長野県の史跡名勝天然記念物
長野県 · 史跡名勝天然記念物
長野県上田市の依田川北岸にある洞窟遺跡である。古墳時代に河原石を洞内に三段に敷き、それぞれに死者を葬った。人骨の残り方は三つに分かれ、風葬墓的なものを含む。昭和53年(1978年)に史跡に指定された。
長野県安曇野市の中房温泉にある珪酸の沈澱物である。珪華の沈澱は稀ではないとされ、淡い紫の膠状珪酸と、その沈澱への微生物の関わりが他に類例の少ないものとして評価される。昭和3年(1928年)に国の指定を受けた。
長野県諏訪郡原村にある国史跡・阿久遺跡は、約7,000年前の縄文時代前期の集落と祭祀場の跡。日本最古級の環状集石群と、蓼科山を遥拝する立石・列石を持つ大規模な祭祀遺構が、縄文文化の常識を覆しました。中央自動車道の下に埋設保存され、出土遺物は八ヶ岳美術館で見学できます。
長野県上田市と群馬県嬬恋村の県境、四阿山の南麓・標高約1,770メートルの稜線上に屹立する国指定天然記念物「四阿山の的岩」。全長約400メートル、最大高15メートルに及ぶ複輝石安山岩の大岩脈で、見事な方状節理と中央に開いた天然の窓が、源頼朝の弓の伝説とともに訪れる人を魅了します。鳥居峠登山口から徒歩約30〜40分でアクセスでき、上信越高原国立公園の自然と中世武士のロマンを同時に味わえる隠れた名所です。
長野市松代町に広がる大室古墳群は、5世紀から8世紀にかけて築かれた約500基の古墳が集まる国史跡です。日本では稀少な「積石塚」と「合掌形石室」が集中する、国内最大規模の古墳群として知られ、朝鮮半島との文化交流をうかがわせる貴重な遺跡です。
長野県辰野町、小野峠の西側斜面に広がる「小野のシダレグリ自生地」は、枝が傘のように垂れ下がった奇形変種の栗の木が約800本群生する、日本最大規模の自生地です。1920年に国の天然記念物に指定。かつて里人が「天狗の森」と呼んで恐れた、神秘的な国天然記念物の魅力をご紹介します。
長野県飯田市座光寺の段丘に広がる恒川官衙遺跡は、7世紀後半から10世紀前半まで伊那郡を治めた郡衙の跡。正倉院の遺構や88個もの陶硯、恒川清水の祭祀具が、古代の地方統治の姿を今に残す。2014年に国史跡に指定された。
長野県山ノ内町、志賀高原の岩倉沢川沿いに広がるゲンジボタル生息地。標高1,580〜1,620メートルは国内最高地点で、温泉の流入が幼虫の餌となるカワニナを育てる。2008年に国の天然記念物に指定された特異な生息地です。
長野県諏訪市・茅野市にまたがる国史跡。臨江山温泉寺の裏山には高さ約3メートルの独特な舟形墓標が7基並び、2代忠恒から8代忠恕までの歴代藩主が眠る。少林山頼岳寺には初代頼水と父母を祀る朱塗りの御霊屋が残る。
長野県伊那市にある高遠城跡は、武田信玄が天文16年(1547年)に大改修した平山城の跡。深い空堀や土塁が戦国期の姿をとどめ、三の丸には藩校進徳館が現存する。約1500本のタカトオコヒガンザクラの名所としても知られる。
長野県根羽村、国道153号沿いに立つ国指定天然記念物の巨樹。幹周約13.8メートル、推定樹齢約1800年で県内最大。大小二株が癒着した姿をもち、江戸城再建や神社統合による伐採の危機を村人が二度守り抜いた御神木。
長野県小諸市にある寺ノ浦石器時代住居跡は、昭和5年(1930年)に発掘された縄文時代後期の住居遺跡。標高約770メートルの丘陵地で、炉跡2、柱穴3、東西12メートル規模の住居址が確認され、昭和8年に国史跡に指定された。