長崎県・明治
Meiji長崎県 の明治時代(1868 – 1912)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
長崎市西出津町に位置する国指定重要文化財・旧出津救助院は、フランス人宣教師ド・ロ神父が1883年に私財を投じて設立した女性のための授産施設です。世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産であり、独自のド・ロ壁や明治初期の建築技術を今に伝えます。
長崎市外海地区の高台に建つ出津教会堂は、フランス人宣教師ド・ロ神父が1882年に自ら設計・建設した国の重要文化財です。2018年に世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産として登録。250年の潜伏の歴史を象徴する白亜の教会の魅力と見どころをご紹介します。
長崎市南山手の大浦天主堂敷地内に建つ旧羅典神学校は、明治8年(1875年)にド・ロ神父の設計で建てられた日本人カトリック司祭養成のための神学校です。木骨煉瓦造による堅牢な三階建て洋館は、禁教時代の終焉とキリスト教再興の象徴として昭和47年に国の重要文化財に指定されました。現在はキリシタン博物館として公開されています。
長崎大学経済学部・片淵キャンパスに残る拱橋(こまねきばし)。明治36年(1903年)に架設された石造単アーチ橋で、旧長崎高等商業学校創立当初から現存する貴重な近代橋梁。国登録有形文化財。
長崎県島原市弁天町に堂々とそびえる三階建ての土蔵造建築、マルイチ葬祭斎場(旧小林家住宅酒蔵)。明治末期に深江町で酒蔵として建てられ、昭和初期に現在地へ移築された後は、製糸工場、線香工場、そして葬祭斎場へと用途を変えながら一世紀以上にわたり島原の街並みを見守ってきました。棟高14メートル・建築面積580平方メートルという九州屈指の大規模木造建築は、平成26年(2014年)に国の登録有形文化財に登録され、その規模・由緒・建設当初の様相において高い価値が認められています。
三菱重工業長崎造船所ハンマーヘッド型起重機(通称ジャイアント・カンチレバークレーン)は、明治42年(1909年)に英国スコットランドから輸入された吊上能力150トン・高さ約62メートルの巨大電動クレーンです。同型としては日本初の設置であり、稼働している世界最古のハンマーヘッド型起重機として国際的に高く評価されています。2003年に国の登録有形文化財、2015年には世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産に指定されました。長崎水辺の森公園や長崎港遊覧船などから、その雄大な姿を望むことができます。
長崎県佐世保市の弓張岳山頂に建つ弓張岳展望所は、1965年に西海国立公園指定10周年を記念して建設された展望施設です。国立代々木競技場の構造設計でも知られる坪井善勝によるHPシェル構造の屋根と、彫刻家・本郷新のレリーフが融合した建築美が評価され、2025年に国登録有形文化財に登録されました。九十九島・佐世保港・市街地を一望する絶景と日本夜景100選にも選ばれた夜景が楽しめます。
明治40年に個人邸宅として建てられ、2015年に登録有形文化財となった長崎市鍛冶屋町の料亭春海。書院造を基調とした風雅な建築で、長崎独自の和華蘭文化が育んだ伝統の卓袱料理を味わう特別な時間をご紹介します。