奈良県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 奈良県奈良県に所在する重要文化財。
奈良市般若寺町の般若寺に立つ十三重塔は、建長5年(1253年)に南宋出身の石工伊行末らが花崗岩で築いた高さ約14.2メートルの石塔。初層軸部に顕教四仏を線刻し、明治35年(1902年)に重要文化財へ指定された。
奈良県橿原市地黄町の人麿神社本殿は、康永4年(1345年)建立の一間社隅木入春日造。柿本人麻呂を祀り、棟木銘で建立年が押さえられる小社殿として昭和54年に重要文化財に指定された。境内は自由に参拝できる。
奈良県磯城郡川西町大字保田の富貴寺本堂は、至徳5年(1388年)再建の寄棟造本瓦葺。六県神社の神宮寺として建ち、平安期の木造釈迦如来坐像を伝える。昭和29年に重要文化財に指定された。堂内拝観は要問い合わせ。
奈良県生駒郡斑鳩町の法隆寺境内に建つ旧富貴寺羅漢堂は、川西町の富貴寺にあった三重塔初層とみられる平安時代後期の部材を組み直した一間四方の小堂。昭和46年12月に国の重要文化財に指定された。現在は非公開である。
奈良市北部の佐保路に佇む不退寺の塔婆(多宝塔)。鎌倉時代に建てられた重要文化財で、平安の歌人・在原業平ゆかりの寺に静かな存在感を放つ古建築をご紹介します。
奈良市法蓮町に佇む不退寺の南門は、棟札により正和6年(1317年)の建立と確認される鎌倉時代後期の四脚門。本瓦葺・切妻造で左右に御所塀を備え、板蟇股や冠木上の笈形風装飾は桃山時代の建築の先駆と評価されています。明治37年に国の重要文化財に指定された不退寺南門の歴史と建築の魅力、在原業平ゆかりの「業平寺」境内の見どころ、拝観情報、佐保路の周辺観光情報を詳しく紹介します。
奈良市北部、平城宮跡にほど近い閑静な住宅街にたたずむ不退寺。在原業平ゆかりの古刹として「業平寺」の愛称でも親しまれ、鎌倉時代後期に建てられた本堂は国の重要文化財に指定されています。古代以来の三間四面の平面形式と中世仏堂の内陣・外陣構成、頭貫を虹梁形にする早期の意匠など、建築史上稀有な特徴を今に伝える本堂の見どころと歴史を、周辺の散策コースとあわせてご紹介します。
宇陀市榛原区赤埴の佛隆寺本堂の背後に建つ石造の小堂で、内部の五輪塔は開基堅恵の墓と伝わる。大正3年に重要文化財に指定されたが、造立年代は平安前期説と後期説が並び立つ。197段の石段と千年桜で知られる山寺にある。
奈良県大和高田市本郷町に佇む不動院本堂は、文明15年(1483年)に高田城主・当麻為長によって建立された室町時代後期の仏堂です。五間四面・寄棟造・本瓦葺きという典型的な中世仏堂の様式を伝え、大正14年に大和高田市内で唯一の国指定重要文化財に指定されました。本尊の大日如来坐像は平安後期の秀作で、同じく国重要文化財。紫陽花の名所としても親しまれ、JR・近鉄高田駅から徒歩数分という抜群のアクセスも魅力です。
黒滝村鳥住の百貝岳中腹に立つ石造宝塔。台座の刻銘から正平24年に薩摩権守行長が造ったとわかる。木造廟塔の細部を花崗岩に写した彫りが評価され、大正4年に重要文化財となった。総高268センチ、当初の姿を保つ。
法隆寺の子院・中院に残る本堂。永享6年(1434年)建立の重要文化財で、桁行三間・梁間三間の小堂を妻入の入母屋造とする。世界最古の大伽藍とは性格の異なる、寺の暮らしに根ざした室町の小建築のすがたを紹介する。
法隆寺西院の東に建つ妻室は、保安2年(1121年)頃に建てられた平安後期の僧坊である。桁行二十七間、梁間二間の細長い建物で、東室の高僧に仕える僧の住居だった。組物のない簡素な造りで、化粧屋根裏をそのまま見せる。昭和17年に重要文化財に指定。
世界遺産・法隆寺の境内、国宝・西円堂の背後に佇む薬師坊庫裡は、室町時代後期に建てられた重要文化財の僧坊建築です。桁行18メートルの木造建築は、東面切妻造・西面寄棟造という独特の屋根構造を持ち、僧侶の日常生活を支えた庫裡(台所兼居住空間)の姿を今に伝えています。
奈良県五條市西吉野町に位置する堀家住宅は、室町時代後期に建てられた日本最古級の民家建築であり、国指定重要文化財です。南北朝時代には後醍醐天皇をはじめ4代の南朝天皇の皇居として使用されました。茅葺き屋根の荘厳な佇まいと激動の歴史を今に伝え、2019年にはリノベーション施設「KANAU」として宿泊・レストランも楽しめるようになりました。
奈良県大和郡山市の矢田丘陵に位置する松尾寺は、養老2年(718年)に舎人親王が創建した日本最古の厄除霊場です。建武4年(1337年)に再建された本堂は、和様と大仏様が融合した新和様建築の典型として重要文化財に指定されています。秘仏の千手千眼観世音菩薩や鎌倉時代の大黒天像など、多くの文化財を有する名刹を紹介します。
奈良県高取町の壺阪寺(南法華寺)に建つ三重塔は、明応6年(1497年)に再建された国指定重要文化財です。戦乱と火災を乗り越えた純和様の美しい塔の歴史・建築的価値・見どころを紹介します。
奈良県高取町の壺阪寺に佇む南法華寺礼堂は、室町時代中期以前に再建された国指定重要文化財の建造物です。入母屋造・本瓦葺の格式高い建築様式を持ち、昭和の大修理で室町時代当時の姿に復元されました。眼病封じの観音霊場として1300年以上の歴史を持つ名刹で、『壺坂霊験記』の舞台としても知られています。
奈良県宇陀市の室生寺、その最奥「奥の院」に佇む御影堂(重要文化財)。約700段の石段を登り切った先に立つ室町時代前期の建築で、弘法大師を祀る大師堂として現存最古級の一つ。方三間・宝形造・厚板段葺という類例のない屋根形式が特徴。女人高野として女性の参詣を受け入れてきた古刹の、最も神聖な場所を訪ねます。
奈良県宇陀市の室生寺に建つ弥勒堂は、鎌倉時代前期の建築技法を伝える国指定重要文化財。入母屋造・杮葺の三間堂で、二重屋根の小屋構造など中世建築の貴重な遺構を残します。本尊・弥勒菩薩立像(重文)をはじめ、奈良時代後期から平安時代初期の名仏が伝わり、女人高野として知られる古刹の歴史と魅力をご紹介します。
奈良盆地南部、橿原市新賀町に建つ江戸中期の大規模民家。享保十七年(一七三二)頃の主屋は大和棟の最も古い例とされ、内蔵・別座敷・表門・宅地とともに重要文化財に指定。環濠をめぐらした十市郡新賀組大庄屋の屋敷である。