三重県・大正
Taishō三重県 の大正時代(1912 – 1926)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
朝明川砂防堰堤(T11-1)は三重県三重郡菰野町千草にある大正11年(1922年)の石造練石積の砂防堰堤で、登録有形文化財。幅58.1メートル、高さ3.6メートルで、三重県下で初の練石積堰堤とされ、中央のアーチ状開口部と銘石が特徴。
朝明川砂防堰堤(T11-2)は三重県三重郡菰野町千草にある大正11年(1922年)の石造空石積の砂防堰堤で、登録有形文化財。1〜2メートルの巨石を谷積み状に組んだきわめて力強い外観で、当時の砂防技術の高さを示す。
三重県伊勢市二見町の麻野館土蔵は大正10年建築、建築面積37平方メートルの土蔵造2階建。外壁は黒漆喰塗と簓子下見板で仕上げ、中庭側の窓の瓦庇に波紋の飾りを載せる。平成26年に国の登録有形文化財に登録された。
三重県朝日町の朝日町資料館は、大正5年(1916年)に建てられた旧朝日村の村役場庁舎。寄棟造、下見板張りの木造2階建で、1階に事務室、2階に議場を置く。昭和53年から民俗資料の資料館として水曜と土曜に開館している。
伊賀鉄道上野市駅舎は三重県伊賀市上野丸之内にある大正6年(1917年)の木造3階建の駅舎で、登録有形文化財。伊賀軌道の開業に伴って建てられ、洋風の腰折屋根を十字に重ねた外観で、市街地のランドマークとして親しまれている。
伊賀鉄道小田拱橋は三重県伊賀市小田町にある大正5年(1916年)の石造及び煉瓦造の橋梁で、登録有形文化財。鉄道の下に延長8.9メートルの煉瓦造の隧道を通し、切石積みの坑門の頂部に花崗岩の要石をはめる。地元では「マンボ」とも呼ばれる。
伊賀鉄道小田第二暗渠は三重県伊賀市小田町にある大正5年(1916年)の石造の暗渠で、登録有形文化財。延長8メートル、幅と高さ1.8メートルで、石積みの橋脚に約1尺角の花崗岩23本を桁石として並べた珍しい構造をもち、今も市道として使われる。
伊賀鉄道桑町跨線橋は三重県伊賀市上野桑町にある大正11年(1922年)の煉瓦造の単アーチ橋で、登録有形文化財。桑町駅近くで単線の鉄道をまたぐ橋長13.4メートルの橋で、十字形の開口の欄干や斜めに並べた煉瓦の蛇腹など精緻な意匠をもつ。
石川酒造大蔵は四日市市の造り酒屋の北端に大正5年(1916年)に建った仕込み蔵。桁行32.8メートル、高さ10メートル超の土蔵造で、軒下まで黒い下見板で包んだ姿は地域の目印。今も酒を醸す登録有形文化財。
石川酒造自噴井戸は四日市市の造り酒屋の中庭に大正5年(1916年)に築かれた貯水施設。煉瓦造の高い筒状の槽を低い槽が囲み、昭和29年にコンクリートの槽とポンプを増設。酒銘「噴井」の由来となった登録有形文化財。
三重県伊勢市河崎にある大正期の洋風建築で、建築面積は9.0平方メートル。桟瓦葺の和風の屋根の下に、暖炉を備えた1室だけの洋間を収める。平成13年(2001年)11月20日に国の登録有形文化財となった。
三重県伊賀市上野西日南町の一乃湯本館。上野城下町の銭湯の大正15年建築の木造2階建で、唐破風屋根の玄関を張り出し、1階は脱衣所、2階は湯上がりの座敷。和風の意匠に浴場入口のテラコッタやアーチの洋風意匠を交える。
三重県伊賀市上野西日南町の一乃湯門。銭湯一乃湯の本館正面の通りに面して大正15年に建てられた門で、花崗岩の石柱と鉄製の門扉・鉄柵から成る。上部に昭和25年の開業時の屋号と温泉マークのネオン看板が取り付く。
三重県伊賀市上野中町の中心街に大正11年(1922年)に建てられた木造3階建の建物。倉庫から趣味・教養施設を経て現在はカフェ。1階を花崗岩の石貼り、上階をモルタル塗りとし、戦前の繁栄を伝える。登録有形文化財。
川地写真館は三重県名張市新町の角地にある大正10年(1921年)の木造2階一部3階建の写真館で、登録有形文化財。3階部分に三角の妻壁を立ち上げ、パラペットに小塔形の飾りを付ける。当初の写場は2階西側にあり、屋根の一部をガラス張りとしていた。
旧明村役場庁舎は大正5年築、三重県津市芸濃町林に建つ木造洋風庁舎。階下は事務室、階上は議場で、南西隅の玄関ポーチが正面性を担う。解体予定から一転して保存され、平成29年の曳家と大規模改修を経て土日に無料公開。
三重県名張市の旧喜多藤表門は、大正12年に初瀬街道沿いに建った料亭旅館の薬医門。間口2.6メートルで左右に袖塀が付き、本柱・控柱とも節を出した丸太で組む。屋根は入母屋造桟瓦葺、軒裏は小丸太敷並べ。外観は公道から見られる。
三重県名張市の旧喜多藤別館は、大正12年に建った料亭旅館の中心棟。木造2階建切妻造桟瓦葺で、1階をホール・調理場と客室に分け、2階は座敷がホールを囲む。川側は間口いっぱいのガラス窓。2021年に登録有形文化財。
三重県名張市の旧喜多藤便所棟は、大正12年に料亭旅館の別館手前に建った便所・浴室棟。入母屋造桟瓦葺の平屋で、別館と大広間棟から渡り廊下が通じる。廊下は柱を立てず細丸太の垂木を見せ、人造石の手洗いを備える。
三重県多気町相可の旧多気郡役所六角堂。大正天皇の即位記念に建てられたと考えられる木造平屋建の施設で、正方形の正面両隅を隅切りした変則六角形の平面をもつ。屋根に「紀念館」と刻む飾り瓦を載せ、役場敷地に移築されて残る。