塔によく似て奈良時代前期の様式をよく保つ。小塔ながら正規の建築的手法により、当時の技法を知る貴重な資料。
元興寺極楽坊五重小塔は高さ約5.5メートル、奈良時代後期の木造五重塔で1952年に国宝指定。三手先の組物や等間の平面を内部まで本格的に造り、法輪館で公開。大塔の10分の1模型説など目的の諸説も紹介する。
元興寺極楽坊禅室は僧坊・東室南階大房の4房分を伝える鎌倉時代前期の建物で、1953年に国宝に指定。板扉と連子窓が4回くり返す正面、南北で大きさの違う窓、古い瓦の残る屋根を解説し、是心会での堂内利用も紹介する。
元興寺極楽坊本堂は寛元2年(1244年)再建、1955年国宝の極楽堂。僧坊3房分を寄棟造・妻入の堂に改め、内陣に奈良時代の部材を残す。東向きの正面、柱に刻まれた1171年の念仏の銘、飛鳥時代の瓦の見方を解説。
金峯山寺二王門は奈良県吉野町吉野山の金峯山寺にある康正2年(1456年)の三間一戸二重門で、国宝。上重・下重とも三手先の組物を組む正規の方式で、中世に少ない腰屋根付きの二重門の代表的な遺構とされる。延文2年の二王像を安置する。
金峯山寺本堂(蔵王堂)は奈良県吉野町吉野山の金峯山寺の山下の本堂で、国宝。天正14年(1586年)の焼失後に再興され、天正19年ごろに本体の工事をほぼ終えた。正面26メートル・総高27.5メートルの全国有数の大建築で、長大な柱が林立する。