国宝

National Treasures

都道府県、時代、種類別に日本の国宝を閲覧できます。寺院、神社、城、美術館での見どころを分かりやすく解説し、地図や旅行のヒントもご紹介します。

1,204 国宝 全国47都道府県
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鶴林寺太子堂
兵庫県 平安後期 国宝
鶴林寺太子堂

兵庫県加古川市の鶴林寺太子堂は、天永3年(1112)に建てられた兵庫県下最古の建築で、国宝に指定されています。檜皮葺きの優美な宝形造の屋根、洗練された内部構成、そして赤外線で発見された平安の壁画など、千年の時を超えて伝わる日本建築の美を今に伝えています。

鶴林寺本堂
兵庫県 室町中期 国宝
鶴林寺本堂

兵庫県加古川市にある鶴林寺本堂は、応永4年(1397年)に建立された室町時代初期を代表する国宝建築です。「西の法隆寺」とも称される鶴林寺の中心堂宇で、和様・禅宗様・大仏様の三様式を融合させた折衷様建築の最高傑作とされています。聖徳太子開基の伝承を持つ古刹で、力強くも優美な木造建築の魅力を間近で味わうことができます。

浄土寺浄土堂(阿弥陀堂)
兵庫県 鎌倉前期 国宝
浄土寺浄土堂(阿弥陀堂)

兵庫県小野市に佇む国宝・浄土寺浄土堂は、東大寺復興の大勧進・重源上人が建久3年(1192)に建立し、1197年頃に落成した鎌倉時代前期の仏堂です。中国宋から重源が導入した「大仏様」という建築様式を、仏堂として唯一完全なかたちで現在に伝える貴重な遺構。堂内には名仏師快慶作の阿弥陀三尊立像(国宝、阿弥陀如来像高5.3m)が安置され、夏から秋の彼岸にかけての夕刻、西の蔀戸から差し込む光が床板に反射して三尊を金色に照らし出す「御来迎」の情景は圧巻です。建物と本尊がともに国宝に指定されるきわめて希少な文化財。

朝光寺本堂
兵庫県 室町中期 国宝
朝光寺本堂

兵庫県加東市の鹿野山朝光寺本堂は、応永20年(1413年)に建立された室町時代初期の密教本堂で、和様を基調に唐様・天竺様の要素を取り入れた折衷様の代表作。昭和29年(1954年)に国宝に指定された方七間の堂々たる建築で、つくばねの滝と古杉の森に囲まれた静寂の境内に佇む。

賢愚経残巻(大聖武)
兵庫県 奈良 国宝
賢愚経残巻(大聖武)

白鶴美術館が所蔵する国宝「賢愚経残巻(大聖武)」は、通常の写経より大きな一行十一〜十三字を荼毘紙に書写した奈良時代の写経。聖武天皇宸筆と伝わり、国宝の大聖武四件のうち分量と保存状態で随一とされる名品である。

大般涅槃経集解
兵庫県 奈良~江戸 国宝
大般涅槃経集解

六甲山麓の白鶴美術館が所蔵する国宝。大般涅槃経の注釈を集めた巻子本七十一巻で、唐代写本五十四巻に日本の補写十七巻が加わり、欠けなく完存する。平安・鎌倉の訓点は国語学の貴重な資料で、奈良の西大寺に伝来した。

短刀〈朱銘貞宗(名物伏見貞宗)/本阿(花押)〉
兵庫県 鎌倉 国宝
短刀〈朱銘貞宗(名物伏見貞宗)/本阿(花押)〉

兵庫県西宮市・黒川古文化研究所が所蔵する国宝の短刀「名物 伏見貞宗」をご紹介します。鎌倉時代の相州伝を代表する名工・貞宗の手になる刃長30.2センチの優品で、無銘ながら本阿弥家により貞宗作と極められ、茎には朱漆で「貞宗」「本阿(花押)」の銘が記されています。伏見城ゆかりの伝来や徳川家三つ葵紋の刀袋、不動明王・毘沙門天の梵字を彫る刀身の見どころ、来館方法、周辺観光情報まで、海外のお客様にもわかりやすく解説します。

短刀〈銘来国俊〉
兵庫県 鎌倉 国宝
短刀〈銘来国俊〉

兵庫県西宮市の黒川古文化研究所が所蔵する国宝「短刀 銘来国俊」。鎌倉時代後期に京都で活躍した来派の名工・来国俊による刃長24.5センチの優品で、徳川五代将軍綱吉から大名・柳沢家へ下賜された由緒ある一口です。明るく冴える直刃と健全な茎を備え、葵紋を散らした豪華な拵えとともに、年二回の特別展で公開されます。

銅戈
兵庫県 弥生 国宝
銅戈

昭和39年、神戸市灘区桜ヶ丘で銅鐸14口とともに偶然出土した大阪湾型銅戈7口。武器の形をしながら刃は研がれず、戦いを離れた弥生の祭器である。銅鐸とそろって国宝に指定され、神戸市立博物館で公開されている。

木造阿弥陀如来及両脇侍立像(浄土堂安置)
兵庫県 鎌倉 国宝
木造阿弥陀如来及両脇侍立像(浄土堂安置)

兵庫県小野市の浄土寺浄土堂に安置される国宝・阿弥陀三尊立像。東大寺再建を担った重源ゆかりの寺に立ち、仏師快慶の作と伝わる。中尊の阿弥陀如来は高さ約5.3メートル。夕刻、西側の蔀戸から射す光が背後を染め、来迎の姿を堂内に現す。

金剛三昧院多宝塔
和歌山県 鎌倉前期 国宝
金剛三昧院多宝塔

和歌山県高野山の金剛三昧院多宝塔は、貞応2年(1223)に北条政子の発願で建立された国宝。石山寺多宝塔に次いで古く、高野山に現存する最古の建造物です。内部には重要文化財の五智如来坐像が安置され、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産でもあります。宿坊や大シャクナゲでも名高い境内で、鎌倉時代の息吹を今に伝える名塔を訪ねてみませんか。

善福院釈迦堂
和歌山県 鎌倉後期 国宝
善福院釈迦堂

和歌山県海南市に建つ国宝・善福院釈迦堂。本尊像内の嘉暦2年(1327年)銘から鎌倉末期の再建とされる禅宗様仏殿で、太い木割と四隅の珍しい燧梁に和様を交えた古式の遺構として円覚寺舎利殿や功山寺仏殿と並び称されます。

長保寺大門
和歌山県 室町前期 国宝
長保寺大門

和歌山県海南市にある長保寺大門は、1388年建立の国宝楼門。本堂・多宝塔・大門の三棟が国宝に指定された、法隆寺と並ぶ日本唯一の寺院です。建築の魅力、歴史、アクセス情報を詳しく紹介します。

長保寺多宝塔
和歌山県 室町前期 国宝
長保寺多宝塔

和歌山県海南市に佇む国宝・長保寺多宝塔は、正平12年(1357年)建立の純和様建築。均整の取れた優美な姿と精緻な蟇股の彫刻が見どころです。紀州徳川家の菩提寺としての歴史や周辺情報もご紹介します。

長保寺本堂
和歌山県 鎌倉後期 国宝
長保寺本堂

和歌山県海南市にある長保寺本堂は、延慶4年(1311年)建立の国宝建築。和様を基調に禅宗様を巧みに取り入れた折衷様式の傑作で、紀州徳川家の菩提寺としても知られる千年の歴史を持つ古刹です。

根来寺多宝塔(大塔)
和歌山県 室町後期 国宝
根来寺多宝塔(大塔)

和歌山県岩出市の根来寺大塔は、天文16年(1547年)に67年の歳月をかけて完成した日本最大の木造多宝塔。高さ約37メートルを誇り、国宝に指定された多宝塔のなかで唯一普段から内部に入って参拝できる、真言密教の壮大な世界観を体感できる貴重な建造物です。

沃懸地螺鈿金銅装神輿
和歌山県 平安 国宝
沃懸地螺鈿金銅装神輿

和歌山県紀の川市の鞆淵八幡神社が伝える国宝。安貞2年に石清水八幡宮から奉送された平安後期の神輿で、沃懸地に螺鈿、宝相華文の金銅透彫金具で飾る。来歴の確かな現存最古級の作で、誉田八幡宮の神輿と双璧をなす。

金銀字一切経〈(中尊寺経)〉
和歌山県 平安 国宝
金銀字一切経〈(中尊寺経)〉

和歌山県の高野山金剛峯寺に伝わる国宝。奥州藤原氏初代・藤原清衡が発願し、紺紙に金字と銀字を一行おきに書写した一切経4296巻が現存する。見返絵や宝相華唐草文の表紙が彩る、平泉文化の豪華さを今に残す写経群である。

絹本著色阿弥陀聖衆来迎図
和歌山県 平安 国宝
絹本著色阿弥陀聖衆来迎図

和歌山県・高野山霊宝館に伝わる国宝《絹本著色阿弥陀聖衆来迎図》。平安時代後期に制作された三幅一対の大画面に、阿弥陀如来と三十余尊の聖衆が極楽浄土から来迎する瞬間を描いた、来迎図の最高傑作。

絹本著色五大力菩薩像
和歌山県 平安 国宝
絹本著色五大力菩薩像

高野山に伝わる五大力菩薩像は、鎮護国家を祈る仁王会の本尊として描かれた現存最古の遺例。平安中期の作とされ、もとは五幅だが明治21年の火災で二幅を失い、忿怒形の金剛吼・竜王吼・無畏十力吼の三幅が国宝として残る。