境内の入口に立つ朱塗りの両部鳥居

彌彦神社一之鳥居は、新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦の彌彦神社で、表参道の突き当たり、境内への入口に立つ木造の鳥居で、大正5年(1916年)に建てられ、平成10年(1998年)9月2日に国の登録有形文化財に登録された。登録番号は15-0013である。

形式は、本柱の前後に控えの柱を添えた四脚建ての両部鳥居である。笠木の上には銅板葺の屋根を架け、全体を朱に塗る。文化庁はこの鳥居を「境内地のランドマーク」と評している。手前の右手に社号標、左手に制札台を従える。

高さをめぐる記録

文化庁の記録では、構造欄に高さ8.5メートル、解説文に柱間約6メートル・高さ約8.4メートルとある。一方、神社の案内は高さ約6メートルとしており、資料によって数値が異なる。本記事では文化庁の数値を掲げ、神社の数値を併記する。

神社によれば、彌彦神社はかつて社殿が朱塗りであったと伝えられ、一之鳥居の朱色はその名残りだという。境内の入口で最初に出会う朱の色は、社殿群の歴史をさかのぼる手がかりにもなっている。

見どころと見学

彌彦神社一之鳥居はいつでも見られる。表参道を歩いてくると、正面に朱の鳥居が立ちはだかり、その奥に境内の杜が広がる。鳥居をくぐるとすぐ御手洗川に石橋が架かる。

真横から見ると、本柱を前後から支える控柱と、それをつなぐ貫の組み方がよくわかる。両部鳥居は神仏習合の時代に広まった形式で、控柱の付いた脚元に注目したい。

Q&A

Q彌彦神社一之鳥居はどこにありますか。
A表参道の突き当たり、境内への入口に立っています。
Q彌彦神社一之鳥居の高さは。
A文化庁の記録では8.5メートル(解説文では約8.4メートル)で、神社の案内では約6メートルとされています。
Q彌彦神社一之鳥居はどんな形式の鳥居ですか。
A本柱の前後に控柱を添えた四脚の両部鳥居で、朱塗り、笠木の上は銅板葺です。
Q彌彦神社一之鳥居はなぜ朱塗りなのですか。
A神社によれば、かつて社殿が朱塗りだったと伝えられ、その名残りとされています。
Q彌彦神社一之鳥居はいつ登録有形文化財になりましたか。
A平成10年(1998年)9月2日に登録されました。登録番号は15-0013です。

基本データ

名称彌彦神社一之鳥居(いやひこじんじゃいちのとりい)
所在地新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2898
指定区分国登録有形文化財(建造物) 登録番号15-0013
指定年平成10年(1998年)9月2日登録
員数1基
寸法木造、銅板葺、高さ8.5メートル(解説文では約8.4メートル)、柱間約6メートル、両部鳥居
所有者宗教法人彌彦神社
公開状況常時見学可(境内入口)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 彌彦神社一之鳥居
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000668
越後一宮 彌彦神社 — 一の鳥居
https://www.yahiko-jinjya.or.jp/meguru/ichinotorii/index.html

最終更新日: 2026.10.01