静岡県の史跡名勝天然記念物
静岡県 · 史跡名勝天然記念物
静岡県熱海市の来宮神社境内に立つ国指定天然記念物「阿豆佐和気神社の大クス」。樹齢二千百年以上、幹周約二三・九メートルを誇る日本第二位の巨樹で、日本三大クスのひとつ。一周すれば寿命が一年延び、願いが叶うとも伝えられる御神木の魅力、由緒、見どころ、アクセス情報をご紹介します。
大鹿窪遺跡は、静岡県富士宮市大鹿窪にある縄文時代草創期の集落跡で、平成20年に国の史跡に指定された。当該期として国内最多の14基の竪穴住居が広場を囲んで半円形に並び、約2万6千点の遺物が出土している。
静岡県沼津市の駿河湾に突き出た岬・大瀬崎の先端に広がる、ビャクシン自然群生地としては日本最北端の樹林。昭和7年に国の天然記念物に指定され、約130本の老樹のなかには樹齢1,500年を超える御神木「夫婦ビャクシン」も。伊豆七不思議の神池や海の守護神・大瀬神社と一体となった、神秘的な景観を訪ねます。
静岡県御前崎市の海岸は、アカウミガメが産卵に上陸する日本の北限地として昭和55年に国の天然記念物に指定されました。白い花崗岩質の砂浜と暖流・黒潮が育む奇跡の産卵地、夏の保護観察会、御前崎灯台や周辺の見どころまで、訪れる前に知っておきたい魅力を詳しく紹介します。
静岡県駿東郡清水町を流れる柿田川は、全長約1.2kmの日本一短い一級河川であり、約1万年前の富士山噴火による三島溶岩流のすき間から湧き出す豊富な地下水によって生まれる、世界でも稀有な湧水河川です。日量約100万トンの清らかな水は飲用も可能で、2011年に国の天然記念物に指定されました。長良川・四万十川とならぶ日本三大清流のひとつであり、コバルトブルーの「湧き間」、ミシマバイカモやカワセミなどの貴重な生態系、市民の手で守り続けられてきた清流の物語を、柿田川公園の散策路や展望台から心ゆくまで体感できます。
北浜の大カヤノキは、静岡県浜松市浜名区本沢合に立つカヤの巨樹で、昭和29年に国の天然記念物に指定された。指定時の記録で根元周囲16.5メートル、樹高27メートルあり、カヤの大木として日本有数とされる。
静岡県沼津市、島郷海岸のクロマツ林に広がる旧沼津御用邸苑地。明治から昭和まで皇室三代が保養に用いた御用邸の跡で、平成28年に国の名勝に指定された。戦災を免れた26室の西附属邸を歩き、松越しの富士と駿河湾の眺めを楽しめる。
静岡県下田市柿崎の曹洞宗寺院。安政三年(1856)、初代総領事タウンゼンド・ハリスが日本最初の米国総領事館を開設し、二年十ヶ月にわたり幕末外交の現場となった国指定史跡。境内には日本最古の外国人墓地が残る。
愛鷹山の南麓に残る興国寺城跡は、戦国大名・北条早雲が城主となり自立への一歩をしるした城。天守台や深い大空堀など土の遺構が良好に残り、平成7年に国の史跡に指定された。今川・北条・武田が奪い合った続日本100名城のひとつ。
御殿場市の住宅街の地下に口を開ける駒門風穴は、約一万年前の富士山の噴火が三島溶岩流の内部に残した溶岩洞窟。肋骨状溶岩や溶岩鍾乳石、ここだけにすむ固有種が見られ、大正11年に国の天然記念物に指定された。
静岡県浜松市の蜆塚遺跡は、縄文後期から晩期にかけて約1000年続いた集落跡。佐鳴湖を望む台地に四つの貝塚が残り、第一貝塚では厚さ約1.5メートルの貝層断面を観察できる。隣接する浜松市博物館とあわせて縄文の暮らしにふれられる国指定史跡。
静岡浅間神社の境内、賤機山の尾根に築かれた6世紀後半の円墳。直径約32メートルの墳丘に静岡県内最大の横穴式石室を備え、伊豆産凝灰岩の家形石棺を納める。盗掘を免れた金銅製馬具などが、被葬者とヤマト政権との結びつきを示す。
静岡県島田市にある国指定史跡。江戸時代、東海道最大の難所とされた大井川には橋も渡船もなく、旅人は川越人足の肩や輦台に乗って渡った。料金所の川会所や番宿、札場など川越しに関わる施設が街道沿いに復元され、往時の宿場の姿を今に残している。
御前崎市白羽の海岸段丘に広がる、国の天然記念物。冬の遠州の空っ風が飛砂で礫を削り、鋭い稜角をもつ三稜石を生んだ。湿潤な日本では極めて珍しい地形現象で、1940年に小学校教師が発見し1943年に指定された。
静岡県河津町に生育する新町の大ソテツは、中央主幹が高さ約10メートルに達する国内有数のソテツの巨樹。昭和11年に国の天然記念物に指定された。徳川家康の側室お万の方の生家、正木家の屋号「新町」を名に冠する。
竜潭寺庭園は、静岡県浜松市の龍潭寺にある池泉庭園で、昭和11年(1936年)に国の名勝となった。守護石や仁王石、礼拝石を配し、築山全体で鶴亀を表す。庭の奥の井伊家の御霊屋へ視線が導かれる構成をもっている。