栃木県・明治
Meiji栃木県 の明治時代(1868 – 1912)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
栃木県栃木市嘉右衛門町に佇む油伝味噌東蔵。明治時代に名工・三富清兵衛が手がけた土蔵造は国の登録有形文化財。240年以上の歴史を持つ老舗味噌蔵で味わう田楽とクラフトビール、小江戸の風情をご紹介。
栃木県那須塩原市にある旧青木家那須別邸は、明治時代に外務大臣を務めた青木周蔵が建てたドイツ風洋館で、国の重要文化財に指定されています。ドイツで12年間建築を学んだ松ヶ崎萬長が設計した日本国内唯一の現存作品で、鱗型スレートの外壁やドイツ式木造架構など、独特の建築技法が見どころです。那須野ヶ原の開拓と明治元勲の暮らしを今に伝える貴重な文化遺産です。
栃木県日光市足尾町の松木川に架かる古河橋は、明治23年(1890年)にドイツ・ハーコート社製の鋼材で建設された国指定重要文化財のトラス橋です。足尾銅山近代化の歴史と日本の橋梁技術の発展を伝える、原位置に残る国内最古のハーコート社製橋梁遺構です。
栃木県那須町伊王野の重要文化財。江戸時代に交代名主と問屋を務めた三森家の住まいで、享保18年(1733年)建立の茅葺き主屋と、明治期の長屋門が一構えで伝わる。県北部の上層民家を代表する大型の古民家で、土間のいろりやうまや、上段の間が残る。
栃木県足利市の春日岡台地に明治末期に作庭された新藤氏庭園は、約5メートルの高低差を活かした稀有な垂直構成の日本庭園。落差3メートルの滝石組とS字状の園池、二階建ての離れが一体となった景観は、国の登録記念物(名勝地)に指定されています。通常非公開ですが、足利の文化財一斉公開で特別公開されることもあります。
1908年(明治41年)、英国・鉱山伝道団からの献金で建立された足尾キリスト教会は、かつて「日本一の鉱都」と謳われた足尾の地に唯一現存する初期の教会堂で、2014年に国の登録有形文化財に登録されました。命がけで働いた銅山労働者たちの信仰生活を今に伝える、産業と信仰の交差点です。
飯塚家住宅新宅裏門は、明治四十年頃に敷地の背面に建てられた木造の門。裏門ながら良材を用い、大規模で格式ある形式を備えて屋敷背面の景観を整える。冠木と腕木を用いた切妻・桟瓦葺で、外からも見学できる。
飯塚家住宅新宅表門及び塀は、明治四十年頃の花崗岩製の門と、腰部を大谷石で積んだ桟瓦葺の板塀からなる。一石の高い門柱と広い門口が当家の格式を示す。通りに面しており、外からいつでも見学することができる。
栃木県那珂川町馬頭にある飯塚家住宅新宅主屋。明治四十年頃、本宅の西隣に分家の住まいとして建てられた木造一部二階建で、整理された平面構成と表座敷の意匠に近代的な感覚がうかがえる。現在は宿泊施設「飯塚邸」の客室として使われている。
飯塚家住宅新宅中庭木戸は、文庫蔵と主屋背面を矩折れに繋ぎ、奥座敷前の中庭を囲う小さな構え。連子と菱子を入れた透かしの板塀が光と視線を通し、邸内の私的空間を静かに整える。明治四十一年頃の建築である。
飯塚家住宅新宅文庫蔵は、新宅主屋のすぐ裏手に建つ明治四十一年の二階建土蔵。構造材まで漆喰で塗込めた丁寧で堅牢なつくりで、書類や家財を火から守った。現在は宿泊施設「飯塚邸」のロフト式客室として使われている。
栃木県鹿沼市今宮町にある大谷好美館は、同志社大学で学んだ大谷養三が神戸の異人館を参考に明治30年頃に建築した写真館建築。妻壁を飾る「美」の文字、スラント形式の写場、和洋折衷の意匠が魅力の国登録有形文化財です。今宮神社参道に佇む明治の薫り高い名建築をご紹介します。
唐澤山神社の参拝門は、明治16年(1883)の創建時に建てられた山上最古の一棟。当初は門と拝殿を兼ね、明治41年頃に山頂から現在地へ移築された。節の多い柱と切妻造平入の簡素な構えが、国の庇護を受ける以前、草創期の素朴さをとどめる。
唐澤山神社の本殿を囲む中門祝詞屋及び透塀。明治42年(1909)造営で、総延長約52mの透塀と正面の中門からなる。彫刻は中備の蟇股のみだが、門扉と塀を菱格子で透かし、腰板に襷桟を付す優雅な意匠。聖域を隔てつつ本殿を縁取る結界の造形である。
国指定史跡・唐沢山城の頂に建つ唐澤山神社拝殿。明治42年(1909)竣工。入母屋造銅板葺で、正背面を除く四方を蔀戸に開く。隅の軒反りと吹寄格天井が優美で、制限図式の端正な形式を受け継ぐ、山上の祈りの社殿である。
栃木県佐野市、国指定史跡・唐沢山城の本丸跡に鎮まる唐澤山神社本殿。明治41年(1908)竣工の一間社流造で、官幣社の制限図式を映す端正な形式をもつ。菊紋の金具を除けば装飾は簡素だが、規模に不釣り合いなほど太い木柄が見どころとなる。
栃木県佐野市に所在する第一酒造旧穀倉は、大正~昭和初期に建造された木造平屋建ての穀物蔵で、2016年に国の登録有形文化財に登録されました。延宝元年(1673年)創業の栃木県最古の酒蔵・第一酒造の長屋門を構成する建物のひとつで、下見板張りの外観が旧家の格式ある表構えを今に伝えています。
栃木県佐野市に佇む第一酒造酒蔵事務所は、延宝元年(1673年)創業の県内最古の酒蔵・第一酒造の敷地内に残る国登録有形文化財です。6棟の登録文化財からなる醸造施設群の中で、酒造業の経営管理を担ってきた事務所建築。佐野の名水と自社栽培米で醸す銘酒「開華」の歴史と伝統を今に伝えています。
栃木県栃木市万町に建つ大二商店店舗は、旧日光例幣使街道沿いに残る明治初期建造の見世蔵です。国登録有形文化財として、「蔵の街とちぎ」の歴史的町並みを今に伝える貴重な商家建築をご紹介します。
栃木市の巴波川東岸に約113メートル延びる塚田家住宅板塀。縦板張に桟瓦葺の屋根をのせ、五箇所の潜戸を穿つ。水面に映る黒い塀と白壁の土蔵は、蔵の街を代表する川辺の景観の一つとなっている。