岡山県の登録有形文化財
岡山県 · 登録有形文化財
邑久光明園の敷地東部に北面して建つ旧裳掛小・中学校第三分校。園内では光明学園と呼ばれ、島で暮らす子どもたちが学んだ。昭和十四年の木造平屋建で、療養所に附属する学校建築が残る貴重な例として登録された。
邑久光明園の西部官舎区の下、対岸の本土を望んで建つ瀬溝桟橋。昭和二十四年の花崗岩を谷積とした石造の波止場で、邑久長島大橋の架橋以前に島と本土を結んだ職員用の船着場として登録有形文化財に加えられた。
邑久光明園の南部、波止場の西斜面を下る物資運搬斜路。昭和十三年のコンクリート造で、延長四十五メートル、高低差二十三メートルの鋼索式トロッコ軌道。船で島に届いた物資を高台の施設へ引き上げた設備として登録された。
邑久光明園の北部高台に南面して建つ奉安殿。昭和十八年の鉄筋コンクリート造で、建築面積約二平方メートルの小建築。御真影と教育勅語を奉安する建物が療養所に残る類例の少ない例として登録有形文化財となった。
岡山県鏡野町の奥津温泉に佇む奥津荘本館は、昭和2年築の国登録有形文化財。浴槽の底から42.6℃の源泉が直接湧き出す「足元湧出」の鍵湯は全国でもわずか20〜30軒にしか残っていない極めて希少な温泉体験です。棟方志功や犬養毅も愛した歴史ある木造旅館の魅力をご紹介します。
奥津発電所一号蓋渠は、岡山県鏡野町上齋原の吉井川上流に築かれた登録有形文化財。鉄筋コンクリートの水路を練積・谷積の石壁で補強した延長約122メートルの覆蓋水路で、昭和7年(1932年)に中国合同電気が建設した。
奥津発電所一号水路橋は、岡山県鏡野町上齋原の吉井川支流・木路谷川に架かる登録有形文化財。昭和7年(1932年)建設の橋長約18メートルの鉄筋コンクリート造門形ラーメン橋で、末広がりの橋脚が水路樋を支える。
奥津発電所オロ谷川取水堰堤は、岡山県鏡野町下齋原の吉井川支流オロ谷川に築かれた登録有形文化財。昭和7年(1932年)建設、堤長約4.2メートルの越流式重力堰堤で、右岸にアーチ形の排砂口を備える。
奥津発電所会流池は、岡山県鏡野町上齋原にある登録有形文化財。上斎原発電所の余水と放水を受けて奥津の水路へ再利用へ導く、昭和5年(1930年)築・延長約160メートルの鉄筋コンクリート造構造物で、川側は花崗岩の谷積で補強する。
奥津発電所木路谷川取水堰堤は、岡山県鏡野町上齋原の吉井川支流に築かれた登録有形文化財。昭和7年(1932年)建設、堤長約12メートルの重力式堰堤で、排砂門・石積護岸・単アーチの取水口まで取水設備が一式良好に残る。
奥津発電所三号水路橋は、岡山県鏡野町上齋原の吉井川支流・湯の谷川に架かる登録有形文化財。昭和7年(1932年)建設の橋長約18メートルの鉄筋コンクリート造三径間ラーメン橋で、台形断面の水路樋を一体に築く。
岡山県鏡野町の山間に残る奥津発電所調整池は、1933年築の大規模な鉄筋コンクリート造の登録有形文化財です。国内でも極めて珍しいバットレス構造を採用した高架式調整池として、近代土木技術の粋を今に伝えます。奥津温泉や名勝奥津渓など魅力的な観光スポットにも近く、産業遺産と自然美を同時に堪能できるエリアです。
岡山県真庭市に鎮座する木山神社の拝殿は、大正八年(1919年)に建築技師・江川三郎八が設計した木造平屋建の優美な建築です。入母屋造銅板葺の屋根に唐破風造の三間向拝が張り出し、小屋組には西洋のトラス構造を採用するなど、伝統と近代の意匠が見事に融合しています。2017年に国の登録有形文化財に指定され、千二百年以上の歴史を誇る神社の中心として、今も多くの参拝者に親しまれています。
岡山県真庭市の木山神社に伝わる渡廊下は、大正8年(1919年)に建築技師・江川三郎八の手で設計された木造銅板葺の小さな名建築。拝殿と社務所をなだらかな弧で結び、繊細な虹梁や吹寄垂木、緩やかな床の起りなど職人技が随所に光る。平成29年に国の登録有形文化財に指定。創建1200年を超える木山神社の歴史とともに、伝統的な社寺建築の美を体感できる空間です。
岡山県赤磐市の旧赤坂尋常高等小学校校舎は、明治43年(1910年)に岡山県の建築技師・江川三郎八の関与のもと建てられた木造2階建ての校舎です。アーチ状の玄関装飾や屋根の菊水レリーフなど「江川式建築」の特徴を備え、平成30年に国の登録有形文化財に登録されました。現在は私設の「子ども図書館ほたる」として、明治のぬくもりに包まれた読書空間を提供しています。
岡山県真庭市勝山、旭川の東岸・神橋のたもとに建つ「旧岡野屋旅館客室棟」は、明治後期に建てられた木造2階建の登録有形文化財です。川面に迫り出した縁とガラス障子が連なる外観は、出雲街道の宿場町と高瀬舟の発着場として栄えた勝山の歴史的景観を今に伝えます。
岡山県真庭市勝山、旭川と神橋のたもとに静かに佇む明治期の門と板塀。一間棟門に吹寄菱格子の繊細な欄間、銅板葺の屋根、塀には七宝文の透欄間と潜戸を備え、平成26年に国の登録有形文化財に登録されました。出雲街道の宿場町・城下町として栄えた勝山の町並みを今に伝える優美な構成資産です。
岡山市北区京橋町、旭川の堤防上にそびえる高さ二十一メートルの鉄骨造警鐘台。大正十三年(一九二四年)に建てられ、平成十八年に国の登録有形文化財に登録されました。山形鋼の四脚をリング式ターンバックルで補強し、頂部には正方形の望楼と鉄板製宝形屋根を載せる独特の構造で、京橋・京橋水管橋とともに岡山の近代化遺産の集積地を形づくっています。岡山城や後楽園、京橋朝市にも程近く、地域の歴史的景観の核として今なお市民に親しまれています。
丹下健三が設計し1960年に竣工した旧倉敷市庁舎(現・倉敷市立美術館)は、2020年に国の登録有形文化財に登録されたモダニズム建築の好例です。倉敷美観地区に隣接する「現代の校倉造り」の魅力と見どころ、アクセス情報をご紹介します。
大正15年(1926年)に建設された日本初の民間天文台の観測室。屋根が東西にスライドして開く独創的な構造を持ち、「天体発見王」本田實が彗星12個・新星11個を発見した場所としても知られています。国登録有形文化財および日本天文遺産に認定された、科学史上きわめて貴重な建造物です。