奈良県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 奈良県奈良県に所在する重要文化財。
奈良県に個人蔵として伝わる重要文化財「紙本著色一遍上人絵巻」(4巻)は、時宗を開いた一遍上人の生涯を描いた紙本著色の絵巻物です。約20本ほどが知られる宗俊本系統の貴重な伝本のひとつとして、鎌倉時代の大和絵の伝統と時宗の精神を今に伝えています。
奈良国立博物館に寄託される重要文化財「熊野十二社権現御正体〈十三尊〉」の魅力を紹介。鍍銀・鍍金の鏡板に浮かぶ十三尊の世界と、熊野信仰の歴史を解説します。
奈良県明日香村の岡寺に建つ書院は、安土桃山時代末期から江戸時代初期に建てられた国指定重要文化財です。主室に床・棚・書院を備えた本格的な書院造と台所機能を一棟に共存させた珍しい構成を持ち、桃山時代の建築文化を今に伝える貴重な遺構として高く評価されています。
奈良県明日香村にある岡寺仁王門は、慶長17年(1612年)に建立された国指定重要文化財の楼門です。三重塔の古材を転用した建築の歴史や見どころ、龍伝説、アクセス情報を詳しくご紹介します。
奈良県橿原市の橿原神宮本殿は、安政2年建立の京都御所内侍所を明治23年に移築した重要文化財。組物を用いず円柱が直接桁を受ける宮殿建築の簡素な構成と、参拝で実際に見える範囲、月別の開門時刻までを整理する。
奈良市月ヶ瀬桃香野の街道脇に建つ菊家家住宅は、十七世紀末から十八世紀はじめの建築と推定される茅葺の民家。桁行10.5メートルの小さな主屋に前座敷三間取りの古式が残り、垂木から扠首へ移る小屋組をとどめる。昭和43年に重要文化財に指定された。
奈良・菅原の喜光寺本堂は、行基が東大寺大仏殿の雛型に建てたと伝わる「試みの大仏殿」。明応8年の焼失後、天文13年(1544年)に室町再建された重要文化財で、裳階を付した寄棟造の堂内に平安期の阿弥陀三尊を安置する。
奈良県斑鳩町の法隆寺山内、東院伽藍の北に建つ北室院本堂は、明応三年(1494年)建立の子院の本堂。桁行三間・梁間三間、入母屋造・檜皮葺の小さな堂で、堂内に重要文化財の阿弥陀三尊像を安置する。明治三十七年に重要文化財に指定された非公開の建築。
奈良県斑鳩町の吉田寺多宝塔は、心柱の墨書銘から寛正4年(1463年)の建立とわかる室町中期の塔。三間多宝塔・本瓦葺で高さ約12メートル、奈良県内最古とされる。塔内には源信ゆかりの秘仏・金剛界大日如来坐像を安置し、年に数日のみ開扉される。
奈良県広陵町の百濟寺三重塔は、明治39年指定の重要文化財。鎌倉後期の三間三重塔婆、本瓦葺で高さ約23メートル。初層の板唐戸と盲連子、延宝3年の相輪、百済大寺伝承の検証、二週間前申込制の内部見学までを解説する。
奈良県五條市の栗山家住宅は、慶長12年の棟札により建立年代が確定する現存最古の民家。桁行16.9メートルの本瓦葺入母屋屋根と整型六間取の平面、牛梁と和小屋による架構を、五條新町の町並みとともに解説する。
奈良県大和郡山市に鎮座する小泉神社本殿は、室町時代末期に建てられた一間社春日造の重要文化財です。檜皮葺の屋根に極彩色の装飾が施され、舟肘木や連三斗など類例の少ない珍しい建築的特徴を備えています。中世の豪族・小泉氏の守護神として創建され、近隣の慈光院や小泉城跡とともに、大和郡山の歴史と文化を深く体感できるスポットです。
奈良市法蓮町の興福院客殿は、寛文年間の建築とされる桁行13.9メートルの入母屋造檜皮葺。禅宗塔頭方丈に近い間取りをもち、渡辺始興と鶴澤探索の障壁画を伴う。小堀遠州が造営に関わり、昭和48年に重要文化財へ指定された。
西園院上土門は法隆寺の本坊西園院に建つ江戸前期の門で、昭和17年に重要文化財に指定された。陸屋根に土を盛って勾配を作る上土門形式の遺構は二棟のみ。現状は檜皮葺だが妻の柄振板は残り、参道の無料区域から常時観察できる。
西園院客殿は法隆寺の本坊西園院に建つ桃山時代の住宅建築で、昭和17年に重要文化財に指定された。桁行11.9メートル、梁間12.8メートルの一重、北面入母屋造で南面切妻造の杉皮葺。非公開だが参道からは上土門と唐門、築地塀を無料で見学できる。
平城京の西に建つ真言律宗総本山・西大寺の中心堂舎。寛政10年から文化5年頃にかけて再建された大規模仏堂で、土壁を一切用いず板壁のみで構成される独特の構造から、平成10年に国の重要文化財に指定された。
奈良県生駒市高山町の高山八幡宮本殿は、棟札から元亀3年(1572年)の建立と分かる三間社流造の社殿。蟇股の蓮や枇杷、虹梁木鼻の牡丹など室町末期の彫刻に特色があり、昭和53年に重要文化財に指定された。茶筌の里・高山に立つ。
奈良県十津川村、玉置山の中腹に建つ玉置神社社務所及び台所は、文化元年(1804年)建立の重要文化財。別当寺高牟婁院の主殿で、狩野派の橘保春らが描いた花鳥図の板戸と地階の参籠所をもつ。現在は解体修理中で拝観休止。
奈良・手向山八幡宮の境内南端に立つ住吉神社本殿は、鎌倉時代後期の流造・檜皮葺の社殿で、大正10年に重要文化財に指定された。住吉三神をまつり、元禄再建の八幡宮本殿より約四百年さかのぼる古社殿として知られる。
奈良市の手向山八幡宮に建つ宝庫は、奈良時代にさかのぼる校倉造の倉。もとは東大寺の油倉で、正徳4年(1714年)に現在地へ移築された。正倉院と同じ造りながら柵がなく、桁行三間の壁を間近で観察できる。昭和28年に重要文化財指定。