三重県の史跡名勝天然記念物
三重県 · 史跡名勝天然記念物
三重県伊賀市上野丸之内にある江戸時代の藩校の遺構。文政4年(1821年)に伊勢津藩10代藩主藤堂高兌が藩校有造館の支校として建て、昭和5年(1930年)11月19日に国の史跡に指定された。現在は一般公開。
三重県津市安濃町、安濃川右岸の台地に築かれた一辺約六十メートルの大型方墳。南北二辺に方形の造出を付す全国でも稀な墳形で、五世紀前半に安濃川流域を治めた首長の墓と考えられる。葺石や埴輪をとどめ、現在は歴史公園として開放されている。
昭和34年の伊勢湾台風による倒木整理の最中、朝熊山経ヶ峯で平安末期の経筒や経巻が次々と出土しました。約40基の経塚は、末法の世に経典を地中へ託した人々の祈りの跡。神宮の神官も願主に名を連ねた、神仏習合を考える重要な史跡です。
伊勢国府跡は、三重県鈴鹿市広瀬町・西冨田町にある古代の伊勢国の国府跡で、平成14年に国の史跡に指定された。奈良時代の国庁の基壇がほぼ当時の高さで残り、全国でも残りの良い政庁跡とされる。
三重県四日市市の低地に広がる御池沼沢植物群落は、寒地性のヤチヤナギと暖地性のミクリガヤが一つの沼沢で南限・北限を結ぶ稀有な湿原。食虫植物や東海地方固有の植物も育ち、1952年に国の天然記念物へ指定された。
三重県紀北町の沖合に浮かぶ無人島・大島は、島全体がスダジイの常緑樹林に覆われ、昭和32年に国の天然記念物に指定された。オオタニワタリ自生の北限にあたり、ハマユウやオガタマノキなど南方系の植物が原始に近い姿で残る島である。
三重県南伊勢町押淵の山中、鬼ヶ城と呼ばれる岩壁に広がる国の天然記念物。アツイタやキクシノブなど、紀伊半島以南でしか見られない暖地性シダ植物の分布北限として昭和3年に指定された。白滝の清流と苔むした岩、地層褶曲も間近に楽しめる。
三重県津市美杉町の山深い里に伝えられる北畠氏館跡庭園は、室町幕府の管領・細川高国が享禄3年(1530年)頃に作庭したと伝わる池泉回遊式庭園です。国の名勝・史跡に指定され、福井の一乗谷朝倉氏庭園、滋賀の旧秀隣寺庭園と並ぶ「日本三大武将庭園」のひとつ。米字をかたどった池や枯山水の孔子岩、苔と紅葉に包まれた石組が室町武家文化の気宇を今に伝えます。
三重県明和町の斎宮跡に残る、ノハナショウブの自生群落。昭和11年に国の天然記念物に指定され、5月下旬から6月にかけて約3,000株が濃紫色の花を咲かせます。古代から660年続いた斎王ゆかりの地で、官民一体の保全活動によって守られてきた貴重な湿原植物群落の魅力をご紹介します。
松阪市の中村川中流域約1.1キロメートルは、天然記念物の淡水魚ネコギギが高密度で生息する区間。隠れ場所となる岩が多く、河川改修もほとんどない良好な環境が残り、平成23年(2011年)に天然記念物に指定された。
四日市市東阿倉川のイヌナシ自生地は、日本の野生ナシで最も原始的とされるイヌナシの自生地。明治35年に地元の教員らが見つけ、牧野富太郎が新種と判定した。大正11年(1922年)に天然記念物に指定された。