国宝

National Treasures

都道府県、時代、種類別に日本の国宝を閲覧できます。寺院、神社、城、美術館での見どころを分かりやすく解説し、地図や旅行のヒントもご紹介します。

1,204 国宝 全国47都道府県
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絹本著色春日権現験記絵〈高階隆兼筆〉
東京都 鎌倉 国宝
絹本著色春日権現験記絵〈高階隆兼筆〉

奈良・春日社の神々の霊験譚を集めた、全二十巻九十三段の絵巻。延慶二年(一三〇九)ごろ宮廷絵師の高階隆兼が絹本に描き、当初の鮮やかな濃彩が塗り直されることなく完存する。令和三年に国宝指定された、鎌倉やまと絵の頂点。

絹本著色孔雀明王像
東京都 平安 国宝
絹本著色孔雀明王像

東京国立博物館の国宝、絹本著色孔雀明王像。平安十二世紀、現存唯一の孔雀明王像で、截金・金箔・金泥を使い分けた華やかな装飾と、柘榴形の吉祥果に込めた安産祈願の図像が見どころ。原本は本館国宝室で期間を限って公開される。

絹本著色紅白芙蓉図
東京都 南宋 国宝
絹本著色紅白芙蓉図

南宋の宮廷画家・李迪が慶元三年(一一九七)に描いた国宝。白く咲いて一日のうちに紅へ染まる酔芙蓉を、繊細な筆と微妙な階調で写実的にとらえた二幅で、もと冊仕立を対幅に改めた小品である。東京国立博物館が所蔵する。

絹本著色虚空蔵菩薩像
東京都 平安 国宝
絹本著色虚空蔵菩薩像

東京国立博物館が所蔵する国宝。日本に現存する虚空蔵菩薩の絵画として最も古く、12世紀の截金や銀泥による繊細な彩色で知られる。海上の蓮華座に坐す姿を、月を表す大きな円光が包む、平安仏画屈指の名品である。

絹本著色十六羅漢像
東京都 平安 国宝
絹本著色十六羅漢像

東京国立博物館が所蔵する国宝十六羅漢像は、11世紀平安時代に絹へ描かれた現存最古の羅漢図。滋賀の聖衆来迎寺に伝来し、絹の裏から彩る裏彩色が澄んだ色調を生む。色紙形に羅漢の名と住処を記し、平安貴族の優美な感性をうかがわせる16幅の名品。

絹本著色千手観音像
東京都 平安 国宝
絹本著色千手観音像

東京国立博物館が所蔵する国宝。平安時代12世紀、絹に描かれた千手観音像で、四十二臂の周囲を小さな手が円形に取り巻く。衣や光背を彩る截金が華やかで、実業家・川崎正蔵の旧蔵品として知られる平安仏画の代表作。

絹本著色動植綵絵〈伊藤若冲筆〉
東京都 江戸 国宝
絹本著色動植綵絵〈伊藤若冲筆〉

伊藤若冲が四十代から五十代にかけて描き継いだ国宝・動植綵絵。鶏や鳳凰、魚や虫を絹本に著した三十幅は花鳥画の到達点とされる。相国寺への寄進を経て現在は皇居三の丸尚蔵館が保管し、2026年秋の再開館を控える。

絹本著色那智滝図
東京都 鎌倉 国宝
絹本著色那智滝図

東京・根津美術館が所蔵する国宝。鎌倉時代に描かれ、那智滝そのものを飛瀧権現の御神体とした唯一の垂迹画。縦160.7センチの大幅で、やまと絵に宋元画の墨と金泥を交え、上部に月輪を配して聖性を示す。公開はまれな名品。

絹本著色普賢菩薩像
東京都 平安 国宝
絹本著色普賢菩薩像

東京国立博物館が所蔵する平安時代12世紀の国宝仏画。六牙の白象に乗る普賢菩薩を描き、条帛や裙に施された截金の精緻な文様、宋風を取り入れた繊細な肉身表現が見どころです。絵画指定番号第一号に置かれた一幅。

絹本著色林檎花図
東京都 南宋 国宝
絹本著色林檎花図

団扇形の絹に林檎の一枝を描いた宋代中国の小品で、蕾、ほころびかけ、満開までの花が一本の枝の上に並び、短い花の時間が読み取れる。北宋の趙昌の作と古来伝わるが制作は南宋とされ、昭和31年に国宝指定。東京・荏原 畠山美術館の所蔵。

絹本墨画淡彩出山釈迦図「道有」の鑑蔵印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある
東京都 南宋 国宝
絹本墨画淡彩出山釈迦図「道有」の鑑蔵印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある

東京国立博物館が所蔵する国宝の三幅対。南宋の宮廷画家・梁楷の出山釈迦図と雪景山水図に、伝梁楷の雪景山水図を加えた構成で、足利義満の東山御物として伝わった。三幅は2007年に一件の国宝として統合指定されている。

絹本墨画淡彩風雨山水図〈伝馬遠筆〉
東京都 南宋 国宝
絹本墨画淡彩風雨山水図〈伝馬遠筆〉

聳える山々のなか、傘をすぼめた一人の男が雨中を急ぐ。南宋の宮廷画家・馬遠の筆と伝わる国宝の絹本墨画淡彩山水図です。早く日本に渡り、室町時代の水墨画の手本となった静嘉堂の名品を、見どころとともに解説します。

元暦校本万葉集
東京都 平安 国宝
元暦校本万葉集

巻第二十の奥書に元暦元年(1184年)の校合が記されることから名づけられた、平安期の『万葉集』写本。五大万葉集のなかで最も歌数が多く、能書十五人ほどによる寄合書で、紫と藍の飛雲を漉き込んだ鳥の子紙に書かれる。

興福寺金堂鎮壇具
東京都 奈良 国宝
興福寺金堂鎮壇具

明治7年(1874)、興福寺中金堂の須弥壇下から出土した奈良時代の鎮壇具。金銅・銀の器や鏡、金塊、和同開珎などおよそ1400点に及び、現存する寺院の鎮壇具で最も多彩な一群として国宝に指定。東京国立博物館が所蔵する。

古今集〈伝藤原清輔筆〉
東京都 平安 国宝
古今集〈伝藤原清輔筆〉

前田育徳会が所蔵する国宝『古今集〈伝藤原清輔筆〉』。平安・12世紀に書写された上下2帖の写本で、原本の失われた古今集を復元する手がかりとなる「清輔本」系統の主要伝本。清輔自筆かをめぐる学術的留保と本文史的価値を読み解く。

古今集巻第十九残巻(高野切)
東京都 平安 国宝
古今集巻第十九残巻(高野切)

前田育徳会が所蔵する国宝。現存最古の古今集写本「高野切」のうち、三人の能書による寄合書の第三種にあたる巻第十九残巻で、十一世紀中頃の書写。長歌などの雑体の歌を収め、切れ味の鋭い筆線と流麗な連綿に平安仮名の到達を示す。

古今和歌集(彩牋)(元永本)
東京都 平安 国宝
古今和歌集(彩牋)(元永本)

東京国立博物館が所蔵する国宝。仮名序と全二十巻がそろう現存最古の『古今和歌集』写本で、上巻に元永三年(一一二〇)の奥書を持つ。紫や緑に染めた和製唐紙へ雲母で型文様を摺り、金銀の箔を撒いた華麗な彩牋に流麗なかなが書かれる。

古今和歌集序(彩牋三十三枚)
東京都 平安 国宝
古今和歌集序(彩牋三十三枚)

東京・虎ノ門の大倉集古館が所蔵する書跡の国宝。紀貫之の古今和歌集仮名序を、色を変えた唐紙三十三枚を継いだ巻子に流麗な草仮名で書写した平安後期の名筆。伝・源俊頼、近年は藤原定実筆とされ、現存する巻子本のうち完本として残る唯一の序である。

三朝宸翰
東京都 鎌倉 国宝
三朝宸翰

東京・駒場の尊経閣文庫(前田育徳会)に伝わる国宝「三朝宸翰」は、鎌倉末〜南北朝期の伏見・花園・後醍醐の三天皇による自筆消息を一括で伝える稀有な文化財です。宸翰様を代表する能書帝たちの筆致と、激動の時代の生の言葉が紙のうえに並ぶ、類例のない書跡の宝庫をご紹介します。

紙本墨画山水図〈雪舟筆〉
東京都 室町 国宝
紙本墨画山水図〈雪舟筆〉

東京国立博物館が所蔵する国宝「紙本墨画山水図〈雪舟筆〉」(通称・破墨山水図)は、1495年に雪舟76歳が弟子・宗淵に与えた真筆の一幅。潑墨の技法で描かれた縦148.6 cmの掛軸は、自序と五山僧六人の題詩を伴い、室町水墨画の到達点を示す名品です。見どころ・歴史・来館情報を詳しく紹介します。