奈良県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 奈良県奈良県に所在する重要文化財。
東大寺三昧堂(四月堂)は延宝9年(1681年)建立の方3間の仏堂で重要文化財。旧暦4月の法華三昧会にちなむ通称、鎌倉時代の古材、平安時代の普賢菩薩騎象像を紹介し、2025年からの耐震工事による閉堂も記す。
東大寺中門は正徳4年(1714年)建立の五間三戸の楼門で重要文化財。大仏殿の再建に続いて建てられ、左右に廻廊が延びる。ふだんは閉じた扉が元日などに開き、基壇から窓越しに大仏の顔を拝める。見学方法も記す。
東大寺東西楽門(西)は大仏殿を囲む西廻廊に開く享保4年(1719年)の三間一戸八脚門で重要文化財。中門・廻廊とともに江戸の再建事業で整えられ、東の門と同じ指定番号を持つ。八脚門の形式と見学方法を紹介する。
東大寺東西楽門(東)は大仏殿を囲む東廻廊に開く享保7年(1722年)の八脚門で重要文化財。奈良時代の転害門と同じ三間一戸八脚門の形式を江戸時代に廻廊の一部として建てた門で、比べ方と見学方法を紹介する。
東大寺二月堂閼伽井屋(若狭井屋)は鎌倉時代後期の井戸屋形で重要文化財。修二会の3月12日深夜にお香水を汲む若狭井を覆い、小浜のお水送りの伝承とも結びつく。建物の形式と指定の理由、外観の見学方法を紹介する。
東大寺二月堂参籠所は建治3年〜弘安5年(1277〜1282年)建立の桁行10間の建物で重要文化財。修二会に参籠する練行衆と結びつく宿所で、二月堂北側の登廊の脇に建つ。規模、指定の理由、外観を見る場所を紹介する。
東大寺二月堂仏餉屋(御供所)は鎌倉時代前期の桁行5間の建物で重要文化財。二月堂の本尊への供え物を整える付属建物で、1667年に焼けて再建された二月堂より400年以上古い。建物の形式と見学方法を紹介する。
東大寺念仏堂は嘉禎3年(1237年)建立の方3間の仏堂で重要文化財。もとは地蔵堂と呼ばれ、同じ年に康清が造った地蔵菩薩坐像を祀る。元禄年間に改められた錣葺の屋根、鐘楼ヶ丘での位置、拝観時間を紹介する。
東大寺法華堂北門は延応2年(1240年)建立の四脚門で重要文化財。東大寺最古の法華堂の北側を区切り、3年前の念仏堂とともに鎌倉時代前期の上院の整備を伝える。四脚門の形式、見どころ、見学方法を紹介する。
東大寺法華堂経庫は平安時代前期の校倉造の経庫で重要文化財。桁行3間・梁間3間の単倉で、東大寺に残る3棟の単倉のうち勧進所経庫と同じ規模・年代をもつ。校倉の構造、本坊経庫との違い、外観の見学方法を紹介する。
東大寺法華堂手水屋は建武2年(1335年)建立の重要文化財で、法華堂に付属する桁行7間・梁間4間の大きな手水屋。鎌倉時代から続いた上院の整備が14世紀に及んだことを示す。規模、年代の意味、見学方法を紹介する。
明治35年(1902年)竣工、関野貞の設計による近代和風建築。宇治の平等院鳳凰堂をなぞった左右対称の外観に、和風の細部と洋風の構造、イスラム風の窓を併せ持つ。奈良公園に立ち、現在は奈良国立博物館が管理する重要文化財。
奈良市阪原町の南明寺本堂は、鎌倉時代後期の寄棟造・本瓦葺の一堂。明治39年に指定された重要文化財で、堂内には平安期の薬師・釈迦・阿弥陀の藤原三仏がまつられる。柳生街道沿いの簡素な古刹。現在は一般拝観を停止している。
奈良市丹生町の山あいに建つ丹生神社本殿は、嘉吉二年(一四四二)の棟木銘をもつ室町中期の一間社春日造。檜皮葺の屋根が美しく、現存最古級の春日造を残す円成寺など、柳生街道沿いの古社寺とあわせて訪ねたい一棟。
奈良県五條市西吉野町鹿場の斜面に建つ西田家住宅は、17世紀中頃の建築と考えられる中型農家。土間が南半分を占め、北側は前座敷三間取り。垂木構造など中世以来の技法を残し、昭和43年に重要文化財に指定された。
日本聖公会奈良基督教会は奈良市登大路町にある昭和5年(1930年)の和風の教会堂で、会堂と親愛幼稚園舎の2棟が重要文化財。古社寺修理に通じた大木吉太郎が設計し、三廊式の教会に入母屋屋根や格天井を合わせた。
奈良県桜井市の安倍文殊院に建つ白山神社本殿は、室町時代後期の一間社流造、正面軒唐破風付・こけら葺の小さな社殿。大正9年に国の重要文化財へ指定された。縁結びの神・菊理媛神をまつる寺の鎮守で、外観は参拝自由で無料。
般若寺経蔵は奈良市般若寺町の般若寺にある鎌倉時代末期の経蔵で、重要文化財。十三重石塔の背後に西面して建つ桁行三間の切妻造・本瓦葺の簡素な建物で、中世の経蔵として数少ない遺構の一つ。般若寺には国宝の楼門、重要文化財の十三重石塔もある。
般若寺十三重塔は奈良市般若寺町の般若寺にある建長5年(1253年)の石造十三重塔で、重要文化財。鎌倉時代の般若寺の復興で完成した塔で、旧石造相輪と旧銅製相輪もあわせて指定されている。背後に経蔵が建ち、国宝の楼門とともに伝わる。
奈良県橿原市地黄町の人麿神社本殿は、康永4年(1345年)建立の一間社隅木入春日造。柿本人麻呂を祀り、棟木銘で建立年が押さえられる小社殿として昭和54年に重要文化財に指定された。境内は自由に参拝できる。