江戸
Edo江戸時代(1603 – 1868)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
大阪府堺市に佇む大安寺本堂は、桃山時代の豪商・納屋助左衛門(呂宋助左衛門)の邸宅を移築したと伝わる総檜造りの重要文化財建築です。天和3年(1683年)に再建された書院造の本堂内部には、17世紀前半の狩野派による金碧障壁画76面が収められ、堺の黄金時代の繁栄を今に伝えています。
大阪市阿倍野区の阿倍王子神社境内に佇む葛之葉稲荷神社本殿は、元禄元年に船場・安土町に勧請された男山八幡神社の旧本殿です。明治40年の合祀により移築され、戦災で失われた船場の江戸時代の神社建築を唯一伝える国登録有形文化財。赤色塗りに極彩色を施した華麗な意匠と、安倍晴明ゆかりの葛之葉伝説が息づく歴史的な社殿を紹介します。
小林一三の雅俗山荘の入口に建つ長屋門。江戸後期に庄屋の屋敷に建てられ、昭和11年に移築したと伝わる。中央に門口を開き、守衛室と宿直室を備え、当初の飾り金物を残す。平成21年登録の登録有形文化財。
大阪府門真市の願得寺玄関は、宝暦2年(1752年)頃の建立で、登録四棟のうち最も古い。本堂と庫裏の間に建って両者を結び、唐破風造の格式ある表構えを見せる。2006年に国の登録有形文化財となった。
大阪府門真市の願得寺書院は江戸末期の建築で、登録四棟のうち最大。二階建に見えるが平屋建で、内部空間を高くつくる。床・棚・付書院を備えた書院と次の間を広縁が囲む。2006年に登録有形文化財となった。
小谷家は鎌倉期以来この地に続き、江戸時代には伯太藩のもとで庄屋をつとめた。その主屋は江戸後期の建築で、銅板葺の切妻居室部と入母屋瓦葺の座敷部、格式を示す式台玄関を備え、地域景観の核となっている。
正面東端に建つ江戸後期の土蔵で、もと米蔵、現在は展示室に使う。登録五棟のうち唯一、造形の規範として登録された。置屋根式の本瓦葺、玉石積の基礎、漆喰で塗り固めた重厚な内部が評価された。
小谷城郷土館の門長屋は江戸中期の建築で、登録五棟のうち最も古い。廃藩置県の頃に伯太藩から拝領し移したと伝わる。門口の板扉と潜戸、起りのある本瓦葺、両脇の櫛形窓が屋敷の正面を整える。
大阪府河内長野市の天野山金剛寺。天野川東岸を103メートルにわたって走る漆喰塀は、江戸中期に整えられた旧子院群の境界線である。石垣の上に立つ土壁と桟瓦が、いまも近世の境内景観を伝えている。
大阪府八尾市の慈願寺太鼓楼は江戸末期の登録有形文化財。平屋の北寄りに入母屋造の二階を載せ、各面の中央に花頭窓を開く。境内東の入口、表門北側の築地塀沿いに立ち、寺内町の街路景観を印づける。
大阪府八尾市の慈願寺手水屋は面積約12平方メートルの登録有形文化財。虹梁や木鼻の絵様から寛文年間のものと考えられ、境内5棟の登録建造物のなかで最も古い、丁寧なつくりの小建築である。
大阪府八尾市の慈願寺本堂は文化14年(1817年)建立の登録有形文化財。桁行約19m、面積561平方メートルの真宗本堂で、1606年に八尾寺内町を開いた慈願寺の中心に東面して建つ大堂である。
大阪市天王寺区の四天王寺境内に佇む本坊唐門は、江戸時代後期に徳川歴代将軍の霊牌を祀る五智光院の正門として建てられた向唐門です。禅宗様の意匠を基調に、雲竜彫刻や三つ葉葵紋の透彫りなど格式高い装飾が施された本門は、2022年に国の登録有形文化財に登録されました。大阪大空襲を免れた貴重な江戸建築の魅力をご紹介します。
大阪市天王寺区下寺町に佇む心光寺山門は、江戸時代中期(1661〜1750年)に建てられた一間薬医門で、2008年に国登録有形文化財に登録されました。切妻造本瓦葺の端正な構えに、男梁鼻先や虹梁絵様など秀逸な彫刻意匠を備え、大阪屈指の寺町の歴史的景観を構成する貴重な建造物です。
大阪府東大阪市東石切町の藤井家住宅乾蔵は、敷地北西隅、表門の西脇に建つ江戸末期の道具蔵。桁行5.9メートル、置屋根式の切妻造本瓦葺で、腰は人造石洗出し。表門と一体に表構えを引き立てる登録有形文化財です。
大阪府東大阪市の藤井家住宅表門は、江戸末期の木造平屋建。西半にケヤキ扉の門口、東半にもと供待を置き、桟瓦葺屋根の東面を入母屋造とします。西面は乾蔵に接続し、二棟で風格ある表構えを創る登録有形文化財です。
大阪府東大阪市の藤井家住宅東門及び土塀は、江戸末期の門塀。東門は間口約1.8メートルの腕木門で、土塀は総延長61メートル、南北にのびて北端で表門に接続します。往時の街路景観を伝える登録有形文化財です。
高野街道の旧三日市宿に西面して建つ町家。木綿問屋から酒屋へ転じた八木家の主屋で、屋号は東家屋。間口8間半、正面の深い軒だけを本瓦葺とする。18世紀後半の建築とみられ、平成20年に登録有形文化財となった。
旧三日市宿の高野街道に妻を向けて建つ土蔵造二階建。上部は白漆喰、腰は杉の焼板張りとし、各階の窓に銅板の扉を吊る。主屋とともに旧宿場町の街路景観を構成するものとして、平成20年に登録有形文化財となった。
大阪府の最北端、能勢町の吉野集落のほぼ中央に南面して建つ茅葺の薬師堂。天文24年(1555年)に始まり、中世の部材を今に残す。平成16年に登録有形文化財となり、里山の歴史的景観に欠かせない一棟として守り継がれてきた。