一之鳥居の脇に立つ制札台
彌彦神社制札台は、新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦の彌彦神社で、一之鳥居に向かって左手前に立つ木造の制札台で、大正5年(1916年)に造られ、平成10年(1998年)9月2日に国の登録有形文化財に登録された。登録番号は15-0023である。制札は、禁令や告知を記して掲げる札のことで、制札台はそれを掲げるための小さな建物である。
文化庁の記録では、木造、銅板葺。石積の基壇の上に建ち、まわりに木製の玉垣をめぐらす。柱間1.35メートル、棟高約3メートルの規模で、柱から腕木を出して銅板葺の切妻屋根を架ける。
小さくても格の高い仕様
材には檜を用い、腕木を舟肘木と巻斗で支える。文化庁は「小規模ながら格の高い仕様をとっている」と評価している。掲示板という実用の施設にも、社殿と同じ細部の作法を当てている点が、境内を一体として設計した再建の性格をよく示す。
一之鳥居をはさんだ反対側には社号標が立つ。参道の正面に朱の鳥居、その左右に制札台と社号標を置く構成は、境内の入口を整えるために計画されたものである。
見どころと見学
彌彦神社制札台は一之鳥居の左手前にあり、いつでも見られる。鳥居の手前で足を止め、左手の玉垣に囲まれた小さな屋根に目を向けたい。
近づくと、柱から突き出た腕木の下に舟肘木と巻斗が組まれているのがわかる。棟高約3メートルの小さな建物だが、屋根の反りや細部の加工は社殿に引けを取らない。
Q&A
- 彌彦神社制札台はどこにありますか。
- 一之鳥居に向かって左手前にあります。
- 彌彦神社制札台とは何ですか。
- 禁令や告知を記した制札を掲げるための小さな建物です。
- 彌彦神社制札台の大きさは。
- 柱間1.35メートル、棟高約3メートルです。
- 彌彦神社制札台の特徴は。
- 檜材を用い、腕木を舟肘木と巻斗で支えるなど、小規模ながら格の高い仕様です。
- 彌彦神社制札台はいつ登録有形文化財になりましたか。
- 平成10年(1998年)9月2日に登録されました。登録番号は15-0023です。
基本データ
| 名称 | 彌彦神社制札台(いやひこじんじゃせいさつだい) |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2898 |
| 指定区分 | 国登録有形文化財(建造物) 登録番号15-0023 |
| 指定年 | 平成10年(1998年)9月2日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造(檜材)、銅板葺切妻屋根、柱間1.35メートル、棟高約3メートル |
| 所有者 | 宗教法人彌彦神社 |
| 公開状況 | 常時見学可(一之鳥居の左手前) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)— 彌彦神社制札台
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000678
最終更新日: 2026.10.01