昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
高知県土佐市宇佐に建つ昭和二十二年頃の登録有形文化財。木造平屋建の内部に釜炊き場・燻し場・黴付け場・貯蔵場の四室が鰹節作りの工程順に並ぶ家内製造の建物で、土佐節発祥地である漁港の集落の町並みを今に残す。
高知県土佐市宇佐町に残る泉家住宅の支度部屋と干場。昭和南海地震後の昭和22年頃に再建された鰹節の家内製造施設で、主屋や鰹節製造場とともに平成16年に登録有形文化財となった。土佐節発祥の地に生業の場の姿をとどめる。
昭和21年の昭和南海地震で倒壊した家を、震災前の姿のまま再建した木造2階建。妻壁に5段の水切瓦を備え、2階は20畳の大広間とする。土佐市宇佐に残る登録有形文化財で、漁師町の復興とともに歩んだ一軒。非公開だが公道から外観を望める。
一斗俵沈下橋は、高知県四万十町の四万十川上流域に架かる昭和10年築の鉄筋コンクリート造9連桁橋で、平成12年に登録有形文化財となった。増水時に水面下に沈む沈下橋として、四万十川流域に現存する最古のものである。
高知県土佐清水市竜串の海のギャラリー。林雅子の設計で昭和41年に竣工した貝類展示館で、鉄筋コンクリート折板構造で二枚貝が天に開くさまを表す。天窓の光が水中のような空間をつくり、黒原和男の貝を展示する。
大西家住宅蔵は、高知県奈半利町にある昭和13年建築の2階建ての土蔵で、平成12年に登録有形文化財となった。奈半利農協の前身が建てた蔵で、妻面に水切瓦を振り分け、軒先を漆喰で塗り込めている。
高知県仁淀川町大崎の土居川に架かる川口橋。昭和10年(1935年)の鉄筋コンクリート造の6連の桁橋で、橋長69メートル。精緻なフランス積みの煉瓦造橋脚と幾何学的な親柱をもち、市の立つ広場としても使われる。
高知県四万十町木屋ヶ内の旧大正林道柿ノ木サコ橋。国有林の木材を運んだ森林鉄道の橋で、昭和19年に建てられた橋長7メートルの鉄筋コンクリート造単アーチ橋。両岸に近くの石切場の切石で石垣を築き、今は町道として使われる。
高知県四万十町木屋ヶ内の旧大正林道木屋ヶ内トンネル。梼原川の蛇行部の小山を貫く森林鉄道のトンネルで、長さ138メートルは旧大正林道で最長。馬蹄形の坑口に要石形をあしらう簡素な坑門をもち、今は町道として使われる。
高知県四万十町下津井の旧大正林道佐川橋。国有林の木材を運んだ森林鉄道の橋で、ダム建設に伴い昭和19年に架け替えられた。橋長82メートルの鉄筋コンクリート造3連アーチ橋で、「メガネ橋」と呼ばれ、旧大正林道を代表する。
高知県四万十町江師の旧大正林道ユス谷川橋。国有林の木材を運んだ森林鉄道の橋で、昭和19年に建てられた半円アーチの鉄筋コンクリート造単アーチ橋。東隣の昭和10年頃の道路橋ユス谷川橋とともに、流域の輸送の変遷を伝える。
高知県須崎市青木町の商家の屋敷の北奥に建つ昭和前期の木造平屋建の離れ。寄棟造の桟瓦葺で、厨房はキングポストトラスを一間おきに並べて柱のない空間とし、座敷は柾目板の竿縁天井とする。平成28年に登録された。
高知県吾川郡仁淀川町相能の仁淀川に架かる昭和10年の鉄筋コンクリート橋。欄干がなく、増水時に水没することを前提とした沈下橋で、補強した岩盤に支間13メートルのアーチを架け渡す。平成16年に国の登録有形文化財となった。
渓鬼荘は高知県香美市香北町猪野々にある昭和9年(1934年)の茅葺の小庵で、登録有形文化財。歌人吉井勇が隠遁生活のために建てた居間と書斎、広縁だけの簡素な建物で、丸竹の棹縁など風趣ある数寄屋の意匠を備える。
高知県安芸市の五藤家住宅事務所は、屋敷の東側に建つ昭和24年(1949年)の木造平屋で登録有形文化財。建築面積17平方メートルの小さな建物に、わずかに起りのある入母屋造の屋根を載せ、南面と西面に大きなガラス窓を開ける。
高知県安芸市の五藤家住宅納屋は、主屋の北に中庭を挟んで建つ昭和24年(1949年)の木造2階建で登録有形文化財。竪羽目板張りの外壁の西妻面と南面の上部を土佐漆喰で仕上げ、内部は東西2室に分けてそれぞれ階段を設ける。
高知県安芸市の安芸城跡に建つ五藤家住宅付属屋は、昭和29年(1954年)の木造平屋で登録有形文化財。4畳半と3畳の2室を東西に並べ、西側に便所と台所が棟を違えて付く。北面は黒く塗った竪羽目板張りで出窓を設ける。
木屋ヶ内橋は高知県四万十町木屋ヶ内の梼原川に架かる昭和28年(1953年)の鉄筋コンクリート造の沈下橋で、登録有形文化財。橋長27メートルの4連桁橋で、増水時の水流を考えて上流側の水切りを鋭角にし、桁の側面を曲面状に仕上げる。
高知県四万十町浦越の里川橋。四万十川中流域に昭和29年に架けられた橋長84メートルの鉄筋コンクリート造の沈下橋で、高欄を持たない。洪水で流される橋脚を中央で1本空けたため、流心付近だけ12メートルの広い径間となっている。
澤村家住宅蔵は高知県土佐市高岡町甲にある昭和10年(1935年)の2階建の土蔵で、登録有形文化財。屋敷の東南隅に建つ置屋根式の切妻造で、腰を下見板張、上部を土佐漆喰塗とし、4段の水切瓦を廻した丁寧なつくりを見せる。