江戸
Edo江戸時代(1603 – 1868)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
和歌山県有田川町中峯に建つ鈴木家住宅は、庄屋をつとめた家の住まい。棟札により天明五年(一七八五)の建立とわかり、整形四間取を発展させた間取りをもつ。年代の明らかな農家として昭和四十四年に重要文化財に指定された。
和歌山市の紀伊風土記の丘に移築された旧谷山家住宅は、寛延2年(1749年)上棟の漁家建築で昭和44年に重要文化財に指定された。土蔵造の厚い壁と三重の戸を備えた二階窓に、和歌浦湾に面した塩津の浜の暮らしが残る。
和歌山市禰宜の和佐組大庄屋・中筋家の屋敷。嘉永5年の主屋は20畳の大広間と3階の望山楼を備え、表門・長屋蔵など6棟が昭和49年に重要文化財に指定された。平成の保存修理を経て、春から秋の週末に公開されている。
広八幡神社摂社天神社本殿は、和歌山県有田郡広川町上中野の社殿列の左端に建つ一間社隅木入春日造・檜皮葺の摂社。慶安5年の建立で菅原道真を祀り、昭和22年に国の重要文化財となった。庇の蟇股は表と裏で見え方が変わる。
広八幡神社拝殿は、和歌山県有田郡広川町上中野の舞殿の奥、階段を上がった位置に建つ桁行2間・梁間3間の入母屋造。妻入で柿葺という珍しい構えで、昭和22年に国の重要文化財となった。秋祭りの神事式はここで行われる。
高野山・千手院谷の普賢院に立つ四脚平唐門。もとは山内の東照宮の門で、明治25年にこの地へ移築された。丹塗の柱に極彩色の彫刻が残り、県内では数少ない江戸前期の唐門として、昭和40年に重要文化財に指定された。
和歌山城の南東に立つ岡口門は、昭和20年の空襲を免れた数少ない遺構である。元和7年(1621)築の二階建の櫓門で、一枚石をくり抜いた銃眼12か所をもつ北側の土塀とともに、国の重要文化財に指定されている。
和歌山県串本町・紀伊大島の東端に建つ樫野埼灯台は、英国人技師ブラントンが設計し1870年に初点灯した日本最古の現役石造灯台。その沖合では1890年にトルコ軍艦エルトゥールル号が遭難し、貧しい島民が献身的に救助した出来事が、今も続く日本とトルコの友情の原点となりました。灯台・船甲羅・遭難者上陸地・遭難者墓地の4要素は2021年に国指定史跡となり、近代日本と国際交流の物語を伝える稀有な聖地として訪れる人を魅了し続けています。
和歌山県海南市下津町上、長保寺参詣道に面する江戸末期の町家で一木旅館の最古の棟。東側に広い通り土間を通し、奥に床構え付きの続き座敷を設ける。本瓦葺の低い軒が道沿いに続く。令和4年(2022年)登録有形文化財。
和歌山市北野の井上家住宅は、永穂から昭和16年(1941年)に移された江戸時代末期の農家。軒下まで漆喰で固めた城郭風の外回りと本瓦葺の入母屋屋根が特徴で、1996年の第1回登録で登録番号30-0001となった。
紀の川市中三谷の井上家住宅(旧岩田家住宅)土蔵は屋敷で最も古い江戸末期の2階建の蔵。切妻造の置屋根で、棟木や母屋を妻面の柱で受け、戸口に鳥居枠を飾る。外壁は土塀と一続きで屋敷の外郭をなす。2023年に登録。
和歌山県橋本市、上田家主屋の川側に建つ米蔵及び中蔵。江戸末期の土蔵二棟を隙間を空けて据え、庇と二階壁を続けて一体とする。置屋根や中塗仕上、ひしぎ竹張など質実な技法を残す。屋敷で最も古い登録有形文化財。
上南家住宅主屋は紀美野町谷の山上に建つ江戸中期の農家で、旅人の茶屋も兼ねたという。上手10畳の押板形式の床や床差しの竿縁天井、釿の跡が残る差鴨居が古い形式をよく伝え、2019年に登録有形文化財となった。
上南家住宅長屋門は紀美野町谷の屋敷の南隅に建つ江戸後期の長屋門。東を切妻、西を入母屋とする瓦屋根で、内部の土間には牛小屋と炊事場があり、主屋の台所の役目を担っていた。2019年に登録有形文化財となった。
和歌山県広川町大字広に建つ浦家住宅前蔵・中蔵及び櫨蔵は、江戸末期の土蔵三棟がL字に連なる建築面積117平方メートルの登録有形文化財。腰の海鼠壁と三箇所の戸前、垂木を用いない小屋組に、海運と石灰製造で栄えた商家の備えが残る。
和歌山県みなべ町北道、旧熊野街道に東面して建つ江戸後期の町家。主体部17mに明治期増築の座敷部9.7mが続き、26mを超える間口を見せる。白漆喰のつし二階に虫籠窓を開け、一階は繊細な出格子で覆う。2009年に国の登録有形文化財となった。
岡家住宅西蔵及び米蔵は和歌山県九度山町入郷にある江戸末期の土蔵で、登録有形文化財。屋敷で最も古い西蔵の北に明治後期の米蔵を増築し、正面の腰を海鼠壁とした堅牢なつくりで、屋敷の北西の隅を引き締めている。
岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)石塀は和歌山県新宮市高田にある江戸時代末期の石塀で、登録有形文化財。流紋岩の川原石を空積の野面積みとし、屋敷の北・東・西をコの字形に囲む。総延長約76メートル、防風を兼ねる。
岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)主屋は和歌山県新宮市高田にある江戸時代末期の平屋の民家で、登録有形文化財。南に土間、北に6室を配し、北東の座敷の押板の床が古式を伝える。建ちが低く、旧杉皮葺の屋根勾配を残す。
岡﨑家住宅(旧栗須家住宅)蔵は和歌山県新宮市高田にある元治2年(1865年)の家財蔵で、登録有形文化財。敷地南東隅の一段高い場所に建つ2階建ての板蔵で、小規模ながら太い材で組まれ、旧杉皮葺の貴重な例とされる。