福島県・江戸
Edo福島県 の江戸時代(1603 – 1868)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
福島県いわき市の飯野八幡宮の宮司家に代々伝わる千六百八十三通の古文書群。最古は元久元年(一二〇四)にさかのぼり、中世の二百十通には好島庄の荘園経営や地頭との相論、軍忠状などを含む。平成六年に重要文化財に指定された。
福島県南会津郡只見町の旧五十嵐家住宅は、享保3年(1718年)建立の県内最古の農家住宅。柱の墨書で建立日と大工名が判明し、昭和47年に重要文化財に指定された。移築時に中門を撤去し当初の姿へ復原。日本海側系統の太い木割も見どころ。
福島県河沼郡会津坂下町の旧五十嵐家住宅は、享保14年(1729年)建立の中堅層農家。全室に天井がなく、居間は土座、柱は丸石に直接立つ石場建て。昭和46年に重要文化財へ指定され塔寺に移築復原された。恵隆寺立木観音に隣接。
会津若松市の飯盛山に建つ六角三層の木造堂、旧正宗寺三匝堂。階段のないスロープが二重らせんを描き、上りと下りがすれ違わない一方通行の構造をもつ。かつて西国三十三観音が並び、平成7年に国の重要文化財に指定された。
相馬中村神社本殿・幣殿・拝殿は福島県相馬市中村の中村城跡に建つ寛永20年(1643年)の社殿で、重要文化財。相馬野馬追で知られる相馬三妙見社の一つの権現造の社殿で、木割が太く力強く、この地方の社寺建築の指標的な位置を占める。
福島県福島市笹木野の阿部家住宅前の蔵は、屋敷の南東隅に建つ江戸末期の土蔵造2階建で、9棟のうち最も古い。切石の基礎に白漆喰の壁を立て、鉢巻を黒漆喰で塗り分ける。置屋根は鉄板葺とする。2008年に登録された。
福島県大熊町大川原に建つ石田家住宅主屋は、建築面積230平方メートルの江戸時代末期の農家建築。南北二列に六室を並べた間取と、床・棚・付書院を備えた西端の座敷が上層農家の家格を示す。令和元年12月登録。
井上合名会社店舗蔵は福島県喜多方市南町にある江戸末期の土蔵造2階建の店蔵で、登録有形文化財。通りに西面し、中塗仕上げの外壁に腰タイルを貼り、上階正面の窓に格子と鳥居形の窓枠を見せる。下階が店舗、上階が座敷。
上野家住宅旧穀蔵は喜多方市松山町村松にある江戸末期の土蔵造2階建の蔵で、屋敷の7件で最も古い。桁行14mの大きな蔵で、自然石と切石の二段の基礎と、庇付きの出入口と上下の窓が並ぶ南面に特色がある。2010年に登録有形文化財となった。
福島県伊達市梁川町の旧熊倉家住宅土蔵は、江戸末期に建てられた蔵である。主屋の東背面に建ち、漆喰塗の外壁に鉢巻を二段に廻して垂木まで塗り込める。2019年に登録有形文化財となった。主屋より約90年古い建物にあたる。
福島県南会津町の興國山徳昌寺庫裡は、文政3年に建てられた寺の住まいである。平面は民家と同じ6間取形式だが、入口のある北の妻面を大きく見せ、高い庇を廻して寺らしい顔をつくる。2001年の登録。登録番号も記録されている。
福島県南会津町の興國山徳昌寺金毘羅堂は、安永5年に建てられた建築面積10平方メートルの小堂である。出桁造として深い軒をつくり、組物は三斗とする。2001年に登録有形文化財となった境内最古の建物。登録番号も記録されている。
福島県南会津町の興國山徳昌寺本堂は、天保15年に建てられた曹洞宗寺院の本堂である。大工は越後蒲原郡の源蔵と記録され、たちの高い比例と長い側廻りの柱に江戸末期の造形が残る。2001年の登録。登録番号も記録されている。
鈴善物置蔵は福島県会津若松市の漆器問屋鈴善の敷地東端に建つ江戸末期の土蔵造2階建で、昭和13年頃に移築された元商品陳列蔵。腰はモルタル塗に目地を切って石張り風とし、西面に下屋を付ける。2021年登録。
竹藤座敷蔵は会津若松市の竹問屋竹藤の敷地北東に建つ文政6年(1823年)の土蔵造2階建の座敷蔵。1階に前室・次の間・座敷を並べ、低い根太天井と浅い床棚を持つ古風な造り。鈴木家の移転前からあり2019年登録。
竹藤竹蔵は会津若松市の竹問屋竹藤の敷地北西に建つ土蔵造2階建。天明5年(1785年)に別の地で建ち、文久2年(1862年)に竹の貯蔵蔵として移された。南妻に井桁の屋号、内部に登り梁を見せる。2019年登録。
竹藤店舗は会津若松市中央一丁目の竹問屋竹藤の店舗で、天保12年(1841年)建築の木造2階建。間口7間、東半を土間、西半を帳場とし、正面の腰高障子と摺上戸に古い店の形を残す。2019年登録、いまも店として営業する。
なかむらや旅館本館は福島県福島市飯坂町にある江戸時代末期の土蔵造3階建の旅館建築で、登録有形文化財。創業時の施設と伝え、3階を1・2階より小さくして安定感をもたせた重厚な姿は特異で、町中で特に目立つ。
野口英世生家主屋は福島県耶麻郡猪苗代町三ツ和にある文政6年(1823年)の茅葺の農家で、登録有形文化財。細菌学者野口英世が16歳まで過ごした生家で、会津地方の伝統形式の指標となる民家として野口英世記念館で公開されている。
福島県白河市二番町、藤屋敷地の最奥に建つ江戸末期(1830〜1868年頃)の家財蔵。登梁を繋梁で挟む小屋組をもち、庇付窓を上下に開けた西妻が敷地北西の景観をつくる。2024年登録、現在は博物館の展示室。