重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
隅田川に架かる清洲橋は、関東大震災後の帝都復興事業によって昭和3年(1928)に竣工した三径間自碇式補剛吊橋です。ドイツ・ケルン市のヒンデンブルグ橋をモデルとした優美な姿で知られ、平成19年に国の重要文化財に指定。橋梁美の到達点を今に伝える名橋を、見どころと周辺観光とともにご紹介します。
1959年に松方コレクションを収めて開館した、ル・コルビュジエ設計による日本で唯一の美術館建築。ピロティと19世紀ホール、螺旋状の動線が「無限成長美術館」の構想を体現する。2007年重要文化財、2016年世界遺産登録。
琵琶湖畔の園城寺で1600年頃に客殿として建てられ、明治期の流転と二度の移築を経て昭和3年に護国寺へ移された月光殿。国宝の光浄院・勧学院客殿と同じ主殿造の桃山の書院で、檜皮葺き屋根が美しい重要文化財。
東京都文京区にある護国寺本堂(観音堂)は、五代将軍徳川綱吉が生母・桂昌院の発願により建立した祈願寺の中心建築。元禄10年(1697年)に造営された桁行七間・梁間七間の大伽藍で、関東大震災や戦災を免れ、東京都心で唯一江戸期に当地で建立された大本山級寺院本堂として今に残る。和様と唐様を折衷した格調高い建築様式と、元禄文化の粋を集めた繊細な彫刻が見どころ。国指定重要文化財。
明治43年に竣工した近衛師団の司令部庁舎。煉瓦造二階建、中央に八角塔屋をのせたゴシック風の外観で、東京に残る数少ない明治の官庁建築のひとつ。昭和20年の宮城事件の現場でもあり、今は北の丸公園で外観のみ見学できる。
東京都檜原村、標高約750メートルの尾根に建つ茅葺の山岳民家。18世紀前半の入母屋造で、昭和53年に重要文化財に指定された。2008年まで人が住み、保存修理で創建時の姿に復原された。専用モノレールで訪ねる。
東京都日野市にある金剛寺仁王門は、関東三大不動「高幡不動尊」の表門。室町後期に建立された三間一戸の楼門で、昭和の解体修理によって本来の重層入母屋造の姿に復原された国指定重要文化財です。脇間には室町期作の金剛力士像が安置され、約五世紀にわたり参拝者を見守り続けています。新宿駅から京王線で約35分、駅から徒歩5分の好立地で、初夏のあじさい、秋の紅葉とあわせて中世建築の魅力を体感できます。
東京都日野市高幡にある金剛寺不動堂は、康永元年(1342)建立の室町時代前期の仏堂で、現存する東京都内最古の文化財建造物とされる国指定重要文化財です。関東三大不動のひとつ高幡不動尊の中心伽藍であり、桁行五間・梁間五間の入母屋造、一間向拝、茅葺形銅板葺の端正な姿と、新選組・土方歳三ゆかりの寺としての歴史を今に伝えています。
旧十輪院宝蔵は東京都台東区上野公園の東京国立博物館構内にある鎌倉時代前期(1185〜1274年)の校倉の宝蔵で、重要文化財。1間四方の小さな倉で、校木を積み上げた壁に宝形造の本瓦葺の屋根を載せる。もとは十輪院の宝蔵だった。
新宿御苑旧洋館御休所は東京都新宿区の新宿御苑にある明治29年(1896年)の木造平屋の洋館で、重要文化財。皇族が温室を利用する際の休憩所として宮内省内匠寮が設計し、アメリカ風の瀟洒な外観をもつ洋館である。
浅草寺伝法院は東京都台東区浅草にある浅草寺の本坊で、安永5年(1776年)の客殿、翌年の玄関と明治・大正期の書院群・台所の6棟が重要文化財。江戸の市中で近世にさかのぼる希少な大寺院本坊の建築として残る。
浅草寺二天門は東京都台東区浅草の浅草寺にある慶安2年(1649年)頃の八脚門で、重要文化財。境内にあった東照宮の随身門と伝わり、明治に二天門と改められた。三棟造の天井と、二種の赤の塗り分けが特徴である。
旧台徳院霊廟惣門は、二代将軍徳川秀忠の霊廟の表門として寛永9年に建てられた三間一戸八脚門。霊廟の大半は昭和20年の空襲で焼失し、四つの門のうちこの惣門だけが芝公園の現地に残る。仁王像を伴い、背後に東京タワーが立つ。
髙島屋東京店は昭和8年竣工の日本橋の百貨店建築で、平成21年に百貨店として初の重要文化財となった。高橋貞太郎の当初部分と村野藤吾の戦後増築が一街区に共存し、大理石の吹抜ホールは営業時間内に自由に見学できる。
旧弾正橋(八幡橋)は、明治11年に工部省赤羽製作所が製作した長さ15.2メートルの鉄橋。アーチは鋳鉄、他は錬鉄という現存例のない構成をもつ。昭和4年に京橋区の楓川から深川へ移され、今は人道橋として渡れる。
東京都台東区上野公園の旧東京音楽学校奏楽堂は明治23年建築の木造校舎で、昭和63年に重要文化財に指定された。壁に藁を詰めた遮音の工夫や日本最古のコンサート用パイプオルガンが残り、今も演奏会が開かれている。
東京都台東区上野公園の旧東京帝室博物館本館は昭和12年に竣工し、平成13年に重要文化財に指定された。渡辺仁案を原案とする帝冠様式の大建築で、現在も東京国立博物館本館(日本ギャラリー)として使われている。
日本橋は、東京都中央区の日本橋川に架かる明治44年竣工の石造二連アーチ橋で、平成11年に重要文化財に指定された。日本の国道の起点で、米元晋一の設計、妻木頼黄の装飾による青銅の麒麟や獅子で飾られている。
東京国立博物館の本館左手に佇む表慶館は、1908年に竣工したネオ・バロック様式の重要文化財。大正天皇のご成婚を記念し国民の奉献金で建てられた日本初の本格的美術館で、片山東熊が設計を指導しました。緑青ドーム、阿吽のライオン像、フランス産大理石の十六稜星モザイク床など、明治末期の洋風建築の粋が今も健在です。
東京・日本橋室町に堂々と建つ三井本館は、昭和4年(1929)に旧三井財閥の本拠として竣工した重厚なアメリカン・ボザール様式の建築です。設計はニューヨークのトローブリッジ・アンド・リヴィングストン事務所が手がけ、外壁に立ち並ぶコリント式の大列柱と1階の大理石の吹き抜け営業室は、團琢磨が掲げた「壮麗・品位・簡素」の理念を具現化しています。平成10年(1998)には複数企業が入居する大規模オフィスビルとして日本で初めて重要文化財に指定されました。7階の三井記念美術館では国宝6件を含む三井家伝来の名品を鑑賞でき、日本橋三越本店や日本銀行本店本館とともに歩く近代建築の散策は格別です。