徳島県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 徳島県徳島県に所在する重要文化財。
神山町下分栗生野の粟飯原家住宅は、鮎喰川上流左岸の山裾に建つ宝永7年建築の民家。附指定の棟札が建築年代を示す。二間取りや三間取りが通例だった時代の六間取り平面は地方最古とされ、昭和51年に重要文化財に指定された。
徳島市一宮町の一宮神社本殿は、寛永7年建築の三間社流造。正面に千鳥破風、向拝に向唐破風を重ね、要所の彫刻を極彩色で仕上げる。明治の神仏分離まで四国八十八箇所第十三番札所であり、平成5年に重要文化財に指定された。
宇志比古神社本殿は徳島県鳴門市大麻町大谷にある慶長4年(1599年)の三間社流造・銅板葺の本殿で、重要文化財。徳島県下の神社本殿として最古例と考えられ、縁に段差を付けた変化のある形式と洗練された彫刻をもつ。
切幡寺大塔は徳島県阿波市市場町切幡の切幡寺にある元和4年(1618年)の二重塔で、重要文化財。大阪の住吉大社神宮寺の西塔を明治初年に移築したもので、初重方五間・二重方三間の平面と形態は全国で唯一。塔の歴史を考えるうえで重要な遺構。
丈六寺観音堂は徳島市丈六町の丈六寺にある慶安元年(1648年)の観音堂で、重要文化財。桁行三間・梁間四間の堂に、二重の寄棟造・本瓦葺の屋根を架ける。棟札6枚もあわせて指定されている。丈六寺には本堂・三門・経蔵を含め重要文化財が4件ある。
丈六寺経蔵(旧僧堂)は徳島市丈六町の丈六寺にある寛永21年(1644年)の建物で、重要文化財。もとは僧堂で、桁行五間・梁間三間の寄棟造・本瓦葺に八角輪蔵が付く。棟札5枚もあわせて指定されている。平成10年に丈六寺4件目の重要文化財となった。
丈六寺三門は徳島市丈六町の丈六寺にある室町時代後期の門で、重要文化財。三間三戸の二階二重門で、入母屋造・本瓦葺。棟札1枚もあわせて指定されている。丈六寺の重要文化財4件のうちもっとも古く、本堂・観音堂・経蔵とともに伝わる。
丈六寺本堂(元方丈)は徳島市丈六町の丈六寺にある寛永6年(1629年)の建物で、重要文化財。もとは方丈で、桁行18.7メートル・梁間11.8メートルの入母屋造・本瓦葺。棟札5枚もあわせて指定されている。丈六寺には重要文化財が4件ある。
徳島市富田浜の三河家住宅は、昭和3年頃に医学博士三河義行が建てた鉄筋コンクリート造3階建の自邸。設計はライプチッヒ大学に学んだ木内豊次郎。展望台の塔屋と波形平面のテラスをもち、平成19年に重要文化財に指定された。
徳島県美馬市木屋平、穴吹川上流の山中に建つ江戸前期の民家。桁行22.2メートル、寄棟造茅葺の大規模な建物で、県内最古の民家として昭和51年に重要文化財に指定された。大嘗祭に麁服を調進してきた三木家の住まいである。
徳島県観音寺・敷地遺跡出土品は、阿波国府の推定地に隣接する遺跡から出土した飛鳥時代から平安時代の木簡や土器などの一括資料で、平成27年(2015年)に重要文化財となった。7世紀の論語木簡などで知られる。