国宝
National Treasures都道府県、時代、種類別に日本の国宝を閲覧できます。寺院、神社、城、美術館での見どころを分かりやすく解説し、地図や旅行のヒントもご紹介します。
福岡市博物館が誇る国宝・太刀〈無銘一文字(名物日光一文字)〉。備前福岡一文字派の傑作で、日光権現から北条家、そして黒田如水へ渡った数奇な来歴をご紹介します。
総高約22.5センチの金銅の箱は、康治元年(1142年)に求菩提山の僧・頼厳らが銅板法華経33枚を納めて造った。四面に阿弥陀三尊や不動明王を線刻し、末法の世に経を未来へ守り伝えるため山中の洞窟に封じられた国宝である。
福島県いわき市に佇む白水阿弥陀堂は、平安時代末期の永暦元年(1160年)、藤原清衡の娘・徳姫が夫の菩提を弔うために建立した阿弥陀堂です。福島県内で唯一の国宝建造物であり、東北地方に現存する平安時代の建築三棟のうちの一つ。方三間の宝形造、とち葺屋根の優美な姿と、三方を池に囲まれた浄土式庭園が一体となった、平安仏教文化の精華を今に伝える貴重な遺産です。
経文の一字ずつを彩色した蓮台に乗せて写し、一字を一仏と見立てた平安時代後期の装飾経。法華三部経をおさめ、もと十巻のうち九巻が会津美里町の龍興寺に伝わる、福島県内三件の国宝の一つである。拝観は事前予約制。
承安元年(1171年)建立の国宝・一乗寺三重塔は、日本屈指の古塔として知られる平安時代後期の和様建築です。兵庫県加西市の法華山に佇む西国三十三所第二十六番札所の見どころを紹介します。
兵庫県加古川市の鶴林寺太子堂は、天永3年(1112)に建てられた兵庫県下最古の建築で、国宝に指定されています。檜皮葺きの優美な宝形造の屋根、洗練された内部構成、そして赤外線で発見された平安の壁画など、千年の時を超えて伝わる日本建築の美を今に伝えています。
兵庫県加古川市にある鶴林寺本堂は、応永4年(1397年)に建立された室町時代初期を代表する国宝建築です。「西の法隆寺」とも称される鶴林寺の中心堂宇で、和様・禅宗様・大仏様の三様式を融合させた折衷様建築の最高傑作とされています。聖徳太子開基の伝承を持つ古刹で、力強くも優美な木造建築の魅力を間近で味わうことができます。
兵庫県小野市に佇む国宝・浄土寺浄土堂は、東大寺復興の大勧進・重源上人が建久3年(1192)に建立し、1197年頃に落成した鎌倉時代前期の仏堂です。中国宋から重源が導入した「大仏様」という建築様式を、仏堂として唯一完全なかたちで現在に伝える貴重な遺構。堂内には名仏師快慶作の阿弥陀三尊立像(国宝、阿弥陀如来像高5.3m)が安置され、夏から秋の彼岸にかけての夕刻、西の蔀戸から差し込む光が床板に反射して三尊を金色に照らし出す「御来迎」の情景は圧巻です。建物と本尊がともに国宝に指定されるきわめて希少な文化財。
兵庫県加東市の鹿野山朝光寺本堂は、応永20年(1413年)に建立された室町時代初期の密教本堂で、和様を基調に唐様・天竺様の要素を取り入れた折衷様の代表作。昭和29年(1954年)に国宝に指定された方七間の堂々たる建築で、つくばねの滝と古杉の森に囲まれた静寂の境内に佇む。
白鶴美術館が所蔵する国宝「賢愚経残巻(大聖武)」は、通常の写経より大きな一行十一〜十三字を荼毘紙に書写した奈良時代の写経。聖武天皇宸筆と伝わり、国宝の大聖武四件のうち分量と保存状態で随一とされる名品である。
六甲山麓の白鶴美術館が所蔵する国宝。大般涅槃経の注釈を集めた巻子本七十一巻で、唐代写本五十四巻に日本の補写十七巻が加わり、欠けなく完存する。平安・鎌倉の訓点は国語学の貴重な資料で、奈良の西大寺に伝来した。
兵庫県西宮市・黒川古文化研究所が所蔵する国宝の短刀「名物 伏見貞宗」をご紹介します。鎌倉時代の相州伝を代表する名工・貞宗の手になる刃長30.2センチの優品で、無銘ながら本阿弥家により貞宗作と極められ、茎には朱漆で「貞宗」「本阿(花押)」の銘が記されています。伏見城ゆかりの伝来や徳川家三つ葵紋の刀袋、不動明王・毘沙門天の梵字を彫る刀身の見どころ、来館方法、周辺観光情報まで、海外のお客様にもわかりやすく解説します。
兵庫県西宮市の黒川古文化研究所が所蔵する国宝「短刀 銘来国俊」。鎌倉時代後期に京都で活躍した来派の名工・来国俊による刃長24.5センチの優品で、徳川五代将軍綱吉から大名・柳沢家へ下賜された由緒ある一口です。明るく冴える直刃と健全な茎を備え、葵紋を散らした豪華な拵えとともに、年二回の特別展で公開されます。
昭和39年、神戸市灘区桜ヶ丘で銅鐸14口とともに偶然出土した大阪湾型銅戈7口。武器の形をしながら刃は研がれず、戦いを離れた弥生の祭器である。銅鐸とそろって国宝に指定され、神戸市立博物館で公開されている。
兵庫県小野市の浄土寺浄土堂に安置される国宝・阿弥陀三尊立像。東大寺再建を担った重源ゆかりの寺に立ち、仏師快慶の作と伝わる。中尊の阿弥陀如来は高さ約5.3メートル。夕刻、西側の蔀戸から射す光が背後を染め、来迎の姿を堂内に現す。
和歌山県高野山の金剛三昧院多宝塔は、貞応2年(1223)に北条政子の発願で建立された国宝。石山寺多宝塔に次いで古く、高野山に現存する最古の建造物です。内部には重要文化財の五智如来坐像が安置され、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産でもあります。宿坊や大シャクナゲでも名高い境内で、鎌倉時代の息吹を今に伝える名塔を訪ねてみませんか。
和歌山県海南市に建つ国宝・善福院釈迦堂。本尊像内の嘉暦2年(1327年)銘から鎌倉末期の再建とされる禅宗様仏殿で、太い木割と四隅の珍しい燧梁に和様を交えた古式の遺構として円覚寺舎利殿や功山寺仏殿と並び称されます。
和歌山県海南市にある長保寺大門は、1388年建立の国宝楼門。本堂・多宝塔・大門の三棟が国宝に指定された、法隆寺と並ぶ日本唯一の寺院です。建築の魅力、歴史、アクセス情報を詳しく紹介します。
和歌山県海南市に佇む国宝・長保寺多宝塔は、正平12年(1357年)建立の純和様建築。均整の取れた優美な姿と精緻な蟇股の彫刻が見どころです。紀州徳川家の菩提寺としての歴史や周辺情報もご紹介します。
和歌山県海南市にある長保寺本堂は、延慶4年(1311年)建立の国宝建築。和様を基調に禅宗様を巧みに取り入れた折衷様式の傑作で、紀州徳川家の菩提寺としても知られる千年の歴史を持つ古刹です。