御神木を囲む七角形の石柵

彌彦神社神木石柵は、新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦の彌彦神社で、境内の御神木を囲む石の柵で、大正5年(1916年)に造られ、平成10年(1998年)9月2日に国の登録有形文化財に登録された。登録番号は15-0025。文化庁の登録名の読みは「しんぼくいしだな」である。

文化庁の記録では、石造で延長32.8メートル。御神木は二之鳥居の手前右手のやや高い場所、旧本殿跡の手前に立ち、石柵はこれを取り囲むように不等辺七角形の平面をとる。自然石を積んだ基壇の上に建ち、柵の高さは1.2メートル。

石の扉と御神木の伝え

正面には幅1.5メートルの開口を設け、7段の階段の上に石の扉2枚を吊り込んでいる。扉まで石で造り、木の柵と同じように開閉の形を備えているのが細部の見どころである。

神社の伝えでは、御祭神が宮居を定める際に携えていた椎の杖を地に立て、この地がふさわしければ根を生じ芽を出すであろうと告げたところ、杖が大樹となって社の位置が定まったという。神社によれば、乙子神社の御神廟もこの御神木の近くにあり、彌彦神社神木石柵はそうした伝えの中心にある木を守る柵である。

見どころと見学

彌彦神社神木石柵は二之鳥居の手前右手の高みにあり、いつでも見られる。柵の内側には入らず、外から眺める。

正面にまわると、7段の石段の上に閉じられた2枚の石扉が見える。七角形の辺の長さが不ぞろいなのは、御神木と地形に合わせて柵を回したためと考えられ、柵に沿って歩くとその角度の変化がわかる。

Q&A

Q彌彦神社神木石柵はどこにありますか。
A二之鳥居の手前右手の高みにある御神木を囲んでいます。
Q彌彦神社神木石柵の形は。
A不等辺七角形の平面で、延長32.8メートル、高さ1.2メートルです。
Q彌彦神社神木石柵の正面はどうなっていますか。
A幅1.5メートルの開口があり、7段の階段の上に石の扉2枚が吊り込まれています。
Q彌彦神社の御神木にはどんな伝えがありますか。
A神社によれば、御祭神が立てた椎の杖が大樹となり、社の位置が定まったと伝えられます。
Q彌彦神社神木石柵はいつ登録有形文化財になりましたか。
A平成10年(1998年)9月2日に登録されました。登録番号は15-0025です。

基本データ

名称彌彦神社神木石柵(いやひこじんじゃしんぼくいしだな)
所在地新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2898
指定区分国登録有形文化財(建造物) 登録番号15-0025
指定年平成10年(1998年)9月2日登録
員数1基
寸法石造、延長32.8メートル、高さ1.2メートル、不等辺七角形、正面幅1.5メートル・石扉2枚
所有者宗教法人彌彦神社
公開状況外観は常時見学可(柵の内側は立ち入り不可)

参考文献

国指定文化財等データベース(文化庁)— 彌彦神社神木石柵
https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000680
越後一宮 彌彦神社 — 御神木
https://www.yahiko-jinjya.or.jp/meguru/goshinboku/index.html
越後一宮 彌彦神社 — 摂社・末社
https://www.yahiko-jinjya.or.jp/meguru/setumatusya/index.html

最終更新日: 2026.10.01