手水舎と向かい合う授与所
彌彦神社神符授与所は、新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦の彌彦神社で、御札(神符)や御守を授ける建物として建てられた大正5年(1916年)の建物で、平成10年(1998年)9月2日に国の登録有形文化財に登録された。登録番号は15-0024である。
文化庁の記録では、木造平屋建、瓦葺、建築面積41平方メートル。表参道が二之鳥居に向かって折れる地点の手前右手、手水舎の向かいに建つ。瓦葺の切妻屋根に舟肘木を用いた建物で、銅板葺の裳階は後から付け加えられたものである。
東参道からの眺めを考えた妻面
文化庁は、神苑沿いの東参道からのアプローチを考慮して、妻面の構成に意を凝らした造りと評価している。表参道から見る正面だけでなく、もう一つの参道から近づく人に見える側面まで設計の対象にしていたことになる。
舟肘木は柱の上に置いて桁を受ける簡素な腕木で、楽舎や参集殿にも使われている。社殿に比べて控えめな仕様のなかで、妻面の構成によって表情をつけているのがこの建物の要点である。
見どころと見学
彌彦神社神符授与所は手水舎の向かいにあり、外観はいつでも見られる。神社の案内では、御札・御守・御朱印は授与所で午前8時30分から午後4時まで授与されているが、どの建物で授与しているかは時期により変わることがあるので現地で確かめたい。
東参道の側から近づくと、文化庁が評価する妻面の構成を正面から見ることができる。後から付いた銅板葺の裳階と、もとの瓦葺の屋根との重なりにも目を留めたい。
Q&A
- 彌彦神社神符授与所はどこにありますか。
- 表参道が二之鳥居に向かって折れる地点の手前右手、手水舎の向かいにあります。
- 彌彦神社神符授与所はどんな建物ですか。
- 瓦葺の切妻屋根に舟肘木を用いた平屋建で、銅板葺の裳階は後補です。
- 彌彦神社神符授与所の見どころは。
- 神苑沿いの東参道からの眺めを考えて構成された妻面です。
- 彌彦神社の御札や御守はいつ受けられますか。
- 神社の案内では、授与所で午前8時30分から午後4時までです。
- 彌彦神社神符授与所はいつ登録有形文化財になりましたか。
- 平成10年(1998年)9月2日に登録されました。登録番号は15-0024です。
基本データ
| 名称 | 彌彦神社神符授与所(いやひこじんじゃしんぷじゅよしょ) |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦2898 |
| 指定区分 | 国登録有形文化財(建造物) 登録番号15-0024 |
| 指定年 | 平成10年(1998年)9月2日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造平屋建、瓦葺、建築面積41平方メートル、切妻造(銅板葺の裳階は後補) |
| 所有者 | 宗教法人彌彦神社 |
| 公開状況 | 外観は常時見学可 |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)— 彌彦神社神符授与所
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00000679
- 越後一宮 彌彦神社 — 御札・御守・御朱印
- https://www.yahiko-jinjya.or.jp/visit/gift/index.html
最終更新日: 2026.10.01