明治
Meiji明治時代(1868 – 1912)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
青森県八戸市の新むつ旅館本館は、明治30年(1897年)ごろ小中野新地の遊郭街に建てられ、昭和32年(1957年)に旅館に衣替えした木造2階建。天窓のある吹抜と洋風のY字状階段、2階の出桁上の照明など独特のつくりをもつ。
御前埼灯台は静岡県御前崎市の岬に立つ明治7年初点灯の洋式灯台。英国人技師ブラントンの指導で築かれ、二重円筒構造と国内初の回転式一等レンズを備えた。令和3年に重要文化財に指定され、今も上れる参観灯台である。
御前埼灯台旧官舎は明治7年建設の煉瓦造平屋建で、125年間にわたり灯台守が暮らした。令和3年に灯台とともに重要文化財に指定され、倉庫で長く眠っていた附の分銅巻揚装置が、館内の資料館で現在も公開されている。
旧遠江国報徳社公会堂(大日本報徳社大講堂)は静岡県掛川市にある明治36年(1903年)の公会堂で、重要文化財。報徳思想の普及拠点として建てられ、1階が和風、2階が洋風の外観と、81畳の大広間を囲む吊り構造の桟敷をもつ。
静岡県沼津市、島郷海岸のクロマツ林に広がる旧沼津御用邸苑地。明治から昭和まで皇室三代が保養に用いた御用邸の跡で、平成28年に国の名勝に指定された。戦災を免れた26室の西附属邸を歩き、松越しの富士と駿河湾の眺めを楽しめる。
新井旅館雪の棟は明治32年築の木造2階建の客室棟。二代当主の庭園「華の池」から引いた二筋の流れに挟まれて建ち、南東にはムクリ付き入母屋屋根と煙出しを備えた特徴的な浴室棟を張り出す。
新井旅館渡りの橋は明治32年に架けられた屋根付きの太鼓橋。本館の月の棟と雪の棟を結び、床は小幅板を目透かしに張って足もとに水流を見せる。来館記念の撮影場所として長く親しまれてきた。
伊東市湯川の伊東市立木下杢太郎記念館は明治40年築の木造2階建商家で、軒蛇腹を回した土蔵風の外観をもつ。平成27年に国の登録有形文化財となった。裏手には天保6年築の杢太郎生家が残り、入館料100円で公開されている。
梅御殿は静岡県三島市の楽寿園にある明治23年(1890年)の木造2階建の数寄屋の建物で、登録有形文化財。小松宮彰仁親王の三島別邸の一部で、主座敷の床柱に梅を使う。敷地の高低差を生かしたスキップフロアー状の構成をもつ。
凱旋紀念門は静岡県浜松市浜名区引佐町渋川にある明治39年(1906年)の煉瓦造の門で、登録有形文化財。日露戦争を記念して六所神社の参道に築かれ、鋸歯飾りの柱頭と欠円アーチ、重厚な笠石をもつ県内初期の煉瓦造構造物である。
観魚洞隧道は静岡県熱海市にある明治43年(1910年)の石造の道路隧道で、登録有形文化財。熱海と伊東を結ぶ旧幹線道路で相模湾に臨む魚見崎を貫き、延長113メートル。総切石積みの覆工と、持送り付きの扁額を掲げた馬蹄形の坑口が崖の海岸になじむ。
菊川赤れんが倉庫は静岡県菊川市堀之内の菊川駅の南にある明治時代後期の煉瓦造2階建の倉庫で、登録有形文化財。焼過煉瓦を軒蛇腹や欠円アーチに効果的に用い、茶葉の搬出入を考えた開口と合組作業の痕跡を残す。菊川の製茶の歴史を伝える。
旧南葵文庫は静岡県熱海市伊豆山の相模湾を望む丘に建つ明治32年(1899年)の木造2階建の建物で、登録有形文化財。2度の移築を経て現在地に建ち、ルネサンス様式を基調に、和風の植物文様をフリーズにあしらう。
富士市今泉八丁目の旧六所家門及び塀は明治中期建築で、平成29年に国の登録有形文化財となった。六所家は神仏分離まで真言宗東泉院を営んだ家で、石段上に構える間口6.7メートルの三間薬医門と、総延長43メートルの塀が残る。
靏谷家住宅主屋は静岡県磐田市掛塚にある明治17年(1884年)頃の木造2階建の店舗兼用住宅で、登録有形文化財。通りに東面し、1階正面に出格子を設け、上下階とも軒を出桁造とし、明治前期の掛塚のたたずまいを伝える。
静岡県静岡市清水区由比寺尾にある「東海道名主の館(小池家住宅)」は、江戸時代に寺尾村の名主を代々務めた小池家の母屋。明治期に建てられた木造平屋建の伝統的な民家で、1998年に国の登録有形文化財に登録されました。なまこ壁、潜り戸付きの大戸、田の字形の間取り、大黒柱など、名主の格式と江戸期の面影を今に伝える貴重な建造物です。
静岡県浜松市浜名区にある方広寺で、三笑閣の北に南面して建つ書院。東海道新居宿の本陣飯田家にあった明治天皇の行在所を明治18年に移築したもので、北に上段の間、南に24畳の次の間を備え、東側面の北端に茶室を付す。
静岡県浜松市浜名区にある方広寺で、半僧坊拝殿の南に北面して建つ明治中期の建物。正面を吹放しとした土間の舞台で、南面には下屋で幅半間の上段を通し、格天井を張る。建築面積は32平方メートルで、水屋とともに祭礼の場をつくる。
静岡県浜松市浜名区にある方広寺で、本堂の西に南面して建つ明治中期の小堂。正面一間側背面二間、宝形造桟瓦葺で、正面に擬宝珠高欄付の切目縁を通す。内部は竿縁天井の一室とし、後方の仏壇に観音菩薩像を安置する。
静岡県浜松市浜名区にある方広寺で、大庫裡の北の高台に南面して建つ明治中期の建物。切妻造桟瓦葺の平屋建で、西南北の三面に下屋を廻し、渡廊下で大庫裡に接続する。前後2列に6室を配し、西北隅を座敷として二面に縁を廻す。