いまも時を告げる太鼓の楼

彌彦神社鼓楼は、新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦の彌彦神社で、太鼓を打って時を告げる楼で、大正5年(1916年)に建てられ、平成10年(1998年)9月2日に国の登録有形文化財に登録された。登録番号は15-0021である。

文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積5.9平方メートル。もとは旧社務所に隣接して建てられていたが、昭和37年(1962年)に新しい社務所が完成した際に現在地へ移築された。

袴腰の上に縁と高欄をめぐらす

規模は桁行・梁間とも8尺、軒高16尺。下部は裾の広がる袴腰とし、その上に高欄付きの縁をめぐらして、箕甲付きの切妻屋根を架ける。箕甲は破風の下で屋根の端を丸く納める部分で、屋根の輪郭をやわらかく見せる。

文化庁は、現在も時を告げる鼓楼として機能し続けていると記している。移築を経ても本来の役目を保っている点で、境内の建物のなかでも生きた使われ方をしている一棟である。

見どころと見学

神社によれば、大太鼓は毎朝午前5時(11月から3月は午前6時)、正午、午後10時の1日3回、時報として打ち鳴らされ、祭典の30分前には奉仕者に参集を知らせる報鼓としても打たれる。正午に境内にいれば、彌彦神社鼓楼の太鼓の音を聞くことができる。

鼓楼は随神門や摂末社の近くにある。外観を見る際は、裾の広がる袴腰と、その上の縁・高欄の取り合いに注目したい。

Q&A

Q彌彦神社鼓楼の太鼓はいつ鳴りますか。
A神社によれば、毎朝午前5時(11月から3月は午前6時)、正午、午後10時の1日3回です。
Q彌彦神社鼓楼はどこにありますか。
A随神門や摂末社の近くにあります。
Q彌彦神社鼓楼は移築されたものですか。
Aもとは旧社務所の隣にあり、昭和37年(1962年)に新社務所の完成にあわせて現在地へ移されました。
Q彌彦神社鼓楼の大きさは。
A桁行・梁間とも8尺、軒高16尺で、建築面積は5.9平方メートルです。
Q彌彦神社鼓楼はいつ登録有形文化財になりましたか。
A平成10年(1998年)9月2日に登録されました。登録番号は15-0021です。

基本データ

名称彌彦神社鼓楼(いやひこじんじゃころう)
所在地新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2898
指定区分国登録有形文化財(建造物) 登録番号15-0021
指定年平成10年(1998年)9月2日登録
員数1棟
寸法木造平屋建、瓦葺、建築面積5.9平方メートル、桁行・梁間とも8尺、軒高16尺、袴腰付
所有者宗教法人彌彦神社
公開状況外観のみ(太鼓は毎日3回)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 彌彦神社鼓楼
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000676
越後一宮 彌彦神社 — 鼓楼
https://www.yahiko-jinjya.or.jp/meguru/koro/index.html

最終更新日: 2026.10.01